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3/18MS「さよならソルシエ」

【原作】穂積「さよならソルシエ」(小学館)
【脚本・演出】西田大輔 【音楽】かみむら周平 【振付】エムジェイ
【出演】
テオドルス・ファン・ゴッホ役:良知真次 
フィンセント・ファン・ゴッホ 役:平野良(W主演)
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック役:反橋宗一郎
エミール・ベルナール役:輝馬 ポール・ゴーギャン役:Kimeru
ポール・シニャック役:上田堪大 ムッシュ・ボドリアール役:窪寺昭

ジャン・ジェローム役:泉見洋平

ちょうど1年前の初演を見て凄く感動した「さよならソルシエ」がこんなに早く
再演だなんて!前回は日程の都合でチケットをもう増やせなくて、結局1回
しか見られなかったんだよね。今回は張り切ってチケット取りましたよ!
再演に当たり主要キャストは継続、若手画家キャストが数名変更有り。
そして生演奏の素敵なピアノ(スタンウェイ)を今回も聞くことができます。


ゴッホ兄弟の愛と確執の物語を歌と繊細なピアノで描く上質の舞台。
昼公演は後方席だったから照明の美しさも堪能できました。

相変わらず良知くんのテオは顔と全ての所作が美しくて目が離せなかった
です。初演は通路演出無かったと思うんだけど、夜の通路席で間近で見て
しまって、魂抜けたね!ほんと美!テオとしても初演時より若手画家たちに
対して柔らかくなってたし、お兄ちゃんには甘さが増してた!そんな完璧人間に
見えるテオがただ一ヶ所だけあまり綺麗じゃないの、テオからの手紙読んだ
後に泣き笑いで立つシーンで、あそこはほんと取り繕うことのない心の柔ら
かい所を剥き出しにしたテオなんだろうなあ。直前の膝を抱えて泣くシーン
と言い、まるで子どもの頃に戻ったような姿だった。
兄の才能に焦がれ嫉妬し、兄の絵を世に送り出す宿命を心から受け入れる
までの葛藤から苛立ちから何から、良知くん熱演でした。
考えろのシーン、教会でのシーン、元々原作のテオより熱いテオなんだけど、
良知くんのテオの怒りのシーンは鮮烈な眩しさを感じるよ。

そして今回改めて気付いたのは、テオってただ兄の才能にだけ惚れこんで
るんじゃないってこと。今さらだけど!だって兄の絵画の才能が発覚する前
から、兄のために自ら背中に大きな傷をつけるくらいには、お兄ちゃんが
大好きなんだもんね。原作思い返してふと気付いたとこ。
この辺は原作がそうだからなんだけど、なんでそんなにも兄が好きになった
のかも知りたかったな。まぁそもそも背中の傷エピソードも舞台では言葉で
しか出てこないから、あまり掘り下げられはしないんだけどね。

平野フィンも一層ふわふわ感が増して、歌が更に上手くなってた!なので教会で
の覚醒シーンが際立ってましたね。あと、手紙読むシーンの母性(言った)。
kimeruさん以外変更した若手画家キャストは、バグバスターズで見た反橋くんの
気難しそうな喧嘩早いアンリ、少年のように元気な輝馬さんのエミール、可愛い
ポールと、爽やかさな面々でした。
このお話は兄弟の愛憎劇であるだけでなく、保守的な芸術界隈に風穴を開け
ようとする若者たちの物語でもあるもんね。

実は「さよならソルシエ」初演からずっと自分の中で上手く解釈落とせなかった
部分が、テオの歌う「ひまわり」の「僕の絵さ」って歌詞なんだけど、これってあの
ゴッホの代表作とも言える「ひまわり」が、「僕が描いた絵」って言ってるのか、
「僕の物である絵」って言ってるかわからなくて。
今日昼と夜公演をそれぞれ一緒に見た友人にも「どう思った?」って聞いてみた
けど、答え出なかった…。でも帰ってからネットでちょっと検索したら、テオの命を
絵具にして描いた(テオが創り上げた)『炎の画家ゴッホのひまわり』は、ある意味
「テオの絵だ」っていう解釈を見て、そういう見方もあるかと!なるほどねぇ・
この部分について友人とパンフ見ながら考察してた時の思考が、完全に国語の
読解文解くときのやつでした(笑)。「ここで言う本当のひまわりは、本当のフィンの
比喩じゃん?」「で、ギフトのメロディーを踏襲してるわけだから…」って(笑)。

あともう一つ!教会シーンで兄弟の愛憎劇を見せられて死んだ目になってる
ジェローム様ですが、あの「欲望」って歌の意味。ジェローム様は何をあんなに
苦しんでらっしゃるのかが、よく伝わってこなくて。
原作ではゴッホ兄弟とアンリ以外はほぼモブみたいな扱いだから描きこまれて
いないんだけど、まぁラスボスだもんね一応。そこを、もっと聞きたい!教えて
ジェローム様!
原作との違いと言えば、ゴーギャンは名前しか出てこなくて、アルルの滞在記録の
ある彼にテオが話をつけにいんだけど、よくこれ引き受けたよねゴーギャン!
舞台では最初からずっと情に熱そうなゴーギャンがフィンのそばに居るから、耳切
事件の相手役を引き受けたのにも納得いくけど、普通面識ない相手について、
同居した上に別れ際に耳切ったとかいう設定絶対お断りだよ!大枚積まれたの
だろうか…。

カテコでは最後にゴッホ兄弟二人だけになるとき、昼は良知テオが平野フィンに
抱きついたら平野フィンが良知テオの尻を揉んでました。そして夜は、良知テオの
打ち合わせ無しのアドリブが平野フィンを襲う!って感じで、どうも平野くんにテオ
の背中向けて両手広げた所に紙ビラが降ってくるのを再現して欲しかったらしくて
自分の帽子を平野くんに被せたんだけど、なかなか意図が伝わらずわたわたして
ました(笑)。

夜公演の終演後に劇中曲「モンマルトルの丘」(フルバージョン。劇中では出てこない
部分も歌ってくれた)を若手画家4人と観客で一緒に歌うというイベントがありました。
途中で良知テオと平野フィンも通路から出てきて一緒に歌ってくれて嬉しかった!
テンション上がった!
私、ほんとソルシエ何が好きってたぶん良知くんのテオが好きなんだよ~。

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