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北澤ビースト!

ああ、ついにデビューされたんですね…おめでとうございます!!

最初傲慢ででもベルに振りむいて欲しくて必死な姿がコミカルで、
でも思い通じた後は凄く紳士。 まさに可愛げの権化。

「愛せぬならば」とか聞きたいよお!

深見真「PSYCHO-PASS サイコパス 執行官 狡噛慎也 理想郷の猟犬」

PSYCHO-PASSシリーズの小説。

狡噛慎也が監視官であった時代と、常守朱が配属されて執行官として
活躍する2つの時代を跨ぎ、奇妙な殺人事件に挑む…。さらに、1期
本編終了後から劇場版までに繋がる狡噛慎也の行動を描いた外伝も
収録。

槙島と狡噛の関係もいいいんですが、常守朱と狡噛慎也の関係性
みたいなものが好きなので、やっぱり1期時代の話が見たかったん
ですよね。最後は朱の歓迎会で楽しかったんですが、何と言うか
文章が、台本みたいだなあと。
端的にキャラクターの言動が描かれていてわかりやすいし読みやすい
んだけども、ちょっと小説として物足りない感じがどうしてもなあ。
まあ、この作品的にあまりウェットにベタベタした文体は合わないのは
わかるんですが。

でも扱ってる題材はどれも面白かったです。狡噛さん、日本を出る
前に朱に連絡取ってたんだなあ。これがあるかないかを知ってるか
どうかで、2期の見方も違ってだいぶ違ってくると思う!

北村薫「太宰治の辞書」

文学好きの女子大生と落語家の円紫師匠シリーズ、17年ぶりの最新作です。
清潔感溢れる文学少女だった≪私≫も、中学生の息子を持つ編集者になり
ました。いや、17年たったとはいえ時間飛びましたねえ(笑)。
編集者の女性が北村作品の主人公の小説と言えば「飲めば都」を比較的
最近読みましたが、あっちで結婚に至るまでの過程を書いているためか、
≪私≫についてはその辺りは多くは語られません。編集者として、一人の
本好きの女性として、文学に真摯に向き合う姿はかつてと変わらず。親友の
正ちゃんも結婚して今や≪私≫よりも大きな子を持つ母ですが、軽妙な
やりとりは相変わらずですね。

本作はこれまでの作品のように日常のミステリを解き明かすのではなく、「六の
宮の姫君」の延長戦のように、≪私≫が文学の謎を追っていくのがメインです。
題材は芥川の「花火」、太宰の「女生徒」。

どちらもも、私自身かつて読んだことのある小説ですが、そこはさすが心の
卒論師匠。改めて気づかされることばかりです。
「熊手のように闇を弾く花火」って表現、綺麗だなあ。それに太宰の「女生徒」に
元になった実際の女性の日記があったことはどこかで聞いたことあった気が
しますが、きちんと資料として残されていて、比較されているのも面白かった。
作家は一人称の告白らしい形を取った時よりも、虚構の中でこそ自己を語る、
というのも納得だわ。
それと、電子書籍が普及しつつある今、萩原朔太郎の本を通じて、紙の
手触りや紙質までも含めて本は色合いを変え、本を手に取るとはそういうこと
だという主張もまた、北村さんのものなんだろうなとも。

学生の頃とは環境も何も違う。そんな中にあって、水を飲むように本を読み、
デザートを楽しむように本を巡る謎を追う姿には、やはり憧れてしまいますね。

4/25S「魔王 JUVENILE REMIX」

原作:伊坂幸太郎/漫画:大須賀めぐみ
脚本・演出:鈴木勝秀
出演:*pnish*(佐野大樹 森山栄治 鷲尾 昇 土屋裕一)
池岡亮介 味方良介 Ry☆(ギルティ†ハーツ、AiZe) 影山達也
細見大輔/ラサール石井

演劇ユニット*pnish*初の原作物。原作は伊坂幸太郎原作小説を複数ミックス
させて、大須賀めぐみが漫画化したもの。
過去の安藤兄のシーンと現在の安藤弟のシーンが交互に入り、亡き兄の追って
いたものを調べるうちに、弟もまたカリスマ政治家犬養の真の姿に気づき、自らの
特殊能力を使って、兄とは違う方法で犬養に迫って行く。

伊坂作品にいくつかある、強大な権力とそれに立ち向かうことになる一庶民の物語。
たとえ話や有名人・映画からの引用が多いのも、あーさすが伊坂作品!ってなり
つつ、選挙前日にこんな憲法9条改正がどうこうみたいな話やっていいのかなーなん
て余計なことも心配しちゃいましたが(笑)。
休憩なしの2時間で、登場人物も演出も無駄を削ぎ落としたイメージ。そこもスタイ
リッシュで伊坂作品っぽいとも感じました。スズメバチの過去とかアンダーソンの
こととか、説明あんまないしね。

ラスボスとして描かれている犬養も別に極悪人って訳じゃないんだよね。犬養の
障害になる存在を抹殺しようとするのは彼を盲信する部下で、彼自身は特にそれを
望んでるわけじゃない。どちらかと言うと、そこで自分の道が閉ざされるならそれも
運命として受け入れるタイプで。やろうとしてることはファシズムに例えられてるけど、
残虐とか冷酷って感じでもないし。でも安藤兄弟は、犬養の扇動者としての能力と、
何も考えずに彼に煽られるまま従う民衆を危険視した。
ラストは漫画と同じなのかな。結末が明確に示されないところも、っぽいけどもね。

TRUMPぶりに見た池岡くんが思ったより滑舌良くなくてがんばれー!ってなりましたが、
土屋さん演じる犬養はさすが演説で民衆の心を動かすアジテーターだけあって、耳触
りの良い声で、グラスホッパーの党員になりたくなりました。
*pnish*以外では岩西の細見さんが世界観に馴染んでて、まさに2.5次元!ってのを
体現してましたね。

4/18S「クレイジー・フォー・ユー」

ボビー・チャイルド:松島勇気  ポリー・ベーカー:宮田 愛
ランク・ホーキンス:志村 要 アイリーン・ロス:大和貴恵
ベラ・ザングラー:青羽 剛 エベレット・ベーカー:松下武史
ボビーの母::平田曜子 テス:恒川 愛
ユージーン・フォダー:吉賀陶馬ワイス
パトリシア・フォダー:西田有希

【女性アンサンブル】
相馬杏奈 野田彩恵子 原田美欧 長江愛実 坂本すみれ
髙田直美 稲葉菜々 相原 茜 石戸瑶子

【男性アンサンブル】
佐久間 仁 見付祐一 阿部よしつぐ 伊藤綾祐 脇坂真人
平田郁夫 三宅克典 山下純輝 小野功司  ツェザリモゼレフスキー


【女性アンサンブル】
相馬杏奈 野田彩恵子 原田美欧 長江愛実 坂本すみれ
髙田直美 稲葉菜々 小幡朱里 石戸瑶子

ハッピー感に浸りたくて、今期リピートなクレイジー・フォー・ユー。
ポリーの宮田さんは初めてかな?ソプラノ系の歌声だったんで、もう少し
声量ある方が好みかな。松島ボビーは安定の、愛されダンス好きボンボン
でした!あーわかる!テスやパッツィが自分の休暇を潰して協力してくれ
るのわかる。

今さらだけど、CFYの女子ってみんな自分の方からぐいぐい行くんだよなあ。
テスはザングラーに絆された部分があるだろうから少し違うけど。1930年代
のアメリカが舞台だけど、ミュージカル自体作られたのが90年代だからかな?
現代に通じる女性の強さみたいのがあるよね。
ポリーとか、王子様を待つような繊細な心を持ちつつも、中身は大自然で
育った田舎女子だからね。そういう原始的な強さがあるわー。

それと私、物語ががー!って盛り上がったところでわざわざ一度落とすのあまり
好きじゃないんですが。例えばピンポンとかね。凄く面白いんだけど、ペコ復活!
ってなって「おかえり、ヒーロー」でがー!ってテンション上がるのにまた一回
落とすじゃないですか。ああいう盛り上がりの上下がね。盛り上がったまま
ラストまで持っていってほしい!それまでどんだけ底辺走っててもいいから!
CFYで言うと、2幕のフォーダー夫妻の「Stiff Upper Lip」でみんなで楽しく踊った
後、結局もう一回ショーやりたい人!ってなってもみんな反対するじゃあないです
か…。楽しく踊ったけどそれはそれ、的な。でもこれはそんなにテンション下げら
れたー!って気持ちにならないのは、たぶん何の根拠もない盛り上がりに説得力
がない(ザングラーの力で再開が決まった時は、資金力をフルに使った宣伝って
いう、ボビーの時にはない武器があった)ってのと、その後のボビーとポリーの
別れに繋がるからかなって。意味のある落としっていう。

暗殺教室×西武鉄道

暗殺教室×西武鉄道
先々週にナルト観に行ったときは、道で殺せんせーcarに会ったんだよなあ。観劇に行くと、殺せんせーに会う…

4/11S「サイケデリックペイン」

作:森雪之丞 音楽:布袋寅泰 演出:茅野イサム

小越勇輝 桜田 通 佐藤永典 慎之助 汐崎アイル/
七木奏音/玉置成実/
佃井皆美 冨森ジャスティン 林野健志 山岸門人/
麻生かほ里/藤木 孝

石井雅登 今井 稜 栗原功平 清水泰雄 中 智紀
西岡寛修 後藤祐香 島田友愛 徳武由布 中岡あゆみ
松ヶ谷ほのか 蘭舞ゆう

みんなロックが教えてくれた…。
いい意味で、物語性とかあんま関係ないぜ!って感じで突き抜けてた。
テニミュから観てきた人間としてはなんかもう冒頭で小越くんの語りかけ
からジーンって来たし、後半の展開はいま思い返しても頭が追い付けて
なかったけど、なんか楽しい気持ちで終われたし、いい舞台だったんだ
ろうと思います(笑)。
もっとブラッシュアップできるところもあると思うんだけど(天野のアドリブ
コーナーとかねw)、なんか勢いで突っ走ってゴールするのが正解って
感じもするしな。

ミカエルを復活させるための3つの鍵とか、救世主とか、サイケデリック
ペインとしてのボーカルとしての想いとか、まあ色々物語のキーはある
と思うんだけど、一番はやっぱり孤独な人間が愛に触れたってところなん
だよねきっと。孤独な詩音はソフィと出逢い惹かれた。ただ詩音の孤独と
ソフィに惹かれて行く過程が描かれてないので(舞台開始時点で詩音は
ソフィに惚れてる)、すんなり2人の関係性に入れない部分があった気がする。
後半は「詩音とソフィがお互いを大切に思っている」という情報が、頭に
蓄積されてるので、展開としては問題なく見てられるんだけどね。
そもそも詩音の孤独っていうのが何なのか、少しわかりにくかった。でも
関係性で言えばむしろ魁人との方が描かれてると感じたよ。1幕でバンドを
辞めたいと告白した詩音と歌でそれを止める魁人とか、めっちゃ必死だった
じゃないですか。そして「魁人がいつも傍にいてくれたから本当は孤独じゃ
なかったんだ」が詩音の結論ですよ!
詩音の天使は魁人、それが俺のロック!じーざす!(中指立てつつ)
終盤畳みかけるように魁人がフィーチャーされて、仕込み杖ならぬ仕込み
ギターから宝刀抜いたあたりは「マジ、これ劇団新感線!!」って感じ
だったので、小越くんも桜田くんも新感線出て欲しい。
音楽はバンドのライブ曲中心に何曲が歌があったけど、「みんなロックが
教えてくれた」が頭に残ってます。バンドをやめたいと告白した詩音に
魁人がギターソロで歌いかけるところに、他のバンドメンバーの音楽が
重なって行くのとか凄くベタミュージカルっぽくて熱くて良かったなー。メンバー
揃ってからも魁人が凄い喰いつくばかりの勢いで見てるのとか、そわっと
したし、その前の詩音抱きしめるとことかぐぅってなったの、やむなし。
バンド演奏は生演奏らしいですが、凄かったです。私のような音楽の知識の
ない人間にはわからないくらい上手かったです。練習たくさんしたんだろな。

小越くんのスリムジーンズにねじ込んだ足が細くてな…。さすがに越前
リョーマより声低め、でも芝居としての動きにところどころリョーマ感じたりも
して。歌はもちろん叫ぶシーンも多いので、千秋楽までどうか喉をお大事に。
まあ、4年間越前リョーマを演じきった彼だから、全然心配はしてないけどもね!
今回の個人的大穴、桜田くん。ハンサムライブでは何度も見てるけど、舞台
は初めてかなあ。手足が長くてとても舞台映えするのと、主人公の親友で
黒くて長いひらひらした服着てるのとか、とても私好みでした。あー写真
買っとけばよかった。
この2人以外のバンドメンバーは思ったより影が薄くてもったいなかったな。
女性陣は歌うま!
悪役トリオが芸達者というか、もう外人みたいな濃い顔だけでああいう衣装も
ハマるからなぁ。あれは反則や!

「みんなロックが教えてくれた」が入ってたらCD欲しかったんだけど、あれ聞き
たかったらDVD買うしかないのかー。

東直己「探偵はバーにいる」

大泉洋主演の映画化したやつだよなあ、っていうのが読む前の知識。
映画は見てなくて、ただ勝手にCMなんかを見て、ふらふらしてだらしない
けど心の芯は熱い探偵と、真面目で堅物な助手が繰り広げる、ユーモアが
あってちょっとかっこいい、なんちゃってハードボイルドかなあと想像してた
んですが。
実際原作(映画化された話は別ですが)読むと、思ったよりハードボイルド
だった!大泉洋キャスティングで騙されていたよ!主役の「俺」は結構
裏社会寄りだった…。

ちょっと途中からキャラが把握しきれなくなっちゃったので、せっかくの
どんでん返しもうまいこと読み切れなかったのが残念です。

円紫さんシリーズの新刊が出てたー!

水を飲むように読書する女子大生の「私」と、穏やかで頭脳明晰な落語家
円紫さんの活躍する、円紫さんシリーズの新刊が、3月に、出ていた!

うわあ、知らなかった…。てっきり「朝顔」でシリーズ完結かと思ってたので。
15年ぶり、くらいではあるよね?
買わなきゃだわ…。

鉱石ラジオスケジューラー4月

・サイケデリックペイン
・クレイジー・フォー・ユー
・魔王

あ、エイプリルフールではなく(笑)。

サイケデリックペインはテニミュ2ndシーズンで4年間主人公の
越前リョーマを演じた小越勇輝くんの、テニミュ卒業後の最初の
舞台。なんか設定が凄くて、色々つっこみどころ満載な気もする
のですが、そこも含めて楽しみたいと思います。
小越くんといえば、やはり漫画原作の「東京喰種」の舞台で主人公
カネキを演じることも発表されましたね。東京喰種はアニメだけ
見ていたのですが、アニメオリジナルの続編にあたるルートAの
ラストが本当に好みだったので期待したいです。

CFYは、やっぱりこの仕事に追われるなか、幸せハッピーな作品が
必要で、リピートです。
魔王はpnishの本公演。原作は伊坂幸太郎の小説のさらに漫画版。
小説の方は読んだことあるんだけど、漫画版はまた微妙に登場人物
とか違うらしいですね?小説版の記憶もあいまいになっているので
(伊坂作品の特徴で他小説のキャラとかも出てくるので、訳わかん
なくなっちゃって・笑)。新鮮に楽しめそう!

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