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「RENT」11/23 S

「RENT」の来日公演を観てきました。
映画版でその素晴らしさにはまって取ったチケットなので、
どうしても映画との比較になってしまいますが、ご容赦下さい。

以下感想

舞台のセットはマークとロジャーの部屋になってる元工場がメイン。
下手にはキーボードやギターなどオケの小さなブースがあります。
大きなセット替えはなく、野外のシーンも月に見立てた灯りで照らす
という演出なので、初見の人には今そこがどこなのか、ちょっとわかり
にくいかも。
そしてわかりにくと言えば、字幕。相当はしょってます。
歌が2フレーズくらい進んでも字幕が変わらないし、わずかに聞き
取れる英単語が字幕に全く出てこないので、和訳をあまり覚えてない
私でも、そのハショリっぷりを察することができると言うのものですよ。
ミュージカルって掛け合いや、重唱が多いから字幕でわかりやすく
観客に伝えるのは大変なんだろうな~とは思います。
あー、私に英語力があったらいいのにぃ!
そんな意味で、映画版を見るなりパンフなどであらすじを予習するなり
してないと、全くの初見者にはちょっと流れが掴みにくかったんじゃ
ないかと思います。

あと、色々な方がすでに書かれてますが音響の悪さ…が…。
エンジェルのマイクを入れ忘れて歌の最初の1フレーズが聞こえ
なかったり、留守番電話に一方的に喋る女性の声がその出番中
まるまる入ってなかったり。
全然音が入らないんで何度もマイクのあたりをいじってて、その女の
人、生声で頑張ってて気の毒でした。そんな張り上げるようなシーン
じゃないのに。

でもやっぱりジョナサン・ラーソンの曲は素晴らしい~!
役者さんたちの歌も凄く良かった!コーラスも重厚だった!
映画との演出の違い(「Seasons of Love」を歌うのが2幕だったり
ジョアンヌとモーリーンの結婚式が無かったり)も面白かったです。
最後はやっぱりちょっとウルウルきちゃって。
スタオベもあったし、カテコで役者さん達がSOLを歌ってくれたのが
嬉しかったな。観客もそれに合わせて手拍子したりして、一体感を
感じられた舞台でした。

・ロジャー
繊細でナイーブなロジャーでした。それになかなかのイケメン(笑)。
ロックな歌い方も私好みで、最後にミミに捧げる歌、グッときました…!

・マーク
柔らかい歌声で、優しそうなマークでした。声質も含め、映画版マークの
印象に近い感じだったかと。

・ミミ
連れは声がキンキン聞こえると言っておりましたが。言い方を変えれば
声がクリア、とも言うのかなあ?
個人的には高音が裏声になると若干弱い感じがしました。
それ以外の部分は地声でガンガン出ていて、とてもパワフルでしたよ!
それにしても若いよ~ミミ。

・エンジェル
映画版エンジェルがデカくて可愛いエンジェルなら、舞台版は小柄で
可愛くて、本当にコリンズの彼女って感じでした。
歌も上手いんだけど、映画版のウィルソン・ジェレマイン・ヘレディアとの
違いは、その存在感かな~なんて。
仲間割れするマーク達に対する「エンジェルの気持ちが誰にも伝わら
なかったのか」ってコリンズの嘆きや、マークとロジャーのやり取りの
「エンジェルの声が聞こえる」ってセリフに、説得力がやや欠けるかなあ。
映画のエンジェルは、本当にみんなの心を繋ぐ絆の象徴みたいな存在
だったから。やや、ウィルソンのエンジェルが凄かったんだと思うけど。

・コリンズ
改めてコリンズのパートって低音なんだなって思いました。
スコティ・マクローリンは声量も豊かで低音も綺麗に響いていて、特に
「I'LL COVER YOU(REPRISE)」のラストは、他のキャストが歌うSOLの
メロディが消えた後も続くロングトーンは、コリンズの悲しみが伝わって
きて本当に素晴らしかったです。客席からも自然と拍手が湧きました!
このコリンズともう一人、ジョアンヌ役の方は、ああもう文句のつけようが
ないよ!と感じた映画版キャストと比べても勝るとも劣らない素晴らしい
歌唱力を持ったキャストさんの一人でした。

・モーリーン
まず金髪だったんでちょっとビックリ。
でもなんか可愛げのあるモーリーンだった気がします。歌も問題無し!
ミミもなんだけど、モーリーンもまた細いな~。

・ジョアンヌ
映画版のジョアンヌはSOLでソロを取ってるだけあって、本当に歌が
上手かったんですけど、そのソロの無いこの舞台版ジョアンヌもまた
上手い~!ジョアンヌって歌の上手いポジションなのか!
声に深みがあって安定してて「TAKE ME OR LEAVE ME」に聞き入って
しまいました。なんでも、ACLでディアナをやったこともあるとか。
彼女の「愛した日々に悔いはない」、聞いてみたいな。

「RENT」はやっぱり曲が凄くいいから、それを歌いこなす役者さんに
出演していただきたいんだけど、今回かなり満足できました。
日本版がどんなキャストでくるか、ますます楽しみですよ~!

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コメント

私も来日キャストのなかではジョアンヌの歌が一番スキです。あの声よかったですよね。あとミミはちっちゃくてかわいかった!
そして私はエンジェルがなんかちょこまか親切にしてるシーンはもれなく泣いてました。1幕冒頭にいたっては号泣。字幕や音響は気になったけどナマ舞台だとテンションあがりますね。やっぱり。そしてあらためてオリジナルのキャストで映画をとってくれたことに感謝です。

訂正。1幕じゃなくて2幕のSeasons of Loveデス

私もジョアンヌが一番のツボでした!
観た後に、映画ほどの興奮はなかったんですが、
今、ふつふつときてる感じはあります。
もう1回くらい、生舞台で観てみたいかも・・・。
しばらくDVD生活になりそうです。

レポ楽しみにしていましたー!
mariさんの感想と同じで嬉しかったです♪
やっぱりエンジェルの存在感はオリジナルのウィルソンが凄すぎるんですよね。
私は、コリンズとジョアンヌがかなりのグッドキャストでした。
音響は最初だけちょっと気になったくらいで私が観た日はそんなにトラブルはなかったのですが、マイクが入っていないのはヒドイ!
またCD聴きながら「和訳をきちんと頭に入れてまた観たい」と思っちゃいました!

>静馬さん
ジョアンヌの歌声、迫力あっていいですよね!大好きです。ナラとか歌ってほしい。(え)。やっぱり生で英語でジョナサンの歌が聞けたのは嬉しいです。
生には生の、今回のキャストには今回の良さがあるけど、オリジナルキャストで映画として残してくれて、いつでも観られるのは本当に幸せです!

>えみーごさん
公演期間短いですよね。私はDVD持ってないので、しばらくは映画版CD生活です。
カテコでのSOLで観客の手拍子があったり、本当に愛されてる作品なんだなってしみじみと思いました。
あ、そう言えば帰り逢わなかったね(笑)。

>ちゃ~こさん
エンジェルって本当に名前の通りある意味天使のような存在でしたもんね。女装あり歌ありスティックさばきありで、難しい役なんでしょうね…。
情報量多いので字幕も大変そうでしたがちょっと日本公演版の訳詞もどうなるのか、ドキドキです(笑)。

映画での予習が必須の舞台だったかと思いました。
ただ、あまり映画に惚れてから行くと、少し肩透かしを食らうという微妙な感じですね。
 (私にとっては『オペラ座の怪人』も似ているかもしれません(爆))

TB失礼します、、、あ、2個ついちゃった(爆)

>みかん星人さん
 >あまり映画に惚れてから行くと、少し肩透か しを食らうという微妙な感じですね
わかります~!映画には映画の、生の舞台には生の良さがありますもんね。と言いつつ(笑)、あのほぼオリジナルキャストで映像を残してくれたのは本当に嬉しいです。
TBありがとうございます♪

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座席:1-9-センターブロック 超衝動的に、映画を観てから早半年。 私もすっかりRENT HEADSになりました。 ・・・いや、嘘です。そこまでじゃないです。 でも、すごいハマったんです。いや、ハマッチングです。進行形です。 映画も5回観に行ったし、CDも、オリキャス版も映画版も買ったし、 DVDも買っちゃったし。そして、今回、初の生舞台。 期待と不安を胸に行ってきましたヨ。 丸の内線で、新宿御苑前を目指していたら、RENTの札を 首から下げてる外人さんが。よく観ると「music... [続きを読む]

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