「大逆転裁判1・2」
フォロワーさんのおすすめ、大逆転裁判をついにプレイしました!ちなみに
逆転裁判シリーズは4までプレイ済。続きは6まで出てるんだっけか。
1~3めちゃくちゃ好きだったなあ。舞台やコンサートにもいった!
そしてSwitchでスピンオフ?の大逆転裁判の1・2がまとめて発売されたので、
この機会についにやってみました。プレイ済みの人たちからはずっと大逆転裁判は
2までやってこそだから!と言われていたのでちゃんと合体版を購入しましたぞ。
主人公は成歩堂龍一のご先祖である成歩堂龍之介。
当たり前だけど、龍一君ってやっぱり覚悟をもって、ちゃんと勉強して、試験に
受かって弁護士になった人なんだなって改めて思ったよ(笑)。特に序盤。
心構えが全然違うというか。
さすがかつての親友と話をするために司法試験を一発合格するだけのことはある…。
(いや、かつて千尋さんに救われたことも大きな理由だけど)
龍之介君は巻き込まれて自衛のために自らを弁護せざるを得なくなっただけで、
元々は弁護士になりたかったわけではないもんな。
亜双義の遺志を継いで英国に着いた後も最初は付け焼刃でふわふわしてるし。
まあ、そのために、真宵ちゃんと違ってちゃんとフォローしてくれる寿沙都さんが
いるんだろうけど。
いや、いいんだよ真宵ちゃんは捜査や法廷で隣にいて一緒にお話とかしてくれる
だけでね!?
そんな彼が、日本や英国の司法の闇に巻き込まれながらも彼自身真実に向き合い、
自ら選び取った道として弁護士となる覚悟を得る、そんなお話でした。
陪審員システムや証言者席に複数いて他人の話に反応した人を問い詰めるシステム
など初めて見るものもあったけど、後はよく知る逆転裁判シリーズ物。
逆転裁判は各話ごとにきっちり話が終わっていて犯人も真相もすっきりわかって、
コミカルさとテンポのいい爽快感がありつつ、1~3で全体で大きなつながりが
あるっていう構成だったのに対して。
こっちはわかりやすい勧善懲悪みたいな部分があまりなくて、悪即斬な爽快感は
減った分、物語全体の大きな謎の存在が常に横にあって次への引きがあるというか。
2の3章あたりから過去の伏線が繋がり始めて最終章で一気に収束していく感じ。
確かにこれは2まで含めて1つのお話だな。
1をプレイして2発売まで2年経ってるし、消化不良と感じてそこで切ってしまう
人もいたかもしれないなあ。
ところでプロフェッサー事件の流れだけど、これで合ってるかな?
16年前、亜双義玄真、御琴羽悠仁、慈獄政士郎が英国に留学する。
10年前、検事クリムト・バンジークス卿が法で裁けない悪の貴族を殺す。
凶器は妻の実家バスカヴィル家の首輪をつけた猟犬。
そのことをヴォルテックス卿に知られ脅迫され、彼の指示で更に3人を殺す。
4人目の犠牲者を出したところで、亜双義玄真に自身の罪を見抜かれ、玄真との
合意の上での《決闘》によって死亡。“その命を奪う”という究極の方法で、
《プロフェッサー》の犯行が永久に止まる結果となった。
何が起こったか察したヴォルテックス卿は玄真(と一緒にいたバロック)を襲わせ
指輪を奪う。グレンソン刑事を使ってクリムトの司法解剖を強行させ、さらに
ワトソン医師に指示し玄真の指輪がクリムトの遺体から発見されたように捏造する
(当時御琴羽は助手として解剖に参加していたが、遺体から指輪が発見された瞬間は
見ていないため、捏造には加わっていない)
そして玄真を殺人鬼プロフェッサーとして逮捕した上で取引を持ち掛ける。
事情はあれどクリムトを殺した玄真は、罪に問われ日本には帰れない。そこで他の
プロフェッサーの罪も背負い有罪判決を受ければ、処刑の直前に脱獄させてクリムト
殺しの罪を問わないまま日本へ帰す、と。日本へ残した息子可愛さに玄真はそれを
受け入れる。ヴォルテックス卿は英国の司法の秩序のため、高潔な検事と名高い
クリムトが殺人鬼プロフェッサーの正体だったとは明かせなかったのだ。
一方、玄真はクリムトの遺書を持っていた。
プロフェッサーの脱獄はバークリー刑務所のバリケード所長とドクター・シス監察医に
よりつつがなく進められたが、ヴォルテックス卿と、日本での地位を餌に協力者と
なった慈獄が棺を掘り返す前に、墓堀りのイーノック・ドレッパーが玄真の棺を開け、
生きて動く玄真の姿を見てしまう。
焦ったボルテックス卿は慈獄に玄真を銃殺させる。
一方、処刑前の面会で玄真と会っていた御琴羽は、クリムトから託された願いを告げる。
それは身重のクリムトの妻を助けてほしいということ。
御琴羽はクリムトの妻の元へ駆けつけ出産に立ち会ったが、娘は無事生れたものの母は
死んでしまう。一人になってしまった出自を明かせないその娘を日本へ連れていけない
御琴羽は、亡き妻あやめの英語名アイリスと名付け、親友ホームズにその子を託す。
御琴羽と慈獄は日本へ帰国し、一真に玄真は病死したと告げる。
物語的には、最終章のホームズの相棒がミコトバだってわかったの胸熱だったな。
実は結構途中まで御琴羽さん黒幕まで疑ってたw。
でもよく見れば、御琴羽さんの帽子や風体はワトソン博士っぽさあったんだよなあ。
でも全然予測しなかったわ。
ホームズさんは龍之介との共同推理はスットボケた頓珍漢な推理でこっちに軌道修正
させてくるのに、ミコトバとの時は最初から全部真相指摘してむしろミコトバの推理を
導くような共同推理するんですか。へえ~…?
ホームズのテーマ曲のアレンジも好き。いや「相棒 ~The game is afoot!」めちゃくちゃ
良くない?知らなかったけどこれホームズの原作小説でもよく引用された言葉(もとは
シェイクスピア)で「獲物が現れたぞ!」って意味なんですね。嬉々としてワトソンに
呼びかけるホームズの姿が目に浮かぶようだわ。タップもしちゃうね!
そりゃホームズさんは成歩堂のことは「ミスター·ナルホドー」って呼ぶけど、寿沙都さんの
ことは「ミス·スサト」って呼ぶよな。彼にとってミコトバは御琴羽悠仁だもんね
実は最初の方ホームズことそんなに好きじゃなかったの、龍之介に修正してもらわなきゃ
いけない頓珍漢な推理しかできないのに、名探偵の評価を得てたからってのがあったんだけど、
段々話を進めていくうちに色々思慮深い人だってのもわかって、アイリスを守ったり龍之介を
見守ったりしてるのも伝わってきたから、好きになっていったんだけど。
本気の、遊び無しのシャーロック・ホームズはやっぱりかっこよかった。
ここで真の相棒と自由に推理してるのを見て、これが対等の友人といる時の本来のホームズ
なんだなあ。
好きキャラといえばアイリスちゃん。可愛くて聡明でおしゃまで、でも子供らしさも
あって。事件によっては法廷で隣にいてくれたこともあったけど、とても心強かった。
最後、自分の出自を何となく察したのかもしれないけど、それでもホームズが世界一の
パパだって言いきったのホームズじゃなくても泣ける…。
亜双義は正直ずっとこいついつか裏切るかなって思いながらプレイしてましたw
死後も復活するんだろうなとは思ってたんだけど、終盤まで父を殺された憎しみで
理性的でない対応も多くて、ちょっとうーんという感じ。彼の曇りを晴らし、父の冤罪
(完全に無罪ではない)を晴らしてくれた龍之介くんにもっと感謝してもいいよ!
あ、父の弟子で名刀狩魔から取って自分の名にした者もいる、というの興味深いね。
バンジークス検事については、「死神」なんて呼ばれつつも初めて龍之介と法廷で
対決してからずっと負けっぱなしなのにあれだけいつも上からなの、ちょっと
面白かったです。アイリスとは叔父と姪なんだなあ。
亜双義もバンジークス卿もなんだけど、敵として法廷で対峙する検事ポジションなので
御剣みたいに証人に名前と職業名乗ってもらえなかったり、オバチャン的キャラに
振り回されてぐぬぬぬ!みたいなコミカルシーンもあればよかったのになあと。
でも彼らの境遇を考えると色々と災難だったなあと思うので、これから幸せに
なってほしい。
グレグソン刑事は、1の最終章で問題行動はあったものの、イトノコ刑事みたいな
ポジションだと思ったのになあ。1のジーナに罪を着せようとしたのはあれだけど。
彼自身苦しみながらボルテックス卿に言われこれが英国の司法のためと信じて汚れ役を
引き受けてきたんだろうな。後にちゃんとジーナに慕われてるんだから信頼関係を築けて
いたんだね。だからこそ、ワトソン博士が殺されたことで亜双義の留学を避けると
同時にグレグソンをフランスへ行かせることで彼の危険を回避しようとしてたホームズも
あんなに悔しがったんだろうな。
« 7/2「Dear Girl~Stories~ Festival Carnival 15年祭」 | トップページ | 7/9Mミュージカル「テニスの王子様」青学 vs 聖ルドルフ・山吹 »
「ゲーム」カテゴリの記事
- 「オクトパストラベラー」(2024.10.11)
- レトセトラ~レトルト15周年展(2024.08.18)
- 「百英雄伝Rising」(2024.05.05)
- 「春ゆきてレトロチカ」(2024.01.28)
- 「十三機兵防衛圏」(2023.12.24)
« 7/2「Dear Girl~Stories~ Festival Carnival 15年祭」 | トップページ | 7/9Mミュージカル「テニスの王子様」青学 vs 聖ルドルフ・山吹 »
コメント