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有栖川有栖「長い廊下がある家」

有栖川有栖をまた読もうシリーズ。

「長い廊下がある家」は、火村の教え子の一人である男子学生が山中で迷いこんだ
長い廊下がある家で、殺人事件に巻き込まれるもの。時間的アリバイと密室トリック
双方を一度に解決するために、マジックではなくイリュージョンが見たいと火村が
アリスを焚きつけている。思考の行き止まりを教えるのが自分の役目、と自認して
いるアリスの推理小説家らしい発想と、それを聞いてからかう火村の様式美が
堪能できる。

「雪と金婚式」は、フーダニットではなく、なぜ証人たる夫は犯人が誰なのか気づく
ことができたのか、という点に主眼が置かれているのが面白い。
関係ないけど、国語教師だった夫が「雪がふる」と「雪はふる」の違いを妻に語る
シーンがあるんだけど、このへんのニュアンスというか使い分け、もはや日本人に
とっても感覚に近いものあるよなと思った。

「天空の眼」は、隣人のカナリアの君からの依頼で、アリスが1人で心霊写真と
それに関わる殺人事件の謎に挑む。火村の助けを借りず、アリスが1人で真相に
辿りつくので、アリスやればできる子だ!長編最新作「鍵の掛かった男」に繋がる
ものもあるのかな。
やっぱりアリスに恋人ができるとしたら、カナリアの君だなー。なかなかいい関係
みたいだし。

「ロジカル・デスゲーム」は火村が事件とは関係なく、ある変質者に命がけの知恵
比べを挑まれる一風変わった作品。3つのグラスのうち1つに致死量の毒が入って
いて、それを選んで飲めと銃で脅されるのだ。自分が助かる方法を考えるだけでも
大変なのに、咄嗟に自分も相手も助かる方法を見つけ出すなんてすげえな…。
火村はヒーロー型の探偵だよなあ、ほんと。

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