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モネ展〜風景をみる眼

モネ展〜風景をみる眼

2014年は美術展とか行きたいなとか書いてたのが、わりと早々に叶いました(笑)。
上野の国立西洋美術館で開催中のモネ展を、正月開けて2日目に行ってまいり
ましたよ。

私、はっきり言いまして美術の知識とか全然ないですし、自分で描いたりする
のも苦手でした。美術、めっちゃ成績悪かったよ(笑)!
そんな素人感想なのですが、油彩って3Dだなって改めて思いましたね。
絵具の塊とか筆刷毛のタッチとか、画家の勢いが目に飛び込んでくる。
そして色に重なる光と水面の表現が凄く綺麗。あと空の雲、煙の色合いもいい。
点描画のように細かく色を載せた油彩は気狂いそうになって苦手なのですが
これくらいのタッチは好きかも。「睡蓮」は水面に見える水草のような翠が良かったな。

モネ展は展示されてる作品数が多いです。残されている作品が多いということは、
長く生きて数多く作品を描き続けられたということ、それだけ作品がしかるべき
手できちんと保存されていたということ。同世代の画家の評価を受けていること
からしても、モネは比較的順風満帆な人生を送れた画家だったのかもしれません。
観終わった後、同行者とそんな話をしつつ私が思い出したのは前日に読んだ
「さよならソルシエ」というゴッホ兄弟を主人公にした漫画でした。
実はゴッホやゴーギャンの作品も同じく展示されていたんです。
必ずしも数奇で短い人生を送った画家の作品に庶民が惹かれるとか限らないものの、
私たちど素人たちからそんな感想が出たということは、ソルシエの最後の戦略って
ありなんだなーと感じたりしたのでした。

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