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矢口武「ジョーカーゲーム」

柳広司の小説ではなく、映画を原案としたノベライズです。
夏の合宿としてとある施設を訪れた高校生の1クラスが、命がけのババヌキを
させられる物語。
まあ昨今こういったデスゲームといえば金持ちの娯楽か国家推奨の法律か教育
プログラムって設定が多いけど、今回は人間力(コミュ力やリーダーシップ)を
鍛えるという目的らしい。
最後までジョーカーを持っていたら矯正施設行き。ゲームから逃げだしたら撲殺。
射殺じゃなくて撲殺っていうのが何気に残酷。

主人公の女の子は観察力が鋭くて、色んな人の癖や表情を読むのが得意で、
それがババヌキに活かされていく。つまり心理戦なんだよね。
最初は頭脳ゲームなのかと思ったんだけど、別にババヌキに必勝法とかないし
ルールの隙間とか特にないし、そもそも実際にババヌキするのって2回だけなんだ
よね。しかも主人公が参戦するのは最後の1回だけだし。
大野さんは良かったな。
でも最後、真の仲間となった女生徒と一緒に逃げだすんだけど、バトルロワイヤル
の最後だと主人公とヒロインはレジスタンス組織に身を投じる(そして2作目へ
繋がる)のと比べて、この女子2人はどうなるのか全然読めないなあ。国から追わ
れる立場になるんだよね?即刻捕まっちゃいそうだけど、でもあそこの警備も
温いもんなあ。簡単に麻酔銃奪われて逃走されちゃうし!バトロワなら瞬殺だよ?

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