10/17S「星めぐりのうた」
【原作】宮沢賢治
【演出・振付】上島雪夫
【脚本・歌詞】桑原裕子
【音楽】坂部 剛
【楽曲提供】佐橋俊彦 中川晃教 アルケミスト
【出演】
中川晃教 山崎育三郎 植木 豪 フランク莉奈 岡田亮輔
杉崎真宏 大野幸人 田極 翼 三枝宏次 浜手綾子
皆川まゆむ 橋本由希子 土居裕子
出演者と同じくらい制作側の名前にも惹かれて取ったチケットです。演出振付の
上島先生に楽曲提供の佐橋先生。わーい!どっかで聞いた組み合わせ(笑)!
もちろん中川くんと山崎くんのWモーツァルトのお歌も楽しみでしたよ!
客席入口に「映像を多用するので、気分が悪くなった人は~」って注意書きが
あったんだけど、ほんと舞台のセットらしいセットは、両端に階段のある二重舞台
のみ。背景には白い幕なのかな?とにかくそれらにいろんな背景映像が流れて、
コウイチとケイが銀河鉄道で旅する様々な場所のイメージがすごくわかりやすく
伝わりました。列車に乗っては駅に降り、そこで誰かの過去に出会っていくうち、
コウイチが自分を見つめ直すお話だから、場面の数が多いんだよね。
銀河の幻想的な雰囲気はなかなか通常のセットでは見せにくいしね。
あ、計算大好きさんの歌とダンスのシーンでマトリックスのように数字がたくさん
映像で流れてきたのも面白かったな。
思ったよりも歌の多い舞台でしたね。主要キャストには満遍なく数曲見せ場が
ある感じ(兼ね役多いのですが)。ちょっと編曲がくどいかなと思ったけど、
中川くんののびやかな高音も山崎くんの深い低音も素敵だった!女性陣も
上手かったなー。
そういや、肝心の佐橋先生の提供された楽曲がどれかわからなかったよー。
女性シンガーが船で歌ってたやつとかそうなのかな。
あとダンス凄かったなー。幻想的なシーンでバレエ中心のダンスが多くて。スローな
動きを、体に力入ってるように見せないのって凄いよね。ゆっくりなのに柔らかくて
スムーズで。上島先生が「CATS」でミストフェリーズやってたってエピソードを
思い出しました。短髪の女性の方と、黒髪短髪の男性の方(二人いたのですが・笑)
が凄いなーと!
しかし「銀河鉄道の夜」ってすごく汎用性高いというか、いろんな作品のモチーフに
使われてるのに、肝心の原作が何度読んでも頭に入らないんだよね・・・。だから
今回の「星めぐりのうた」も、ところどころは元ネタわかったんだけど、?ってところも
あって。コウイチとケイはジョバンニとカムパネルラなわけだけど、カムパネルラは
ここまでジョバンニに献身的なキャラだったかなとか。
こうやって駅ごとに人の過去に触れるようなストーリーだったっけ?とか。
舞台後なんで「銀河鉄道の夜」って頭に入ってこないんだろうって友人と話をしたら、
抽象的な表現が多いから明確なイメージが持ちにくいんじゃないかって結論に
なって、なるほどねと。ポエムの方が宮沢賢治はインパクトはあるかな。あくまで個人的
にですけど。
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