ベトナム・カンボジア旅行記④
カンボジア2日目
起床 3:30
みんな、おはよ…ぐおーすかーすぴーパァーン!
(鼻ちょうちんが割れる音)
と言うわけで、眠い目を擦りつつも、遺跡でのサンライズを拝むべく、
バスでアンコールワットに移動。
日の出はこの時期、6時前後らしいよ。それにしても早…!
30分ほど前に現地について、まだ暗い中を探索しつつ日の出を待つ。
しかし自慢じゃないが、私はザ・花曇り女。(ほんと自慢じゃない)
この日の朝も絶好の花曇り。この後の日中は陽が出てきたくせにー!
下の写真はそんな雲の中からわずかに見えた、朝日です。
アンコールワットが凄い逆光になってます。
その後ホテルで朝食を取った後、今度はアンコールトムへ。
アンコールトム・南大門。
アンコールトム(大きな町)はアンコールワットよりも数倍広く、五つの城門があります。
この門に辿り着くまでの橋には、向かって右手に阿修羅、左手に神々が54体ずついてそれぞれ蛇神ナーガを綱引きしています。ヒンドゥー教の聖典「プラーナ」に出てくる不老長寿の薬を作る物語を現しているらしいです。(とっても日本語が堪能な名ガイドさん説明より抜粋)
タ・プローム
「樹だぁ!樹が全部持ってっちまうよ!」とラピュタのドーラばりに叫びたくなるような遺跡。
12世紀ごろ建立されたものらしいけど、発見当時の状態を維持するために、あえて補修なんかはあまり行ってないらしい。おかげで樹枝が石の間に張り巡らされてもの凄いことに。
でもなんか、神秘的で絵になる遺跡…。あと木が凄く茂ってるから和む…。
そして再びアンコールワットへ。今度は中に入って、「ラーマーヤナ」や南大門手前の橋にもあった神々の綱引き(乳海攪拌という天地創造の物語)のレリーフが一面ぎっしりの壁を見る。
基本的にですね、こういった遺跡の内部って足場悪いんですよ。渡り廊下が壊れてるんで、崩れた石をピョンピョン飛んでで渡る必要があったり、敢えて厳しく造られている急な階段を登らされたり。
で、こっちは朝3時半起きなんです。今、午後3時くらいなんです。そんな私達に。
なにこの階段。
アンコールワットの中央塔は凄まじく急で幅の狭い階段です。わかるかな?みんな軽いロッククライミングみたいな登り方してるの。
この階段怖いから!マジ怖いから!
降りるのも怖いから!
連れは、もし自分が降りられなくなったらこの階段上に住むことにする住民票を「アンコールワット1-1-1」に移しておいてくれ、と私に託す。
いやー降りる時がほんと怖かった…。片足に負担かける降り方してたらしく(途中でそれに気づいても、体勢なんてとても変えられない)、もう足が痛いのなんの(涙)。
痛む足をプルプル震わせつつ、さらにバスで移動してプノンバケンへ。ここも10世紀に造られた寺院なんですが、今ではすっかり絶好の夕陽スポットになっております。
いや…雨、降ってきましたけども。
ガイドさんにバスから下ろされ、その寺院に向かう我ら。
…山道登って。
夕刻、早朝から動いた今日一日も終わろうという今、最後に山道。
足場?もちろん悪いよ?岩盤剥き出しだったりね!しかも雨。
象にのって頂上まで行けるらしいけど15ドルも必要らしいので、
ここはやはり徒歩で行く。
連れが唐突に「電車をどうしてほっといてやらないんだ!」と
先日TVでやってた電車男ネタをふってくるんで、疲れてるんだろうなぁと
思いつつ「そうだよ、電車は俺たちの希望なんだよ!」と同作品の
ネタで返す。たぶん、お互い疲れてるね…。
10分ほど登って、やっと寺院の遺跡へ。
また階段か。
大袈裟でなく本当に這うようにして本日最後の大階段を上って、
夕陽スポットへ。
全然夕陽じゃないね!
アンコールワットが遠く見えたのでここで一枚パシャ!
でもしばらくしたらまた雨が降ってきたので、すごすごと
階段降りて退散。
朝日といい夕陽といい、この日は天候にはあまり恵まれ
なかったな~。トホホ。
日中は陽がガンガン出てきて暑かったんだけどな。
夕食の時、伝統的なアプサラダンスショーを見ました。
踊りが上手いかどうかは正直基本的な知識もないのでわかりませんが、とにかくみんな若い!
女の子はバッチリメイクしてるんでちょっと年齢がわかりにくいんですが、男の子は絶対中高生くらいだよ~。
ニッコニコして踊ってて可愛いなぁもう!野球部男子的な素朴な可愛さ。
写真の踊りは、農村での若者と娘の恋模様。大好きな女の子への悪戯のつもりで、女の子が持ってた籠を取っちゃった男の子。プン!ってなったちゃった女の子に「ごめんごめん、いたずらだったんだよ~」って感じで必死で謝るも、女の子は男の子が気になるようなんだけど許してくれない。最後には男の子から綺麗な花を差し出されて、やっと笑顔を見せる女の子。二人で踊り出す。そこへ、その様子を見守っていた他の男女が集まってきて、二人を冷やかす。恥ずかしそうにしつつも笑顔の二人。
セリフは一切ないのですが、ストーリー的にはこんな感じ。
ねえ、「コンタクト」ってこんな感じなんですか?
もっとモロに民族衣装着たゆるーい動きのダンスもあったけど
私はこの若者達の初々しい初恋ダンスが可愛くて賑やかで
好きでした。
で、ホテルに帰ったのが9時過ぎ。朝が早かっただけに、つらい~!
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3時半というとそれは早朝ではなく
深夜なのではないかと…。
あいかわらずきっちり押さえるトコは
押さえてますね~。あぁ私もどこか行きたい
投稿: 静馬 | 2006年10月14日 (土) 17時07分
>静馬さん
あ…そういえばそうですね>早朝と深夜。
昨日と今日が繋がってるという実感が湧きました(笑)。
観光大好きなのはいいですが、やっぱり予備知識がないと楽しさも軽減しちゃうな、と。シヴァ神絡みの話とか知ってるともっと楽しめたと思います。
投稿: mari | 2006年10月15日 (日) 16時07分
mariさん、あの階段登ったんだね・・・
途中で遭難しなくて何より・・・
同行者のかたのコメントが大変さを物語ってますね~
私もハワイで足の小指にヒビ入れた状態で(帰国して判明)ダイヤモンドヘッド登山したけど、比較にならないくらい怖い階段ですねー。いい思い出ですな。
転がったら早く着きそう(イヤそういう問題ではないし)
投稿: カヲル | 2006年10月15日 (日) 22時33分
>カヲルさん
うん、登った…(遠い目)。
カンボジアの寺院にはこういう急な階段が多いようです。要は上にいるのは神様なので、そう易々とは人間が辿り着けないようになってるとか。
小指にヒビもまた痛そうですね…。私もこの日から筋肉痛になりました…。
投稿: mari | 2006年10月16日 (月) 22時24分