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「バディミッションBOND」

体験版やって面白かったのと、TLでおススメしてくれる人がたくさんいたので
製品版を買ってみたのですが、製品版としての続きのエピソード早々に、拷問、
プレイルームなどの魅惑のワードが出てくるので、運営からの「買ってくれて
ありがとな!」の気持ちをしかと受け取りました。

物語もキャラクターもにび凄く魅力的で、攻略サイトいらずでプレイしやすい。
メインパートはフルボイスで。漫画のような演出も楽しくて、特に序盤から
貼られた伏線が終盤一気に回収されていく少年漫画のような胸熱展開でした。
色んな意味でモヤったりストレスのほぼないゲームだったって思います。
キャラデザは「アイシールド21」や「ワンパンマン」作画などで有名な村田
雄介先生。
声優さんも豪華!
ルークのシンキングタイムのボケには何度も笑わせてもらいましたわw
また木村さんが上手いんだよなぁ。メジャーなのは「…25歳です」「聞いて
ねえよ」だろうけど、個人的にはチェズレイとのBE(ミカグラ温泉郷)の
「なにこれ…なにこれ!?」って言い方もめっちゃツボ。
あと各キャラの少年時代は女性声優さんが演じてらっしゃるのだけど、子安さん
演じるフウガの少年時代に子安さんの息子さんの子安光樹さんキャスティング
してるの天才か?

以下ネタバレ

ルーク
本当に素直で真っすぐで、誰に対しても優しくて。いい子だよなあ。頑なそうに
見えた閉鎖的な里のコズエおばあちゃんも絆されちゃう。
BONDは誰が欠けてもこの結末にはたどり着けなかったとは思うけど、やはり
ミカグラとマイカの人たちが手を取り合って絆を紡げるようになった最大の
功労者はルーク(とアッカルド氏)だと思う。彼がいたからこそだよ。
甘い物やニンジャジャン好きの子供っぽさ(…25歳です)もあるけど、一方で
未成年のスイに対してはちゃんと成人男性としての対応をしてて、ムラムラの
セクハラに怒ったり、サイドエピソードの頭撫でしないで握手求めるのとか令和の
主人公してる。明らかに自分には手の負えない影を背負ってる年長者への対応とか
も、見習いたい。
スイさん絡みではラノべの主人公みたいに鈍感極めるのかと思いきや、ちゃんと
察してくれて、良かった。「可愛いなあ」なんて言葉が簡単に出てくるあたり、
それに「大人になって気持ちが変わらなかったらまた伝えてほしい」なんて
大人の優等生発言するあたり、現時点では恋愛感情はないんだろうし、個人的には
ルークとスイにはスイーツヤニンジャジャンで同レベルではしゃげる友人(兄妹)で
居てほしいところがある。でもスイはさすが見る目があるよ~。
心から信頼していた相手に裏切られても、自分が何者でもない誰とも繋がって
ないと一度は思い込んでしまっても、過去をなくしても、心の奥底に芯の灯った
折れない素敵な主人公でした。
ルーク・ウィリアムズって名前は、亡き養父の姓「ウィリアムズ」と、相棒が与えて
くれた「ルーク」という名前で構成されてて、彼にとってのヒーロー二人から
もらった名前が繋がってるんだよなあ。彼がこれからもルーク・ウィリアムズと
して生きていくっていうのはそういうこと。
プレイルームはあまりひどいことされてないと願いたいヨ。

アーロン
フィジカルおばけ。でも実は聡明だし文武両道なんだと思う。
一見ワイルドで脳筋な拳で語る系に見えて、ちゃんと空気読めるし相手の踏み込んで
欲しくないラインの線引きできるし、必要な時はちゃんと言葉で相手を説き伏せることが
できるのいいよなって思う。ルークに対しても、燻ぶってたモクマさんに対しても。
ルークとの潜入ミッションで互いに別行動して仕掛けを作動させるときも「手に負え
ないと思ったらすぐ言え」って言ってくれるのもいい。
彼がどんな日々をどんな思いで過ごしてきたか、ルークと再会してからどんな思い
だったのか、きっと多くは語らないと思うんだけど、いつかルークと子供の頃のように
ベッドの上とかで延々と寝落ちするまでおしゃべりしてほしい。

ルークアーロン
幼い頃に一緒にヒーローになろうと約束して生き別れとなるも、再会したザ・運命。
この手のコンビって気が短くて乱暴なアーロンに常識人のルークが振り回される
構図を想像しがちだけど、実際はルークの自分の貫きたい信念にアーロンが
振り回されてる感じ。譲らないところは絶対譲らないルーク。
M2とM8が対になっていて、ヒーローを目指してきたルークが絶望したときに
奮い立たせたのがアーロンで、逆にアーロンが心の奥にずっと封じ込めていた
過去とヒーローへの願いを再び呼び覚ましたのがルークで。
これあれじゃん、富豪刑事でいうところの「お前は出会った時からずっとヒーロー
だった」では?ってリアルタイムでプレイ時思ったんだけど、実際そうだったわ。
自分の存在を犠牲にしてでも生きてて欲しいと願った相手が、自分のことを全て
忘れた状態で目の前に現れて。それでも、何も覚えてなくても、あの日と同じように
真っすぐ手を差し伸べてくれるってどんな気持ちだったのアーロン…。
M8、9の記憶は片や「お前を裏切った」で片や「(それでも)もう一度僕の手を
取ってくれた」なんだなあ。(ミッション中言ってた)
このアーロンの裏切りってゲーム冒頭でも出てくるんだけど、クライマックスかと
思いきや意外と早かったよなと。そっから先は口には出さないけどガッツリ信頼。
あとルークがずっと「ヒーローには相棒がいないと!」って言ってたの、特に
根拠示されてなくて漫画やアニメのイメージかなって思ってたけど、ここで
ちゃんと「人ひとりの力では身近な人しか救えない。だからヒーローには相棒が、
仲間がいないといけないんだ」って繋がってて、なるほどとなりました。ここ大事。
で、この頃からちょいちょいルークの記憶と思われる断片が流れてきて。2つの
記憶に矛盾が生じてるの面白い。1つは赤い髪の快活な少年が「ルーク!」と
こちらを呼び手を差し伸べている記憶、もう一つはこちらに向かって大人が「君、
ルークを見なかったか?」と問いかけられてる記憶。
ルークとチェズレイのBEでわりとさらっと「ルークは施設に入る7歳までの記憶が
ない」とか明かされるよな。
あと、ルークのブレスレットをに盗んで「二度も無くなったものが戻ってくるなんて
奇跡だ。3度目はないからもうなくすなよ」みたいなのアーロンの言葉って、そう
いうことなのかな。
М13~16くらいまでは辛いシーンが多くて。
正直ファントムの正体は知ってたんだけど、あんな最悪の形でルークの前で明かさ
れるとはおもってなかったよ…。M16の、心の中の仲間たちの言葉で自分を取り
戻していく演出良くて涙ぐんでしまったし、初めてちゃんとハスマリー時代の過去を
見て、アーロンの愛の深さに感じ入ってしまったよ。
このへんのファントムの正体周りについても、チェズレイはあれやこれを、でも
自分達仲間が傍にいるしきっと乗り越えてくれるって考えるし、アーロンはM2とか
M15を見るとルークを辛い思いから遠ざけたいって考えるんだな。プレイルーム
とかファントムのこれまでの計画の詰まった企画室の捜査とか、ルークにさせない
ようにしてるし。あとM15の捜査の正解ポイント調査時の毎回の「いけるな?」が
めっさ優しい!というか、この頃はもうルークへの呼びかけ、「おう」「ああ」とか
全部優しい声~!!声優さんすご。
M18で台座から飛び降りたスイを受け止めたルークをさらに下敷きになって
支えてるのとか、まじ?ってなるし。
アナザーEDで「お前をリカルドに行かせて良かった。もう一度会えてよかったよ。
まあ死んでも言ってやらねえけどな」って、お前がそう思ってるなんてことみんな
知ってますけどー!?」ってなったよね。

エピソード0のタイトルが「ふたりのヒーロー」で物語のラストのセリフが
「ふたりのヒーロー」達による「「またな、相棒!」」なの美しすぎない?

モクマルークアーロン
ミカグラ温泉郷でのバディエピソード、モクマを心配するアーロンとルークが
それぞれのやり方で彼に接しようとしているのを大人のモクマはちゃんと受け
止めてるのもいいなあ。
年取るとモクマの言うこともわかるというか、腹を割って話せる相手と同じくらい
「この人の前では誇れる自分でいたい」って思える、かっこつけたい相手も大事
なんだよね。
このあたりからしばらくのモクマさん常時ロートーンの色気よ。
っていうか、イズミの初恋もナデシコの初恋も奪ったの凄くないモクマ?

モクマチェズレイ
ほんと。ルークとアーロンは少年誌でモクマとチェズレイは青年誌ってファミ通の
インタビューで言われてたけど、複雑で一筋縄でいかなくて、愛憎入り混じった
まさに「濁り」だよね。
下衆は殺すべきだし「濁り」に母親は殺されたと思ってたチェズレイは、清濁
併せ持つモクマの存在に自らのアイデンティティが揺るがされて、そのこと
自体も許せなくて、その八つ当たりの矛先がモクマに向かったんだろうな。
(チェズレイにとってルークは勿論アーロンも善なんだよね)
一方モクマも他人を利用し殺されることで善人を装ったまま自分の背負った罪
から解放されたがってた狡さと共に守り手としての本心の覚悟を、傷を抉る
ことで無理やりチェズレイに暴かれた。
不器用な大人二人がリハビリをしていくお話だったね。モウマはマイカへの、
チェズレイはファントムへの執着とか禍根を拭い去り、相棒と一緒に新しい
未来へ進めるようになった。終盤は終始ラブラブだったし、モクマさんは
掘り下げないw

ルークチェズレイ
私結構ルークとチェズレイの関係も好きで、初めは絶対チェズレイはルークの
こと「目的が同じで御しやすい」くらいの印象だったと思うんだけど、ずっと
ルークのぶれない清廉さを間近で見てきて、彼からの信頼も受け続けて。
本人も言ってたようにモクマに対するのとは別の特別な感情が持つようになった
んだなって。あのゲス顔もほぼモクマにしか見せてないけど、ルークが「君は
そんな顔もできるんだ」って驚いてた慈愛に満ちた優しい表情もほぼルークに
しか見せてないよね。ゲス顔インパクト強いけど、とんだアヴェマリアだったよ!
ルークがM17でゴミ捨て場から生還して再会したとき、あの潔癖症のチェズレイが
ゴミだらけであろうルークを抱きしめるんだもんね。母だよ…。

スイ・ナデシコ・アラナ
スイさん本当に可愛くて聡明で真っすぐで、未来のミカグラ島を支える中心に
なっていける子だよね。ルークに恋してるのが可愛くて。ルクスイは自分の中では
友情だけど、二人が仲いいとちょっとシキがモヤモヤしてるといいな(どっちに?)
シキくんが山道で息切れして休憩を余儀なくされたとき、女の子のスイさんの方が
平然としてるので申し訳なく思ってるのに対して「自分は歌手だから体力作りも
仕事だけど、あなたは事務職なんだから得意なことが違って当然だよ」ってあの
若さで言えるの偉いなー。
ナデシコさんは、まだモクマのこと好きなんだろうなぁ。もう一生ものの初恋だね。
アラナさん、スイとナデシコと3人でミカグラ観光してるの良かったね。アーロン
とは家族だって言ってたし、目覚めたアラナの手を握って感極まってるアーロンの
スチルも良かったよなぁ。

アナザーエンディングについて
「あるミッションに変化が起きました」でガチ鳥肌立ちました。サイドエピの
イアンのセリフでシキ絡みとはわかって、もしかしてマイカ沈没の時に彼の死を
回避できるルートがあるのかと思ってやり直したくらい疑ってなかったw
そんなアナザーEDの主役でもあるシキくん。
現代設定の物語においてハッキングの天才ってめちゃくちゃ役に立つし有能。
私ほんとマイカでシキくんが死んだの悲しくて、このゲーム味方キャラも死ぬ
やつだったんだって思ったし、ボンドチームの中でも最年少だったし、正直
コズエ様に自己犠牲させてあげた方が本人も楽になれるんじゃないかと思って
たくらいなんだけど(鬼でごめん)。
強調されてたアッカルドの長男って途中までルークのことかとも思ってたんだけど
(スイと趣味が似てるから)、まあ年齢合わないしなって。
というかエピソード18は本編もアナザーもアッカルド夫妻の美しい愛にも泣いた。
とりあえず助けられて良かったし、一緒に働いてるゴンゾウもまた罪を背負って償い
ながら生きる立場だし、ルークとも妹のスイとも繋がることができて本当に
良かったよ。イアンもね。
ファントムもさ、なんだかんだ言って完全には非情に徹しきれなかったし、
ルークと過ごした日々の中で感情が生まれなかった、動かなかったなんてことは
なかったんだよなって。最後、幼いルークの手を取ってエドワードが少年の孤独を
救ったように、幻影の孤独にもまたルークが寄り添うことで救いの道が示された
んだねえ。
アナザーED解放後の「もう一つの道」も凄く良くて、シキが身内(コテツ含む。
従弟だから)と誕生日祝いしてもらってて、最後にセリフの語りてが「シキの
家族たち」になってたの素晴らしすぎて。
その後のイアンとのサイコロを使ったやりとりも良すぎるし、イアンまじめぞん
一刻の響子さんだし。
たぶんアナザーはファントムもシキもルークの差し伸べられた手で生き残るって
いう、彼らに引き起こされた事件の被害者からしたら許しがたい、甘い終幕で
それは許しがたいって人もいるから「アナザー」扱いなんだろうけど、拙者は
物語の中でくらいルーク殿のいう甘っちょろい戯言の方が好きでござるよ。

 

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