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演技者。「アメリカ」

原作・脚本/赤堀雅秋 
出演/国分太一 生田斗真 風間俊介 前田愛 福田鴨秀 赤堀雅秋
池谷のぶえ 大倉孝二 名取幸政 三浦理恵子

「演技者。」とはなんぞや?ジャニーズのアイドル達が舞台で活躍する劇団や
脚本家とタッグを組み、本来舞台用に作られた作品をドラマ化して放送していた
深夜番組です。
取り扱う演目が結構マニアックだったり脇を舞台役者が固めてたり、舞台好きと
してはかなり見応えのある番組だったんですよね。これ好きでほぼ毎回見てました。
先日風間俊介くんの舞台を観るに当たり、風間くんと言えば金八先生の兼末
健次郎役が一番好きだけど、「演技者。」の弟役も良かったよなぁ、あれ、DVD
確か買ったよなぁ、ということをふと思い出し、DVDの山を漁ること数分、あっさり
発見しました(笑)。思わず見返しちゃいました。やっぱり好き!

渡米して死んだ弟のアパートの部屋を片づけるため、訪れた兄。弟の友人達の
話を聞きながら遺品を整理しているうち、長い間相いれなかった弟の生活や
考え方に少しずつ触れていく。
友人達の語る弟が存在した『過去』と、弟がいない『現在』が、小さなアパートの
部屋で交差するー…。

上手いなと思うのが、過去の弟達の何気ない会話のシーン。気だるくてふわふわ
しててくだらなくてどうしようもない。劇団としても個人としても行き詰っているのに、
どこか他人事のように目をそらして暮らす日々。でも彼ら自身にとってはきっととても
愛しい時間だったんですよね。役者陣の芝居も自然でした。
でも、そんな時間を弟と過ごしてきた友人達に比べて、実の弟についてあまりに
何も知らない兄の対比。
布団の下に隠していたエロ本、床に散らばった輪ゴム、たくさんの留守電、CDなど
弟の生きていた証を感じるにつれて、弟の劇団を酷評する電話や弟の死に興味
本位で乗り込んでくる隣人に対して、兄が次第に不快感を示していくんですよね。
今まで弟のことになんか全く関心がなかったのに。
そして生田斗真くん演じる友人八田が見る、兄と弟の同じ癖、仕草。
いつの間にか見てる人間は、遠かった兄弟の繋がりを感じていくようになる演出が
上手いなぁ。
物語のキーアイテム「輪ゴム」は実は弁当の輪ゴムであり、弟がそこで飯を食べ、
生きていた証。兄がそれに気付いたとき、その部屋には兄と弟二人だけになる。
ラストシーン、部屋で1人弁当を食べる弟の傍で輪ゴムを銃に見立ててぶつけて
遊ぶ兄。しかしそこにいる弟は「過去」の弟。兄には気づかない。弟は弁当を食べ
終わると荷物をまとめ、旅支度を始める。彼が命を落とすアメリカへの旅支度。
パッヘルベルのカノンだけが流れるなか、必死に旅立つ弟を止めようと叫んでいるで
あろう兄。「過去」の弟には決して届かない「現在」の兄の声。部屋を出る弟。泣き
崩れる兄。END…。
切ないー!やっと弟の心に寄り添った兄は遅すぎたっていう。

過去と現在が切り替わるシーン、舞台ではどうやったのかな。暗転で切り替えたのかな。
舞台版も見てみたいなほんと。

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