映画「レ・ミゼラブル」
原作は読んでないのでわからないのですが、基本舞台ベースの流れの中で
順番を入れ替えたり新しい曲があったこの映画版。
舞台版ではわからない背景や過程もあって、面白かったー!もう少し歌の余韻が
あるといいかなーと思ってしまうのは、舞台に慣れてるからかな?
でも冒頭の囚人労働のシーンの迫力やアンジョルラス達が駆け回ったフランスの
町並み、バルジャンが決意を新たにした修道院とか、映像で見てやっとこんな
ところだったんだーと頭の中に絵が入ってきました。
レミゼって群像劇だから、みんな感情移入するポイントが違って面白いですよね。
連れは「Who am I」で泣いたと言ってたし、隣の席に座った若い男性は「カフェ・
ソング」で泣いてました。やっぱ若い男性は、男友達との熱い友情に涙するもの
なのかなー。マリウスに感情移入しちゃうのかな。
私は司教様のシーンとラストのバルジャン、そしてやっぱりファンテーヌの「夢
やぶれて」に泣いたー!アン・ハサウェイの歌う「夢やぶれて」凄いですよ。
悲しみ、怒り、諦め、いろんな表情が1つの歌の中で表現されてて。そして
ペンダントを売り髪を売り歯を売り(これは舞台版にはなかったよね)娼婦に身を
やつしていく彼女の薄幸感はんぱない。これは助演女優賞候補になるの納得。
ガブローシュの出番多くて嬉しかったな。ガブが死んだ時に一番動揺して真っ先に
駆けつけてたのって、やっぱりグランテールなのかな。
舞台版でも満足に学生たちの見分けがつかないので、映画はほとんど見分け不明
でした(笑)。
グランテールと言えば、アンジョルラスの最後(砦で撃たれた舞台版と違って
逃げ込んだ民家で警官に囲まれて撃たれた)に駆けつけたのも、きっとグランテール
だよね。確かグランテールはアンジョルラスに心酔しているという原作設定だった
はずだから・・・。
最後にバルジャンを迎えに来るのがファンテーヌと司教様になってるんだね。舞台版
だとファンテーヌとエポニーヌで、それぞれバルジャンと共にコゼットとマリウスの幸せ
を祈った二人だなって思ったんだけど、これが司教様になると、ほんとポイントが
バルジャンに置かれてる感じがして。この設定も好きだな。
このラストからの「民衆の歌」も素晴らしかった。
実はまた来週見に行くかもしれないこの映画(笑)。今度は学生たちをもっと注目
できるようにしたいです!
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