伊坂幸太郎「残り全部バケーション」
反省なんですけど、伊坂幸太郎の中編連作小説を時間を空けて
読むのよくないですよね…。伏線とか全部忘れちゃうよ。
特に今回の小説はメインは溝口と岡田っていう二人の裏稼業の
男を中心とした連作で、でも時系列はバラバラで岡田の少年時代の
話が真ん中らへんで突然入ってたりもするんで、ちゃんと覚えて
「ここで出てきた男、実はあいつでは?」とか察しながら読んでいか
ないと、ぽかーん、なんですよね。
まあ、個々の話も独立して面白いからいいっちゃいいんですけど。
でも溝口、そんな岡田のこと思ってた?っていうのもあるし、結末が
読者の想像にお任せしますって露骨なのもちょっと…とは思う。
しかし少年時代の岡田と最初に出てきた岡田、あんまりイメージ
繋がらないなあ。
繋がらないなあ。
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