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「死神と少女」②

以下、攻略キャラ別感想

日生光~嘘つきな王子様とお姫様、即ち盗賊と魔女
ひなせって読むんだね。明るくて女子にモテて、ヒロインにも粉かけて
くる元生徒会長な先輩。裏在りそうだし、なんか胡散臭いと思ってた―!
金髪軽めの優男ってことでCV木村良平っぽさあるけど、たっつんです。
最初の攻略を勧める人が多いだけあって、物語全体の真相にはあまり
関わらないけど、序盤から一緒に行動してきた気さくな彼が、実は本物の
日生光になり替わっていた偽物だったという、意外な方向性からの刺込で
トップバッターにしていきなりしんどい想いをさせられます。
日生(偽)の心情は日生ルートじゃないとわからないというのも心憎い。
共通第4章(つまり日生(偽))を超えて第5章行くのつらぁ!
 
日生(偽)は99個の嘘と1つの真実(紗夜への恋)を吐いた。紗夜に振られた
ルートでは、一つの真実を紗夜へ証明する為、身バレして安定した生活
捨てることになっても、偽物の自分を暴いてもらう必要があった。この
恋だけは偽りの日生光としてたくさん吐いた嘘の一つにはしたくなかった。
最後に日生(偽)は、本物の模倣ではない彼だけが与えられる「寂しい」と
いう傷を、紗夜に残して去ったってことなのかな。
紗夜に受け入れられたルートでは、日生(偽)は意図的に(魔法の言葉で)
依存の対象を兄→自分へ切り替えさせた。魔法の正体は、即ち紗夜の
依存の対象である幻想の兄の存在だね。紗夜の日生(偽)への気持ちは
自分を救ってくれる都合のいい依存であって恋ではないかもしれない。それ
でも互いが互いの優しい嘘を認めて受け入れるのが逃避行エンド。嘘吐きの
詐欺師に唯一できる「嘘をつくこと」が紗夜を幸せにするなら、真実の
愛も正しい恋も、区別はないのかもしれないな。
一方、紗夜が自分に都合のいい依存相手だったから日生(偽)に惹かれた
のではなく、恋なのだと盲目的に信じて「嘘をつかないで」と頼んだ時の
結末が日生(真)との婚約エンド。
でもこれ、「薔薇についた余計な虫を退治した」って言いまわし、直情的
な日生(真)って感じしないんですけど、日生(偽)が日生(真)を
殺して入れ替わったってこと…?
日生ルートに入ると、遠野の娘じゃなく遠野紗夜としての存在を求められて
からの日生しか見えないっぷりが凄い。兄も蒼も完全ログアウトされた!
いや夏帆とかも、遠野紗夜個人を見てくれてたと思うけどな?!
日生(偽)にとって紗夜は唯一日生(真)のトレースとしてではなく自分
自身の感情で手に入れたいと欲した相手だし、紗夜にとっても日生(偽)は
本物も偽物も関係なく自分を塔の外へ連れ出してくれる存在だったんだよね。
モチーフはラプンツェルだと思うんだけど実はあまりよく知らなくて。
とにかく、盗賊にとって恋したのはお姫様じゃなくて魔女でも良かったし、
魔女にとっても自分を助け出してくれるのは王子様じゃなくても良かった。
 
日生ルートもいいんだけど、共通ルートの悲恋物語もいい。特に最後に
語られるのが日生(偽)が恋に落ちた紗夜との出会いのシーンってのも
余韻があってとても美しい。
  
桐島七葵千代~千一夜桜花
いや…共通4章の後にすぐ別の人のルートに入るの結構辛くない…?
5章に入って本物の日生がいつメンに加わってワイワイしてるの見るとさ、
本物の日生は何も悪くないとわかってるだけにさ…。真・日生先輩は下の
名前で呼ばれてるんだね。ちゃんと桐島と紗夜が日生(偽)と区別して
呼んでるのが…うう。
堅物で不器用で真面目な桐島先輩と、穏やかで心優しい寂しがりやな
千代こと秋桜。紗夜のようなメンがヘラってる子はこういう性根が
真っすぐな人な優しい人と生涯を共にした方がいいよ。
桐島先輩は物語が後半に行くにつれてどんどん幻想に浸されていく世界の
中で、幻想を理解しつつ現実世界にきちんと立つことができるあまりに
真っ当な人格なので安心感が半端なかったです。
おそらくこの世界の人間でない、だからこそ客観的な読者として全ての
物語を読むことが
できる存在。
桐島先輩ルートは千代の秘密が絡んだ、恋愛度低めの友情物語って感じ。
日生ルートが告白を受け入れた夜に早速体の関係になってその後もずっと
イチャイチャしてるのに比べ、アクセサリーを贈ったり割れた硝子から
紗夜を体で庇ったりするくらいで、むしろ紗夜は桐島と千代の絆を応援
する立ち位置になっているのでは?
桐島エンドは未来の話で子供も二人いて幸せな家庭を築いている様子。
日生ルートじゃあこうはいかねえ。
千代エンドは幾年の時を経て人として再び二人は巡り合えたって感じかな。
とても幻想的。

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