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「女王国の城」有栖川有栖

15年も待ったのだから、一週間くらいかけて読めばいいのに、
私の馬鹿バカ~!
ついつい二日で読んじゃったじゃないのさ!しあーせだった…。

ミステリー作家って文章が下手みたいに言われがちですが、
この人の文章はなんというか、読みやすくて上品だと思います。
北村薫は文章というか作風が上品なんですが、有栖川有栖は
透明感のある文章で書かれた描写や、作中キャラの話す柔らか
な関西弁のおかげで、ミステリー抜きにしても読んでて「面白い」
のですよね。

はぁ。それにしても、江神さんは相変わらず素敵すぎる。
たぶんもうタメくらいの年だとはなぁ。
もう存在自体が安心感の塊です。
江神さんが「オレンジ橙」のメッセージに込めた意味が自分にも
わかって、そこは私も「江神さん、褒めてください」でした。
あーでも自分で推理したのなんてそこぐらいだ(笑)。

そしてやっぱりフーダニットは最高!古臭かろうが何だろうが
「名探偵、みなを集めてさてといい」の世界ですよ。
そして被害者が殺害されたのが、Aが2階へ行った時ではなく
Bがトイレに消えた時でもなく、Cが買い物に行った時でしか
あり得ない(例え、ですよ)とばかりに論理で犯人を絞って
追いこんでいく、クイーンばりのフーダニット。
これは毎度のことながら爽快です!

以下ネタバレありです。

とは言え、他のブログさんなどでも言われていますが、
前3作と比べて少し論理の展開の根拠が弱いかな、とは
思いました。11年前の事件のこととか。
まぁ、前3作は論理の展開が鉄壁すぎるというか、もう
どこから突いても壊れようのない完璧な論理の城って
感じだったもんなぁ。
月光ゲームのマッチ、双頭の悪魔の香り、孤島パズルは
忘れた…けど、それらに当たる今回のキーアイテムが
拳銃なのかな。
あと、宇宙人談義は少し飛ばしてしまいました…ははは。
でも毎回好きなEMCメンバーがあーでもない、こーでも
ないって事件の推理をしあうシーンが今回もあって
良かったです。そして、意外な大冒険も(笑)。
青春小説の趣きもこの学生編の人気の一つですが、
実は個人的にはそこはあんまりいらない派です(笑)。
就職活動する先輩二人とのやりとりとか、奇妙な運命に
立ち向かう江神さんへの、後輩達の複雑な心情とかは
非常に興味深いんだけどね。

それにしても江神さんって巻き込まれ型探偵ではあった
けど、今回もあの閉塞的な環境に拘束されて、ただ本当に
自分と自分を案じて遠路やってきた後輩の安全と自由の
ためにまず探偵役をしてるんだなとしみじみ思いました。

月光ゲーム、読みなおそうかなー。

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