5/8Mミュージカル「ピオフィオーレの晩鐘」
【音楽】和田俊輔 【脚本】桜木さやか 【総合演出】野坂実
【キャスト】
リリアーナ・アドルナート:伊藤優衣
ダンテ・ファルツォーネ:新里宏太 ギルバート・レッドフォード:里中将道
楊:横井翔二郎 ニコラ・フランチェスカ:千葉瑞己 オルロック:長江崚行
ラン:岩田陽葵 フェイ:山内優花 レオ・カヴァニス:富園力也(VOYZ BOY)
オリヴァー・ハース:佐藤弘樹 リー・シーシャン:高木俊輔
ロベルト・デ・フェオ:工藤大夢 エミリオ:堀之内仁
ディレットーレ:鷲尾修斗
ミュージカル「ピオフィオーレの晩鐘」観てきました!
原作の乙女ゲーが近年やった乙女ゲーの中でもずば抜けて好きだったので
無印から追加版、1926までプレイ済なんですけど、以前のストプレに
続いて今回ミュージカル化もしてくれて、単純に期待大でした。
前回はダンテルートだったんだけど、今回は3陣営が共闘する大団円ルート。
物語はクロエとリトンことアンリの悪夢の始まりから。
ずっと暗躍するディレットーレとリリィの前に現れる謎の青年アンリを
丁寧に描いていて。聖遺物の秘密!運命の二人!っていうより、アンリの
復讐劇に重きが置かれていたから、聖遺物に翻弄された人たちのお話なの
かなあ今回は。
アンリの復讐が許せるか、マフィア達の制裁は許せるか、このどちらにも
リリィは答えが出せず中立なんだよね。
大団円ルートなのでリリィが特定の誰かに偏りはしないんだけど、物語の
展開上ギルとは行動を共にすることが多いし(そして明らかのあのマフィア達
の中で一番まともそうw)、オルロックとは猊下との関係を絡めて多少交流が
描かれてるし、二コラも二人きりで行動する場面があるから結構見せ場あるんだ
よね。
っていうか、二コラは実はアンリとは幼馴染みたいな関係だから、アンリと
二人だけで話すシーンとか、最後に炎上するカジノから逃げるときも、アンリを
残して引きずられるように去るリリィよりも最後まであの場に残ったの二コラ
だったしね。他のどのキャラに知られることもなく見てる側だけが察することが
できる二コラの心情なので、表情や仕草をめちゃくちゃ見てしまったな。結果、
わりと出番が少ないのダンテと楊になっちゃうよね。聖遺物の秘密が知らされた
とき「ファルツォーネの後継者と鍵の乙女が結ばれ~」って話題の時もするっと
いったよねw「私とダンテが!?//」みたいな展開もなくwみんな冷静やね?
リリィの伊藤優衣ちゃん、NARUTOや陰陽師の舞台でも見たことあって、さすがの
安心感だったな。声も可愛いし、動き回るときショールとスカートがふわって
舞うのも可憐だった!ウィッグも毛先がストロベリーブロンドなのもいい!
お歌も透明感のある歌声でとても良かったです。
フランチェスカの女だからニコラがそのもので嬉しい!えぇニコラはカテコで
客席に投げキスするし楊とすれ違う時はガン飛ばすよね(笑)。
千葉さん、声というか声質が声優さんに寄せてて上手かった!
序盤の教会での戦闘シーンで銃を構える姿が公式もイラストそのものの構え方
(左手で銃身を持つ右手で下から支える持ち方)で、テンション上がってしまった。
この日はファルツォーネエンドだったので、二コラのリリィちゃん呼びも聞けて
良かった。ピオフィ1、リリアーナ、リリィ、リリィちゃんの呼びわけが巧みな
おとこ、二コラ!
ピオミュたぶん歌はこれかなり難しい。セリフの音量と歌唱の音量が同じくらい
大きめに設定されているのか、地声で喚くような歌声になっちゃうことが多かった
のは残念かな。楽曲は良かったんだけど、物語を追うことで時間が結構精一杯だし
正直、恋愛があまり絡まないとキャラがセリフで表現しきれない想いを歌に託す
必要もあまりなくなっちゃうんだよね。アンリと猊下絡みのオルロックくらい
じゃないかな、劇中で心情を動くのって。
オープニングとカテコでみんなで踊るの可愛いからもっとやってほしい。
ってかカテコのダンスのときクロエ·ランベールめっちゃチャキチャキ元気に
踊るやん!ってなったよ!
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