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舞台「銀河英雄伝説 外伝 オーベルシュタイン篇」

【原作】:田中芳樹(東京創元SF文庫『銀河英雄伝説』シリーズ)
【脚本】河中志摩夫 【演出】大岩美智子
【出演】貴水博之 増沢望 岸祐二  伊藤哲哉 陰山泰 崎本大海(友情出演)

舞台版銀英伝シリーズ。今回はオーベルシュタインを主役にしたオリジナルの物語。
代々、銀河帝国の非公式な諜報機関・通称""Hound(ハウンド)""―――""猟犬""を
統率するオーベルシュタイン家。妾の子である兄シュテファンと弟パウルはそれぞれ
一族の表と裏として、2人でその役目を担っていた・・・。
過去と現在を行き来しつつ、ラインハルトという現状を打ち破る存在の出現により兄弟に
次第に溝が生まれていく。


いやでもお兄さんと喋るオーベルシュタイン、わりと明るくていい人だよー(笑)!この
オーベルシュタイン家の役目のために敢えて冷徹に振舞っている・・・という設定。
兄とは親しげに話してたり、長く同じメイドを家に置くなという兄に対し彼らにも生活があると
庇おうとしたり。まさか朗らかに笑うオーベルシュタインが見られるとは思わなかった(笑)。
そんな優しさの捨てきれないオーベルシュタインが最後に兄との決別を経て真の、私たちの
知ってる彼になったんだねえ。
兄シュテファン役は岸さんでさすがの安定。いっそ歌って欲しかったなー。
あ、執事役の人も落ち着いた声で良かった。
前回のミッターマイヤー・ロイエンタール編と違ってダンスは無く、物語と芝居で魅せる
演出なので、おじさん達の腰の座った落ち着いた演技がしっくりと馴染む感じでした。
子ども時代の兄弟の子達も良かった!本人たちは仲が良い兄弟だったのに、弟は劣悪
遺伝子と罵られ、兄は妾の子だからと使用人扱いされ。その中で父の思想に飲み込まれて
いく兄・・・。傷ついた悲痛な叫びがねえ・・・。

ちょいちょい原作のシーンを挟みつつ、裏でこんなやりとりがあったんだ!みたいな感じで
話は進んでいきます。キルヒアイスはオーベルシュタインとの初対面のシーンで登場。ライン
ハルトとの出会いはラインハルトは映像で出てくるんだけど、それをオーベルシュタインの
義眼に映った映像として演出で見せてるのは上手いな。
演出といえば、原作エピソードのオーベルシュタインが犬を飼う話。犬は影絵なんだけど、
それにオーベルシュタインもまた影の中に入って一緒に去っていくの、良かったな。

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