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有栖川有栖「菩提樹荘の殺人」

有栖川作品を読みなおそうシリーズ。
「若さ」を共通のモチーフとした中編4作。

「アポロンのナイフ」は少年犯罪とその匿名性、
ラスト、実名を公表された被害者であった少年が加害者に転じたことで
名前や顔が公表されなくなり、「名前と顔を失う」ことになるのが皮肉。
もう一人の犯人の行動の是非については、色々考えさせられるねえ。

「雛人形を笑え」は、お笑い芸人を目指す若者たちの群像劇。
火村とアリスのやりとりを聞いて「先生ら、漫才うまいやないですか」
ってしみじみ感心されてるのが面白かった。
何の事件も起こらず、ただ2人が延々くだらない話をしてる回を見て
みたい。

「探偵、青の時代」は、偶然火村と同じく英都大学で犯罪学を専攻して
いた女性に、彼の大学時代のエピソードをアリスが聞く話。二回生の
11月ならもうアリスには出会った後だよね?
最後に親友として火村の性格をよく知るアリスが、その時の火村に
ついて補足するのも良いね。

「菩提樹荘の殺人」は、アリスの高校時代のトラウマを直接火村に語る
話、と言ってもいいのかな(笑)。火村の老いに対する考え方が素敵
だった。有栖川先生の考えは、この話に限らずアリスと火村に分散
されて論じられてるんかね。
それにしても火村といい江神さんといいアリスといい、自分のトラウマを
直接的に相棒に語らないんだよなあ。その辺の距離感について!
ちょっと詳しく!

東京都庭園美術館「ガレの庭」展


ずっと行ってみたかった目黒にある東京都庭園美術館で、ガレの
美しいガラス作品が展示されると聞いて行ってきました。
もともと洋館が大好きで、山の手の洋館や旧岩崎邸、前田伯爵邸
等も見に行ったのですが、ここはなかなか機会がなかったので、
素敵な展示も見られてまさに一石二鳥でした。
この東京庭園美術館は、昭和8年に朝香宮邸として建設されたアール
デコ調の装飾様式を取り入れた屋敷を、後に美術館として開設したも
のです。
日本の宮内省が基本設計し、フランス人装飾美術家アンリ・ラパンや
ルネ・ラリックたちが装飾したこの建物は、まさに和洋折衷。
洋風の暖炉の囲いに青海波の模様がついてたり、なかなか興味深かった
です。

展示の方は、研究者らしい精密で詳細なタッチで描かれた植物や虫を
モチーフとしたガラス細工等を多く作ったエミーレ・ガレ。
淡い美しい色合いのガラスの花瓶にリアルに描き込まれたトンボやセミ、
とても綺麗でした。

またぜひ行きたいです、ここ!


有栖川有栖「鍵の掛かった男」

火村シリーズ13年ぶりの書き下ろし長編。
高名な女流作家に、ホテルに長住まいして縊死した知人の死の真相を火村と
調べて欲しいと頼まれたアリス。火村が入試期間で身動きが取れないため、
普段は助手を務めるアリスが単身現地に乗り込み、先行して捜査を進めて
いくことに。彼は自殺か他殺なのか―?
密室よりも冷たく固く閉ざされた男の孤独な人生に、2人が迫る。


元々好きではあったものの、最近のドラマブームに乗せられて手にとって
しまいました。私、学生アリスシリーズは長編が好きなんですが作家アリス
シリーズは短編の方が好みの物が多い傾向あったんですけども。
この「鍵の掛かった男」は作家アリスの長編シリーズでは一番好きかも。
火村の出番は少ないですけどね。アリスが凄い頑張ってるよ!
自殺か他殺かという論点はあるものの、推理小説というよりは1人の男の謎に
満ちた人生を追う物語。
アリスの丁寧で地道な捜査で集まった情報を元に、途中から合流した火村が
居合抜きのように犯人を撫でる。
死んだ男について丹念に関係者に話を聞き、一つ一つパズルのピースをはめて
いく作業は、もしかしたら亡き人と会話し、他者の人生を想像することに長けた
小説家のアリスだったからこそ成し遂げられたことなのかもしれないなあ。
しかし影浦先生、アリスと火村を焚きつけるのなかなか上手いよね。
火村には事件の真相を、アリスには彼の人生の謎を解いて欲しいだなんて。
ホテルの住人も魅力的で、鋸奏者の女性のサバサバした感じいいですね。
それに、有栖川作品ならではの上品で情緒ある文章や大阪の街並みの描写、
ユーモアもあって楽しく読めました。お汁粉があんたのハイライトか、みたいな
つっこみとかね!

相棒萌えとしては、火村を誘い出す為の「かーんーぜー」「ちっ」ってやりとりとか、
「お前は螺旋状に上昇してるよ」って力強く言ってくれたりとか。やっと捜査に合流
した時に、ちゃんとアリスに「お前は本当によくがんばったよ」って言ってくれたり
とか素晴らしいので、ドラマ派の人も読んでほしいところ。
火村自身「こんなに死者と向き合ったことはない」って言ってるし、アリスへの賛辞
だよね。

そして火村という鍵の掛かった男については「迂闊に開いたら中の物が壊れて
しまうかもしれない」という認識なんだね、アリスは。
有栖川先生、いつかそのへん書かれるのかなあ。江神さんの謎が家族関係
だったし、「女王国の秘密」で好転してるから、火村の方もヒント欲しいよね。
影浦先生のアリス観も(主に闇)興味深い。

ミュージカル「テニスの王子様」青学VS山吹

越前リョーマ/古田一紀  手塚国光役/財木琢磨
大石秀一郎役/石田 隼 不二周助役/神里優希
菊丸英二役/本田礼生 乾 貞治役/田中涼星
河村 隆役/滝川広大 桃城 武役/眞嶋秀斗
海堂 薫役/佐奈宏紀  堀尾聡史役/志茂星哉                     
加藤勝郎役/篠原 立   水野カツオ役/晒科 新

<山吹>
南 健太郎/北川尚弥 千石清純/森田桐矢
亜久津 仁/川上将大 東方雅美/辻 凌志朗
新渡米稲吉/登野城佑真 室町十次/仁科祐二
喜多一馬/蒼木 陣 壇 太一/佐野真白

<聖ルドルフ学院>
赤澤吉朗役/中尾拳也 観月はじめ役/宮城紘大
柳沢慎也 役/尾関 陸 木更津 淳 役/佐藤祐吾
野村拓也 役/佐川大樹 不二裕太 役/大原海輝
金田一郎 役/上村海成

ん?赤澤太ったー?からの感想文です(笑)。
実は初日ぶりなVS山吹!今公演観劇回数2回って少ないわ。もう
翌日は千秋楽ですからね。
初日に見て一番気になってたのは「伸び代凄いね!」(オブラートに
包んだ言い方です)って話題だった亜久津だったんですが、発声や
亜久津というキャラクターの落とし込みについては、さすがにかなり
よくなってましたよね!
川上くんはリョーマ戦のクライマックスではかなりがなり声、叫び声に
近くなっていて、熱情を秘めつつもクールなリョーマとは対照的で、
必死感が伝わってきましたね。その後で壇くんとのやりとりが優しい声
なんだなー。あそこいつも、ウルッときちゃう。
それ以外で今回改めて注目したのは千石と喜多!
千石ってミュージカル版には出ない伴爺のセリフを代わりに言うせいも
あるんだけど、大人だよね。扱いにくいし、壇以外自分から話しかける
人のいない亜久津に対して、無視して切り捨てることも、変に気を使う
こともなく、ほぼ対等に話しかけてるよね。決して物凄く友好的って感じ
でもないけど、大人だと思うよお!こういう人、問題児のいる職場に
1人欲しいわ…。
そして室町くんはそんな千石さん好きすぎじゃないすかね…。2ndの
小野室町はクールキャラだったから、お、おう!ってなったわあの
ラッキー千石でのノリノリ室町!
そして喜多については新渡戸も含めてあんまりキャラクターを把握して
なかったんだけど、当日のシャカリキファイトブンブン担当がこの2人で
(シャカリキファイトブンブンは各学校ごとバージョンができました…いつ
の間に!)で、先輩大好きな頭お花ちゃんな喜多とダークでクールな
新渡戸のやりとりを観て、ああーこういうキャラクター設定になってるんだ
と感心しました。一松と十四松に似てるかも…。
喜多は客席降りの時に1バルの私たちの方に来てくれたんだけど、頭
ゆるい感じで両手で手を振ってくれてる顔を観て、好き!ってなりましたね。
アクロバットも菊丸の本田くんに負けず劣らず魅せてくれるし、彼はこの後
来ますね…(予言)。

ルドルフの反省ソングはマリスミゼルみたいなゴシック感ありますよね。
その後の2幕冒頭の日替わりコーナーは結構本気で笑っちゃいましたが。
氷帝戦はもう始まってるんやな!
そうそう、ぺなる茶絡みの青学日替わりのやりとり、菊丸が「大石が飲めば
いいと思います。ふざけすぎだから」って言ったのに対してさすがに乾が
「自由。自由すぎる」って言ってたのは吹いたよ!

天王町「うま処 櫻」で馬刺し食べ放題


日本で唯一?馬刺し食べ放題の店があると聞いて行ってきました。
土曜の夜のこの日は予約だけで満席。
食べ放題飲み放題2時間4000円のコースなんですが、いろいろルールが
ありまして。お残しは1皿200円、それに馬刺しを1皿頼むごとに他の料理を
1皿注文すること。この他の料理1皿ってのが結構ボリュームあって!
そっち食べてお腹いっぱいになってしまって肝心の馬刺しがそんなに
食べられなかったかな(笑)。
コスパは凄くいいので、数人で行って色々食べつつ馬刺しを堪能する
のがベストかな。

小野不由美「残穢」

映画化をきっかけに知った小野作品。ちょうど十二国記シリーズ短編と続けてに
なりました。でもこのタイトルの言葉や「虚妄」って単語、ちょっと十二国に出てき
そうな響きありますねえ。

語り手であるホラー小説家が自作のあとがきで募集した怪異体験に、手紙を
送ってきた女性。彼女から話を聞き、2人は彼女の住むマンションや、その
傍で同様に人の居着かない団地の先住人、それらが建てられる前にあった
工場や家のことを調べて行く。

執筆分野は大人向け小説が中心だが、嘗ては少女向けにラノベやホラーも
書いていたという「私」は、どう考えても小野不由美さんご本人のイメージです
よね。夫も小説家だそうですし!
物語自体は時系列で、関係者の話を聞いたりとドキュメンタリータッチで進んで
いくんですが、ホラー小説と言いつつ2人の前にどかん!と幽霊が出るわけでは
なく、ただ調べて行く過去の歴史の中で見つかる悲惨な事件や事故にじわじわ
怖さが沁み出てくる感じ。
人が土地に縛られていたかつての時代と違い、現代人は流動的に住処を変え
ていく。その人の行く先に、持っていた物に、建物の建材に感染して怪異を齎す
穢れの残りが残穢。
確かにお通夜に行って帰って来たらもらった塩でお清めするもんなあ。あれは
死という穢れは人に伝染して持ち帰られるという考え方からなんだろう。
延喜式の穢れの伝染の方式の話面白かった。

2/11S「終わりのセラフ」

【演出】元吉庸泰 【脚本】赤澤ムック、三浦 香 【振付】本山新之助
【出演】
佐野 岳 <百夜優一郎役> 鈴木勝大 <百夜ミカエラ役>
小野健斗 <一瀬グレン役>美山加恋 <三宮三葉役>
水石亜飛夢 <君月士方役>橋本真一 <早乙女与一役>
甲斐千尋 <柊シノア役>知念紗耶 <阿朱羅丸役>
永尾まりや <クルル・ツェペシ役>中村誠治郎 <フェリド・バートリー役>

アニメは見ていて(2期からだけど)気にはなっていた、「終わりのセラフ」。
発表されたイメージビジュアルが素敵で、1回くらい見たいなーと調整していたら
結局千秋楽の日になりました。
オープニングで歌が始まった瞬間今さらながら「これミュージカルだった」って
思い出したのですが、わりと男性陣の歌がずこー!で(おのけんと…)、もう
一度いい意味で「これミュージカル!」って思ったのは真一くん演じる与一の
ソロ曲でした。真一くんらしい、優しく透き通る歌声でずっと聞いてたい暖かい
歌でした。
あとシノアと三葉の女子2人が明るく歌うドーピングの歌は、なんかこういう
明るいノリノリの曲入れたかったんだろうなと思うけど、やや浮いていた気も…。
フェリドとクルルのデュエットは怪しくて良かったと思います。

ストーリー的には第2クールの冒頭というか、新宿戦で暴走して眠りについた
優一郎を囲み、シノア隊の仲間やミカエラが過去の優一郎との出逢いや別れを
思い出していく形式。
映像の頻度も適度で、クライマックスの優の暴走シーンは、頭上から吊る黒い
羽のように見えるボロボロの布を片翼に見せて、なかなか良かった。
セラフは敵も味方も衣装が軍服でマントもあって、武器も刀やらでっかい弓やら
鎌やらでさすがラノベ!って感じでこっちの厨二心を擽ってくれます。
小野グレンが背高くてめちゃくちゃスタイル良くて素敵でした…。
キャストは初めて見る子も知ってる人も半々くらいでしたが、美山加恋ちゃんの
安定感素晴らしかった。声もキン!とよく通るから2.5向いてるんじゃないかな。
2ndテニミュで柳やってたほっぺたホワホワの亜飛夢くん演じる君月と優との
与一に対するのとは違うダチ感良かったね。

そういえば優とミカは原作の絵から10代半ばくらのイメージなんだけど、佐野さんも
鈴木さんもやや面長だから大人っぽい、男くささみたいのが若干感じられた。
でも、優の序盤の傲慢さや猪突猛進さが嫌な奴に見えないのは、佐野さんの
力なんだろうな。

小野不由美「丕緒の鳥」

十二国記シリーズの短編集。
今回主人公となるのは、長編作で物語を動かす慶王・陽子や延王・
尚隆ではなく、民の一番近くにあって王に仕える無名の下級国史達。

「丕緒の鳥」は慶王陽子登極の直前の話。式典の礼で的にされる
陶器の鳥を作る丕緒の、荒れた国、王への想い。新しい鳥を生み
出す気力を失った丕緒が思いだしたのは、亡き友人がかつて窓から
下界を見ては夢見ていた美しい堯天だった。その痛いほどの想いが
陽子に伝わったラスト。職を辞そうと考えていた丕緒も、これからも
王の為に鳥を作るし、こういう人が国に残ってくれたのは陽子にとって
も財産となる。そしてこの儀礼の描写が美しいから見て見たくなるよね。

「落照の獄」は、死刑を禁止した傾きゆく柳の話。司法をつかさどる
瑛庚は、更生の余地のない極悪人の処遇に悩む。罪を憎み死刑を望む
民衆の怒りと、死刑を一度許せば傾いた国に民の生殺与奪権を与える
ことになるのではないかという官吏としての不安の板挟み。瑛庚は自分
の決断の影響力を知っているからこそ苦しむんですよね。こうして善良
で真面目な官吏たちが精いっぱい考え苦しんでも、誰か一人の悪人が
いるわけじゃなくても、大きな傾きの流れに飲み込まれていくんだなあ。
そして死刑制度を鑑みるに、現代日本でも十分通じる重い話だと思う。

「青条の蘭」は、山木が石化する疫病の特効薬となる苗を、友人と数年
がかりで作った国史・標仲が、山木が枯死する前に新王へと届ける話。
小野不由美主上の構成力が光る作品だった。そもそもこの話、国名が
出てこない。山に密着した民の暮らしを思う友人や、極寒の悪路を王の
元へ駆ける標仲の頑張りを知る読者にとっては、「新王に届けるって
言っても誰?その価値を理解してくれる王様?」ってずっと不安で、こん
なに辛い思いしてる彼らの想いは報われるの?!間に合うの?って標仲と
一緒に焦りと絶望を感じながら読んでいるんだよね。
それが終盤でやっと「玄英宮まであと二日」で、標仲がいるのが雁であること
が明かされるわけですよ!「雁の新王!つまり尚隆!つまり勝訴!」。尚隆
なら絶対標仲の届けた苗の価値を理解してくれるもんね。だから、直接的に
苗、青条の蘭が尚隆に手渡された描写はない。ただラスト、標仲と共に苗を
作った興慶が木に黄色の実がなるのを見て、自分たちの想いが王に届いた
ことを知る―そしてその顔には涙を思わせる雪が…ってラスト!心憎いよ!
標仲の荷物を民が、標仲たちが石化した木を伐採して売りさばくことがどれ
だけ危険か説いたのにも関わらず、現状に向き合わなかった民が、標仲の
苗を引き継いで王の元へ届いて行くのも感動。

「風信」は、これまた慶王・陽子の登極前後の話。例の景麒に惚れちゃって
国中の女を追いだした予王によって家族を失った蓮花は、暦を作る官吏の
下で下働きをすることになる。国の情勢に目を向けずひたすらに暦を作る
彼らに蓮花は初め憤るが、戦に出ることも一つの道だが、残った人々の
日々の生活を正確な暦作りで支えることも一つの道なのだと知る。
うわー予王、見せしめのために女たちを匿った街を滅ぼすこともまでやって
たのか。

「青条の蘭」、良かったなあ。

有栖川有栖「論理爆弾」

大東亜戦争後、日本が南北に分割され北海道が独立した日本を舞台にした
歴史改変青春ミステリ。
全ての探偵行為が禁止されたこの時代、失踪した母の手掛かりを追って探偵を
目指す少女、純の活躍を描く。

正月に綾辻行人の館シリーズと一緒に買った有栖川有栖、やっと読めました。
それほど長い作品でもないんだけど、作品のテイストがなかなか頭に馴染まなくて。
シリーズ物の第3弾ってことは承知の上で買ったんだけど、まあ他の有栖川作品
(というか火村シリーズ)みたいにどこから読んでも問題なしって感じでもなかった
から、ちゃんと1作目から読んだ方が良かった。
探偵禁止とかネットじゃなくて電脳なんて言葉が出てくる世界観が特殊だし、中盤
以降まで事件は起こらないし、殺人事件がメインというよりは、母の失踪を追って
探偵を目指す純の成長物語の中に殺人事件があったって感じかな。そこが少し
予想外だった。
それに、これはきっとミステリというよりサスペンス。主人公自身が痛感したとおり、
殺人の動機なんて実際は探偵が思考を巡らせて推理して辿りつけるようなもの
ばかりじゃなくて、ある意味今回の事件は昨今の世相を観るに現実的なのかも
しれないよね。
でも私はやっぱりもっと有栖川作品はミステリして欲しかったのよー。

あとふと思ったけど、有栖川作品の女の子(学生アリスでいう「双頭の悪魔」のマリア)
って、主役・語り手に居るより脇に居てくれた方が好きだなあ。なんでだろう。

「臨床犯罪学者 火村英生の推理」

火村ドラマ、始まりましたね。
何のかんの言って私も毎回見てしまってます。
私は学生アリス派江神信者なので、わりと原作との違いも楽しんで見て
ますが、なんというか火村先生、めっちゃサイコパス設定だよねえ(笑)!
有栖川作品の探偵役って、他のミステリ作品の探偵役にありがちな
奇人変人、ではなくて(変わり者ではあるかもしれないけど)、基本常識人
なんだよね。
ワトソン役のフォローがなくても、ちゃんと事件関係者の信頼を自力で得る
ことができる人。特に江神さんはクローズドサークルでの巻き込まれ型
探偵だから、そんな切羽詰まった環境において自然と周囲の人間が頼って
しまうような安定感もあるし。頭良くて人格者って…神か。

でもドラマ版の火村先生は殺人現場でほくそ笑んじゃうし、絶対シビュラシステム
開発されてたら潜在犯として隔離されちゃうよー!そんで捜査能力を買われて
その後は執行官になるところまで想像余裕でした。
まあ「この犯罪は美しくない」とかいう謎のキメ台詞からして火村先生イメージと
違うー!って声は初回からぼちぼちネットでは見かけてたんですが、私と同じ
江神信者からの悲痛な叫び「こっちは、江神さんが香川照之を経験してるんで
すよ!」
には吹いた(笑)。吹かずにはいられなかった!

そうやった…「双頭の悪魔」は江神さん役が香川照之さんで、マリアが
渡辺まりあさんだったなぁ。香川さんがどうこうっていうじゃなくて、あまりに
原作の江神さんと違いすぎてもう失神しそうだったわ…それも遠い記憶。

それに比べれば、火村と同年代でイケメンな斎藤工さんがやるのなんて
全然いいじゃんね!?
そして可愛い可愛いと、綾辻行人先生にまで言われている窪田アリスは、
ついこの間まで同じ枠の「DEATEH NOTE」で大学生演じていたせいか
火村と同い年とは思えない(窪田君は7歳下)なー可愛いけど。
下手したら、学生アリスでもいけるくらいだわ。

斎藤火村と窪田アリスのやりとりが、ときどき「あー…これ薄い本で見たわ」
って感じになるけど、昔読んで記憶曖昧になってた短編とか、懐かしい思いで
見ております。

江神さんというか学生アリスシリーズも、これを機に再実写化を!しかる
べき役者でお願いしたいです!
どなたかも書いてらしたけど、今回の火村ドラマの最終回で、春、警察に
呼ばれて火村とアリスが英都大学の校門を出て行くのとすれ違いに
門をくぐった学生アリスが「虚無への供物」を拾い、その先には江神さん
がいて「ウチに、来るか?」で終わる…そんなんでもいいなあ。

鉱石ラジオスケジューラー2月

おおう、今年もう1か月終わった・・・。何してたかって大抵仕事してた1か月だった。

・終わりのセラフ
・ミュージカル「テニスの王子様」青学VS山吹

あと、パラノイア・サーカスを見られないかと思ってるんですが、最近うっかり
土日も仕事してたりするんで、迂闊に予定入れられないんだよなあ。
因果な商売よ…。

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