「オブラディン号の帰還」
4年前に航路の途中で姿を消したオブラ・ディン船が発見され、保険調査員として
その船に調査へ訪れた主人公。残された数々の遺体を前に、残留思念を遡って
死の瞬間を再現できる懐中時計を使い、この船で一体何があったのか、乗員乗客
60名の身元と安否確認に挑む。
プレイヤーが主体的に考察するガチガチのロジカル推理です。
プレイヤーが見られるのはその遺体の死の瞬間のみなので、そのシーンで何があった
か、その死に直接関係していない人たちは誰と一緒にどんな動きをしていたのか、
前後のシーンとどう結びついていくのかを想像しなくてはいけません。
そのシーンで名前を読んでたり、役職がわかりやすい人は推理もしやすいんだけど
人数の多い甲板員や檣楼員、ヒントの少ない中国人たちは難しかったー!
完全自力では無理で、ちょっとだけヒントや答えを見ちゃいました。いやでも答え
見ても、「こりゃ自力じゃ無理だったわ…」ってなりましたわ。消去法だけでなく
ローラー作戦にならざるを得ない人もいました。
画面が全てモノクロで表現されているのでわかりにくいのもあるし、劇画調の
おっさんの顔の見分け難しいし、とにかく人数が多いのがなー!
ここに注目して推理すればいいんだってポイント(ハンモック、靴の違い、持ち物、
肌の色…はモノクロだから難しい)さえ気づけばいいんだけど、そこが難しいんだ
よね。ハンモックの配置図は手書きでメモ作ったw
ひたすら劇画調のおっさんたちの死にざまを見ていくので、夜にずっとやってると
少し怖いかも。
でも推理がぴたっと当てはまった瞬間はめちゃくちゃ面白い!
ちゃんと群像劇としても興味深い。
序盤で仲良く談笑してる姿や化け物に襲われながらも団結して戦う様子、その一方で
起こる裏切りや殺人。何気にラストの調査報告書が興味深いよね。
最後にすべてが記された記録書を本棚にしまう主人公で終わるのがいいよね。物語は
閉じられ、誰一人英国には生きて戻れなかったけど、ことの顛末を知っていてくれる
人がいるっていう事実は彼らにとって救いになると思うから。
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