アンデルセン 5/5M
ハンス・クリスチャン・アンデルセン:味方隆司 マダム・ドーロ:斉藤美絵子
ニールス:松島勇気 ペーター:髙橋 徹
校長/ホルム編集長:維田修二 町長/船長:岡崎克哉
警官/リク:香川大輔 オットー:石波義人 外国の王女:大橋里砂
セリーヌ:菅本烈子 アンナ:鈴木友望 ラース:大徳朋子
男性アンサンブル
井上隆司 丹下博喜 齊藤翔 高城将一 廣野圭亮 松永隆志
渡井真一 前田員範
女性アンサンブル
石野寛子 荒木舞 石川縁 是澤麻伊子 吉田郁恵 梅崎友里絵
服部ゆう 山下由衣子 大槻純子 江部麻由子
ハンス・クリスチャン・アンデルセンっ、僕だー♪
ワンダフル・ワンダフル・コペンハーゲンッ♪
初めて見ました「アンデルセン」。
可愛らしいセットと子どもたちが幕を押し上げる形で始まる第1幕に
どこかファミミュに似た雰囲気が。あと街の人たちが老若男女、街角
や港で歌い踊ってる=ファミミュって固定観念が(笑)。
確かに子どもも十分楽しめると思うんだけど(バレエシーンは興味
ない子だとちょっと退屈しちゃうかな?)、本質は派手さより暖かさ、
優しさ切なさ。手にできなかった恋の代わりに大切な人たちとの絆を
手に入れ物語を紡ぐ才能を開花させてゆく一人の男性のお話ですね。
悪人も誰一人出てこないし、バレエは美しいし、登場人物たちは皆
暖かい。ほんとうに「美しい童話そのもの」。
味方ハンスは穏やかで子ども好きのする優しい雰囲気がぴったり!
燃えるような情熱の愛というより、心に秘めた穏やかで強い想いを
大切に育んでいく男性ですね(青年と書くべきか迷った・笑)。
ちょっと天然っぽいところがあるので、しっかり者のペーターがついて
いてくれて良かったなぁ。
そして何といっても、松島ニールスと斉藤ドーロ!
松島さんのバレエ、本当に軽やかで優雅で、でも力強い!私は全く
バレエ詳しくないので技の名前で説明ができないのですが、とりあえず
ミストフェリーズ的な動き、いくつかあったよね!ね!
キャッツ五反田楽までに松島ミストをもう1回見たかったなーと思いつつ
叶わなかったので、疑似ミスト鑑賞…ありがとうございます…悔いはない。
でもなぜか劇中のバレエよりドーロと一緒に出てきたカテコのバレエの
方が私には好みでした。
斉藤さん、綺麗でしたね!特に2幕の「人魚姫」は深海を表した蒼の
セットと相まって幻想的で優美。(海の生き物も可愛かった…特に、
アンコウ!)
気位が高くて誇り高い女性だけど、決して嫌味ではないドーロは、演じる
のは難しい役だけど、斉藤さんは歌やセリフより美しいバレエでドーロを
表現していたんじゃないかなあ。
最後に、ハンスに勲章を授けて頬にキスをするシーン素敵でした。
ニールスを愛するドーロはハンスの気持ちに応えることはできないけど、
持てる最大級の友情と敬愛を貴方に。恋愛とは違うところで確かに2人の
心が通い合っているのがわかる、そんな感じですね。それを受け取る
味方ハンスの表情もいいんだなぁ!
松島さんと二人で愛の歌を歌うシーンは「き、生粋のダンサー枠コンビの
デュエットきた…!」と手に汗握りました(笑)。まぁこの2人の役は歌は
そんなに多くないし、やっぱりバレエダンサーさんだし!
髙橋ペーターは物凄く有賀さんな香り!新聞配ってそうな匂い!と
思ったらやっぱり有賀先輩のアドバイスを受けていたんですね(公式
HPの対談より)。先輩の指導を受けながら役に自分の色をつけていく
のって難しいと思いますが、貴重な少年役。頑張ってほしいですね!
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mariさんこんにちは。
自分も今週アンデルセン観たのですが、高橋さんめっちゃ有賀さんテイストでしたよね!有賀ペーターで観たいな〜と初め思っていたので若干がっかりしつつ足を運んだのですが、観終わると不思議な満足感で劇場を後にしました(笑)
先輩にならってあれだけ出来るのなら、これから頑張ってほしいですね〜☆
投稿: 柊 | 2009年5月 8日 (金) 20時19分
>柊さん
こんにちは!新キャストさんが登場すると、たまにその陰に指導した先輩の姿を垣間見ることがありますよね(笑)。高橋さんはこれから有賀さん路線でメソとか新聞配りとかやられるんでしょうか。楽しみですね!
投稿: mari | 2009年5月 9日 (土) 01時46分