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有栖川有栖「菩提樹荘の殺人」

有栖川作品を読みなおそうシリーズ。
「若さ」を共通のモチーフとした中編4作。

「アポロンのナイフ」は少年犯罪とその匿名性、
ラスト、実名を公表された被害者であった少年が加害者に転じたことで
名前や顔が公表されなくなり、「名前と顔を失う」ことになるのが皮肉。
もう一人の犯人の行動の是非については、色々考えさせられるねえ。

「雛人形を笑え」は、お笑い芸人を目指す若者たちの群像劇。
火村とアリスのやりとりを聞いて「先生ら、漫才うまいやないですか」
ってしみじみ感心されてるのが面白かった。
何の事件も起こらず、ただ2人が延々くだらない話をしてる回を見て
みたい。

「探偵、青の時代」は、偶然火村と同じく英都大学で犯罪学を専攻して
いた女性に、彼の大学時代のエピソードをアリスが聞く話。二回生の
11月ならもうアリスには出会った後だよね?
最後に親友として火村の性格をよく知るアリスが、その時の火村に
ついて補足するのも良いね。

「菩提樹荘の殺人」は、アリスの高校時代のトラウマを直接火村に語る
話、と言ってもいいのかな(笑)。火村の老いに対する考え方が素敵
だった。有栖川先生の考えは、この話に限らずアリスと火村に分散
されて論じられてるんかね。
それにしても火村といい江神さんといいアリスといい、自分のトラウマを
直接的に相棒に語らないんだよなあ。その辺の距離感について!
ちょっと詳しく!

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