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「ファタモルガーナの館」

記憶を失い「呪われた館」に辿り着いた主人公と、主人公を「旦那様」と呼ぶ
謎の女中。女中に導かれ、呪われた館で数百年の間に起った悲劇の物語を追う。
主人公の記憶は戻るのか、謎の女中との関係は、あらゆる時代の悲劇に必ず
姿を現す白い髪の女は何者なのか、館の魔女は実在するのか。
ジャケ見て百合…?って思ってたらまさかの西洋浪漫サスペンスホラー。
女中の語る数百年の時代の中で起こる館の住人の物語と、それを内包する
主人公たち自身の物語という構造が面白い。認知の逆転、意外性がキーワードらしく、
伏線の張り方も上手い。ホラーといってもオカルトというより人間の心の醜さとかが
メインかな。劇画調のイラストとボーカル付きの音楽も雰囲気ばっちり!
主人公と一緒に館で起こった絶望につぐ絶望の物語を追ううちに、館や主人公の
秘密、意外な関係性という大きな謎を解き明かしていくことになり、続きが気に
なって一週間くらいでクリアしちゃいました。想像の数倍面白いゲームでしたよこれ。
私の周りでも全然話題にならなかったの不思議だなーVita版もあるのに。
3章までは女中が語る館の悲劇の物語。あらゆる時代に現れる白い髪の女と
魔女モルガーナの呪いを受けた3人の関係性については、とても興味深いよね。
ネルは過去でも現代でも、モルガーナの影響(白い髪の娘)の登場が無ければ
本来的にはネリーを大事にできるんだな。
ユキマサについては、ネルは同情の余地あるしヤコポはもうちょっと素直に
なれれば物事もうまくいったと思うけど、彼だけはちょっと大丈夫か…と思って
しまうわ。あの拷問シーン辛いよーって思いながら読んでたのに、まさか2回も
出てくるとは。1章で兄妹が不幸になったのはお互いに要因があったけど
ポーリーン何の罪もないしハビ少年もまとめて殺されちゃって一番気の毒よのう。
ヤコポは3人の中で唯一ちゃんと白い髪の女と恋愛してたよね。さすが過去で
モルガーナに惚れてただけある。彼らも結局不幸にはなっちゃうけど、でも
ちゃんと妻が不貞を働いてなかった、自分をずっと思っててくれてたってことを
知れただけでも救いはあったよ思うな。他の2人と比べて長生きしちゃったのは
彼女を待ち続ける人生だと思うと却ってつらかっただろうとは思うけど。
マーリアはヤコポと奥方を引き裂く悪役だったけど、彼女好きな女性は多いん
じゃない?真相に気付いたヤコポが自室で会ったマーリア完全悪女だったけど
なんかかっこよかったよね。
ヤコポがあまり本物のモルガーナに愛されてないので、ヤコモルというよりヤコ
ミシェ夫妻だなあ。白い髪の女も1章2章だと思われる(2章は恋愛じゃないし
平穏の鎖扱いだったかもだけど)だけなのに3章のヤコポのことはちゃんと愛して
たみたいで人間味あったからさ。
4章から主人公であるミシェルがきちんと動き出し、彼自身とその周囲の話になる
んだけど、ミシェルとジゼルが心通わせるシーンは良かったな。ミシェルが以外と
へたれだったし。
しかしミシェルの身体的事情ってなんでああいう設定になったんすかね…?貴族の
実家を追われて幽閉される理由だってもっと他にも作れそうだけど。
最後にミシェルがモルガーナのいた時代(というかその死後の時代)に行って3人の
協力を得てモルガーナ救出に奔走するの、未来を変えようとする過去へのリープって
感じで好きな展開でした。ミシェル頑張ったね。
舞台裏で各本編で最後に明らかになった彼らの性質が本来のものって
示されたから、ネルの「自己愛」、ユキマサの「境界(理性と狂気、人間性おt
獣性)、ヤコポが「ツンレデ馬鹿野郎」、ネリーが「ブラコン」、ポーリーンが
「盲信」ってのわかりやすいね。マーリアは「見たまんま」らしいけど(笑)。

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