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「紡ロジック」

珍しくアプリゲームの話なんですけど、「紡ロジック」クリアしました。
元々アプリゲーってあんまりやらないんですけど、有野課長も「なぜゲームを
するのか」って質問に「そこにエンディングがあるからや!」って言ってる
じゃないですか。終わりがないゲームってやる気力が湧かないんですよね。
あと私の場合、終わりがないゲームは廃人のようにプレイし続けてしまう
のが怖いって点もありますwパズルゲーみたいなストーリーとかない奴だった
ら通勤時の暇潰し用に割り切ってできるんだけどなー。

でも推理ゲーとかなら終わりがない(解決がない)のは無いだろうと思って
フォロワーさんがやってて楽しそうだった「紡ロジック」をダウンロード
してやってみたところ、めっちゃはまったー!
無課金だと1日5ステージしかクリアできないので、そこだけ先が気になって
ストレスあるけど、お話やキャラクターたちはとても良かった。私の好きな
ジュブナイル要素もあって!

主人公の瀧紡が名古屋の大学に入学するため、下宿先の民家へやってきたところ
から物語が始まり、画家を目指す同居人とその双子の兄弟の確執を解いたり、
高校時代の憧れの女の子にときめいたり、やりたいことが見つからない自分に
悩んだりしつつ、8章までは紡とその周囲で起こる日常ミステリを解いていく
過程で友人達と親交を深めていくお話。
紡は年相応の男子らしさ、少年と青年のはざまの未熟な精神性がありつつ、
変わり者と呼ばれてきただろう人間へのフラットで偏見のない目線、自分と他者
を明確に線引きして相手のためにしたいと思っても出来ることと出来ないことが
あること、他人に自分の意見を強要して押し付けてはいけないことをきちんと
理解できる聡明さが同居してて、人間としての好感度が凄く高いよー!
あと彼のすごいところは、数少ない友達ととても深い絆を築けていて、その友達の
ジャンルがバラバラなとこだよね。ロリータ女子、ガチヤンキー、強面帰国子女、
人気俳優、ミステリオタク、ほんと多種多様だよね。
そしてあまりにメンタルの強すぎる男だよ・・・マジで。「紡ロジック」は紡の
紡ぐ物語が生む物語といってもいいくらい。強い、THE主人公。

高校時代のヤンキーな友達とか、過去に色々あった蒼星とかが紡に惹かれていく
気持ちはよくわかる。特に蒼星と紅陽なんかは、過去のトラウマをあんな力技で
解き放ってもらったらねえ。そのくせアンバランスな精神構造も見受けられる
から、そりゃ放っておけんよ。
そして9章からは連続殺人が繰り広げられる孤島物のガチミステリですよ…。
ほんとここから空気感変わるからね…。
TOP画面で浜辺で海を見る彼らのうち人死にが出るたびにそのキャラの姿が消えて
いく演出、ひえええってなったよ!一応友情度とかの設定あるキャラで仲良くも
なれるのにあんなに死んだり実はクソ人間だって発覚したりするとは思わないやん…?
真犯人については、確か紡と蒼星が管理事務所へ行く途中に琴子が合流して
優ちゃんの話になったとき、「あれ、そういえば優って名前マサルとも読めるな」
って気づいた瞬間、動機から辿ってわかっちゃいましたね。
けど紡に罪を擦り付けて殺そうとまでするとはね…。ダンロン思い出しちゃった。
斗真は犯人が紡と琴子に絞られてからもずっと紡を擁護してくれてたし、「紡は
殺されかけたんだぞ!」って怒ってくれたり、サリーだったら紡に罪を擦り付け
ようとはしないって断言してくれたのも、強面外国人とロリータ少女とマイルド
ヤンキーっていう一見風変りな3人組の友情を大事にしてくれてて良かったなぁ…。
あの日々はもう戻ってこないんだよな…。
そして何より、恋した相手に殺されかけ殺人犯の罪を擦り付けられそうになった
紡の隣に、蒼星が居てくれて良かったよ…本当に良かった…。
4月1日から琴子のことを胡散臭いと思ってた蒼星(マジか)が、殺されかけて
いた紡を救出してくれて、絶対自身で謎解きした方が早いのに自分で謎に向き合い
たいという紡を尊重してサポートに徹し、琴子を赦すか否かも決断も委ねてくれた。
いつも紡に考えることを諦めるなと背中を押し続けてくれた。
美麗の件でパーティの船に乗り込んだ時もあんなに出不精なのに心配して迎えに
来てくれたり、絶対拒否するだろうと思われた夏の旅行に渋々とは言えついてきて
くれたり、やっぱりどこかで紡を心配してたんだろうなあ。どっちにも「紡を
騙してる琴子」がいたわけだし。
最終章で琴子を倒した紡に「おれが素直にやられると思った?」って冗談っぽく
聞かれたのに、答えた蒼星の「…ああ、そうだ」って声の震え、言葉の前の息を
整えるかのような吐き方、ものすごく心配したんだろうなって。紡が琴子の殺意を
受け入れて殺されるんじゃないか、紡が人を殺してしまうんじゃないかって
気持ちが伝わってくるようだったよ。
それに、琴子を赦すEDやアナザーED(琴子好感度MAX)でも、蒼星は常にこれ以上
紡が傷つかないことを一番気にかけてたもんね。

蒼星は導き手でお守りでサポートしてくれる存在、紡は蒼星にとっての解放者で
新しい風を持ってきてくれる存在なんだろうなってのが、相棒好きの私が見たこの
2人の関係性です。

にしても琴子にナイフを向けられてからの紡、最高だったな。俺は「不良」の瀧紡、
君とは違うんだよ「人殺し」の四辻琴子ちゃん、ってセリフ。紡も言ったけど、あと
少し前にピオフィオーレのアンリルートの感想でも書いたけど、誰かの復讐で
当事者を害するところまでは理解できるけど、それに関係ない人を巻き込んで犠牲に
した時点でそれはもう許せないなって、今回ならサリーね。そこ紡と共感したなぁ。


特別ストーリー
サリー「君の素顔」
泣いた。サリーが紡と斗真との時間を本当に宝物のように大事にしてて、彼女が彦根を
殺そうと決意したときも、気遣ったのは保身でなくそれをきっかけに紡と斗真が疎遠に
なってしまうことで。「2人の女」で、紡を殺そうとしている琴子の思惑に乗っかった
ふりをしつつ、紡を巻き込まず一人で背負って逝こうとする決意にも泣いた。女子2人
どちらも殺意を持って島に乗り込んできたのに、片や友人たちの心を守るため、片や
自分に恋する男を陥れるためという残してきた手紙の雲泥の差よ。
「葬る人」での「いつか私の秘密を斗真さんに話す」という約束、実現してたらなぁ…。

斗真「葬る人」
内面も外見もイケメンの斗真。サリーの人を見る目は確かだわ。物語創ることが
できる紡には未来と光を、サリーと優ちゃんの過去を一人背負い葬る強さを持つ斗真
には過去と闇を、それぞれの方法でサリーは弔って欲しかったんだろうね。
テニサーの動画を見て喜ぶ紡の頭を笑って撫でる斗真の強さは、紡の切り開いて
巻き込んで周囲を変えていく強さとは違う、受け止めて悼んでそこに残った悲しみを
そのままに抱きしめながら生きていく強さなんだよな。


優ちゃん「何者でもない僕たち」大門先輩「二つの反抗」
優ちゃんは、分相応な、自分の持たれるイメージのままの「らしさ」から抜け出し
たかったんだね。そのきっかけを紡という、影響力の大きい人間に求めてしまい、
そのことが逆に優ちゃんの「らしさ」に執着した琴子には許せなかった。
でも、結果的に大学入学で紡という主役から離れた優ちゃんが次に求めた主役探しが
あのテニサーだったというのが誰にとっても残酷な話よな。
大門先輩が優ちゃんのテニサー入部について「生きがいではなく(次の)主役を
求めてしまった」っていうの的確な表現だよね。優ちゃんがミス研でなくテニサーに
入ってしまった理由は、大門先輩のらしくない説教、琴子への反抗、それに偶然
サークル棟の前で小池に会ってしまったといういろんな偶然もあったからなんだけど
自分の発言がその一因となったという後悔があるだからこそ、大門先輩が次に紡を
迎えたとき彼自身の気づきを根気よく待ち「その言葉を待っていた」に繋がったんだ
もんね。最後に自分のエゴを優先させる彼女だから、これからも信じられる気がする。
美麗も野崎もサリーもそうだけど、この紡ロジックって変わろうとする強さ、その
過程で歪んでいびつな形に変わってしまった悲しさみたいなテーマが根底にあるのかな。
サリーの残したUSBからすると、優ちゃんはやっぱり裏サークルに関わっていたクロ
なんだろうな…。

今回の件で傷ついた紡をこれ以上苦しめたくないと考えて行動してた蒼星だから、
優ちゃんはクロだって本当は気づきつつも「シロだ」って言ったんじゃないかって
思うんだけどどうだろう。あそこ、蒼星から「シロだな」って言いだしてくるの
少し露骨な気がしたんだけど。

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