« 「WICKED」!! | トップページ | 四季バトンに挑戦 »

乙一「失われる物語」

本日読了の本、乙一「失はれる物語」

乙一は「凄い新人が出た!」と評判だったデビュー作の
「夏と花火と私の死体」が個人的にはそれほど…だったので、
その後しばらく縁がなかったのですが、最近映画化されたり、
面白そうな新作をたくさん書いているみたいで、結局まーた
気になってきまして。

この「失はれる物語」は短編集。表題作の「失われる物語」
だけでなく、人の心に一時だけ存在して何かを残して消えて
いったモノ達の物語を集めた感じかな。
それゆえにちょっと切なかったり、心温まる話だったり。
ホラーとは違う怖さが滲み出てくる暗い話もあって、様々です。
全体的に読みやすくはあるものの、ライトノベルっぽい雰囲気も
するなぁと思ったら、本当に元は角川スニーカー文庫からの
ようです。角川スニーカーは「ロードス島戦記」とかよく読んだよ~。
「Calling You」と「手を握る泥棒の物語」はやや綺麗にまとまり
すぎてて結末が読める感はあるけど、ちゃんとオチる所にオチてる
安心もあって個人的には好き。型大好き様式美大好き(笑)。
「しあわせは子猫のかたち」はこの短編集の中で一番好きかも
(次点「手を握る泥棒の物語」)。手紙の最後の一文が泣け
ますね…。
「マリアの指」は後半予想外に推理物で、しかも私の好きな
ロジック推理系だったので面白く読めました。事件と関係ない
ところでもちょっと読者をひっかける部分もあったり。

もうちょっと乙一の本、読んでみようと思いました。短編集って
通勤で読むのにちょうどいいんですよね~。

« 「WICKED」!! | トップページ | 四季バトンに挑戦 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

乙一は短編は読みやすいしジャンルも多くて好きです~v
「失はれた物語」(角川スニーカー文庫版タイトル)は大学受験前日に読んでぼろぼろに泣いた覚えがあります。
「平面いぬ」(集英文庫です)も変わった話で面白かったですよ。
でも一番びっくりな設定だったものは「夏と花火と私の死体」です。

乙一の世界、私も好きです!
時々すんごく怖いけど・・・
私は乙一さんのファンタジックな物語が好きです。
さよさんの言われている「平面いぬ」系のやつが。
でも・・・
私はできれば乙一モノは映画化してほしくないなぁ・・派です・・・活字でこそ活きる世界かと・・。

>さよさん
確かに読みやすさのわりにどれも設定が変わっていて、ついつい読み進めちゃいますね。「平面いぬ」ですね、今度ぜひ読んでみます。お勧めありがとうございます。しばらくは読む本には困らないかな♪


>まみママさん
活字で生きる世界、なんとなく仰りたいことわかるような気がします。わりと淡々とした文章を書かれる方のようなので、文字で読んでこそ想像力を刺激されるのかもしれませんね。
時々すんごく怖い話というのも読んでみたいです~♪

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101100/13624866

この記事へのトラックバック一覧です: 乙一「失われる物語」:

« 「WICKED」!! | トップページ | 四季バトンに挑戦 »

最近のトラックバック