知念実希人「時限病棟」
父親が「お前が好きそうな本だぞ!」ってくれた本なんですが、読んで
みると閉鎖空間に監禁されて命がけのリアル脱出ゲームをやるという、
いかにも私が好きそうな設定でした(笑)。
監禁された5人の男女に共通するある医師の自殺。ゲームの謎ときと
共に医師の自殺についての真相も次第に明らかになり、5人を集めた
真犯人の目的も明かされていく。
事件を外部から追う刑事たちが説明要因としているので、真犯人の正体は
察することができるんだけど、患者の正体とかはびっくりしましたね。
個人的にはせっかくリアル脱出ゲームなら読者にももっと推理、という
よりはパズルに近いですが、謎ときをさせて欲しかったです。あともっと
ぐいぐい面白い謎を出してきて欲しかった~!あとリアル脱出ゲームが
大好きだと言うヒロインが「リアル脱出ゲームではこういう場合~」とか
戦闘に立って謎ときを進めているのがちょっと面白かった…!
でも読みやすかったので、エンタメ本としては楽しめました。
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