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皆川博子「巫子」

皆川博子さんの、自選の、少女ホラー小説集ですよ…?もうこれ間違いないでしょって
買ったんだけど、はいええ間違いなかったわ。
というわけで、少女の蠱惑と魔性、女性の狂気と幻想と情念が凝縮した9編。
ほんとどれも外れ無し!基本救いも無し!
基本的に時間ループとかそういう話好きなので「骨董屋」は興味深い。
そして女たちが少女から大人の女性へ成人した後も、奇妙な幻想の中の
時間の円環の中に閉じ込められてしまうんだな。
ちょっとそこからのミスリードを利用した話だけど「夜の声」もいい。
「骨董屋」のラスト、麻子はどうやって姉弟を殺人者にしないようにするんだろうとか。
深読みしすぎかな。
あと「冬薔薇」は最後の自己治癒体操のうねるような、自分では止められない
揺らぎがちょっと怖かった。一度やり始めると気持ちよくて自分では止められなくて
死ぬまで揺れ続けるうねりってどんななんだろう。それが一番怖かったかも。

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