２月１１日マチネ「オペラ座の怪人」①

行ってきました、汐留！
高井さん、一ヶ月ぶり！
北澤さん、一ヶ月半ぶり！とっくに明けましたおめでとう！
沼尾さん、半年以上ぶり！！と言うかむしろお久しぶり！

ちょっと寝坊気味＆アクシデントで、劇場についたのが、
開演１５分前。わーわー始まっちゃうよ～！
老ラウルが見られないなんてイヤー！
猿のオルゴール探して「オルゴール、これだぁ♪」とか
遊ぶ（冷やかす）暇もなく、キャスト表だけ取って着席。

今日は前日予約で取った席だったんですが、実はこの時、
珍しく速攻で繋がったんですよ。
そしたら滅茶苦茶いい席が来て、びっくりしました。
こんな席も前予で残ってるんだねえ…。
自分オペラ座史上最良席と、１列しか変わらないんですけど。
センターブロックのやや下手寄りだったんですが、下手って
ラウルがたくさん目の前に来てくれるんだよね～！

【オークション】
ほおら、早速北澤老ラウルが目の前に。
でも後ろの灯りの逆光で顔がよく見えません。後光？
「オルゴール、これだぁ～♪」でやっと光が当たっても
やっぱりお髭で顔がわかりません。
でも声はかなり、弱々しい老人らしさも出ててグー！
鈴木オークショナーも久しぶりでした。
深見レイエと話してると、ルフェーブル同士が話してる
ように見えてくる予感。判別は鈴木さんの声です声。
特徴あるんで警察長とかでもすぐわかります。

【ハンニバル】
種子島カーラのさすがの女王様っぷりに頷きつつ、ここは
獣の頭をかぶった「ひちゅじ」こと九條マーティンさんも
見なくてはいけないのです。ああ忙しい。
ほんとデカイですなマーティンさん。
あの衣装も素晴らしくお似合いです。
アティーリオの白塗りもオモシロ素敵だし。
パッサリーノの王子様みたいなちょうちんパンツとタイツも。
はぁ～素敵すぎて笑える。いや、声もいいんですよ！
「鉱石ラジオ」は九條マーティンさんを応援しています。
公式サポーターを目指しています。（本気ですか）

ダンサーの中からクリスを探そうとして、すっかり沼尾さんの
顔を忘れてることに気づきました。あは。
が、消去法で荒井メグの近くにいる女性と予想。
さすがに苫田さん高木さんよりはお姉さんですが、リアルに
北澤さんと同学年なので、幼馴染としてはしっくりきますね。

初見の戸田マダムは、細身でスラッとしたキャリア系美人。
かなり若いので、メグとは親子というより姉妹みたい。
ただ、マダム・ジリーらしい低音の迫力とか、ミステリアスな
雰囲気は、まだあまりないかなぁ。
「地獄の手がぁ～せぇ～まぁ～るぅぅぅ！！」を、綺麗めな
細い声で歌ってたり、ダンサー達を叱るシーンもあまり怖く
なかったり。棒で床を叩く時も、思い切りやっていいんですよ。
秋山マダムは「オペラ座のミンチン先生」って呼ばれてた
くらいなんですよ（嘘です）。

【スィンク・オブ・ミー】
沼尾さん、ラジオで歌声聞いたときも思ったんですが、本当に
声が高くて綺麗で、可愛らしい。中～高音がお得意かな？

そして北澤ラウル。
北やんは髪の量が多いんだろうね。（いきなりそこですか）
後ろ髪がちょっと、もっさりしがちというか。
走った後のシーンとか、しばらく後ろ髪が漫画キャラみたいに、
風になびいた形のままで固まってます。
某サッカーの申し子・O空翼くんのヘアスタイルをイメージ
していただければわかりやすいかと。（伏せてないですから）
「ロープはトモダチ！怖くないよ！」って言いそうです。
でもあたし、なんでこんなに髪型チェックしてるんでしょうね。
べ、別に、北澤さんの髪の不安なんて…ないぞ！
演技ですが、クリスに気づいた後は石丸ラウル風にボックスの
縁に腕を乗せていたので、まぁ石丸さんを参考にしたのね、と
思ってたら、すぐ手を中に引っ込めてしまいました。
なんか北澤ラウルは、大抵手はきちんと引いてるんだよね。
良い子は手はお膝！小学生ですか！

【リトル・ロッテ】
「幼馴染らしいな」と去りながら小林フィルマン、床に
落ちていたゴミ？を拾っていきました。
劇場内の美化衛生にも気を配る支配人です。

【オペラ座の怪人～ミュージック・オブ・ザ・ナイト】
高井ファントム！今日も素晴らしいね！
沼尾クリスとの声の相性もなかなかよい感じです。
地下室で、クリスが怪人の仮面を取るシーン。
一度怪人にさっとかわされて、一瞬迷ったように手を胸元に
持っていくんですが、それでも再び手を怪人の方へ。
表情も決して好奇心やいたずら心ではなく真摯さがあって、
純粋に天使のことを知りたい、近づきたいっていう思慕の
気持ちからの行為に見えました。
怪人に怒られた後は本気で怯えてる表情で、怪人の顔を見て
ハッ！と息を飲むような、それを顔に出してしまったことに
罪悪感を感じてるような。
「ああ、あ、あ、…」と声を出して泣いていました。

【支配人のオフィス】
ここ、ラウルがよく下手に来てくれるんで大好きです。
前の席だったんで生声もガンガン聞こえてきました。
「クリスティーヌを守らなくては」では、荒井メグと
二人、「ですよねー」って感じで見解が一致してちょっと
安心したように口元が一瞬緊張から緩んだり。
あと、カーラの「書いたのは知ってる、この人！」の後、
ピアンジも一緒に「あなたなの？」って言っててなんか
面白いです。
だってピアンジが「あなたなの？」って。

【イル・ムート】
待ってました、マーティン・アティーリオ！
マーティンさん、結構特徴的な顔だから白くてもすぐわかる。
そしてあのカクカクした動きとか、面白すぎです。
本日「大体いい。でも違うんです！」と思ったのは、
「妻よ～イギリしゅへゆーくぞー」ってトコですかね（笑）。
マーティンさん、サ行とタ行が言いにくそうで、結構そこは
口早に勢いで言ってましたね。
ちゃんと聞き逃しませんよ。公式サポーターですから。

カーラが歌えなくなった時に駆けつけたピアンジのセリフ、
「カーラ～！大丈夫かい！僕がいるよ、ここにいるよ！」
今日は支配人のセリフにかぶらずハッキリ聞こえました。
可愛いよね～！愛を感じるよ。カーラが羨ましいです。
まさにこの後の「ラウル！」「心配するな、僕がいる！」の
やりとりとも通じるものを感じます。

【屋上にて】
沼尾クリスはほんと演技が細かくていいですね～。
「闇の世界へ、闇の…♪」と歌った後、一瞬思い出した
ように恐怖で顔を歪めるとこなんか、さすがです。
「誰なの！？」も本当に怯えてる声でしたし。

【オール・アイ・アスク・オブ・ユー】
沼尾クリスはきっと、本当に怪人を愛してるんだよね…。
だってこれ、二人の愛の歌なのに。
北澤ラウルが目の前で跪いて、愛をこめて一生懸命に
「クリスティーヌ、君がすべて」って歌ってるのに。
クリスさん、ぼーっとあらぬ方向を
向くこともないと思うの。
で、手をぎゅっと握られて、びっくりしたようにやっと
「あ、ごめんごめん。…何だっけ？」って感じでクリスは
ラウルの方に向き直ってました。
あ、愛されてるからって…ムキー（笑）！あの～、
いらないなら引き取りますよラウル？
オルゴール付き９０００円で落札！
そんなわけで、いつもはラウルとクリスのラブラブを
楽しむこの歌、今日は「相思相愛」というよりも
クリスへのラウルの愛と、ラウルにたいするクリスの
「あたしをこちらの現実の世界に繋ぎとめていてね」
って気持ちとに、若干の温度差を感じました。

高井さんが上から「そのお返しがこれだと言うのか」って
歌いながら降りてきたとき、
大丈夫、クリスは貴方を好きだよ…と思いましたとも。
だからラウルをくだ…（１幕終了）