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「春ゆきてレトロチカ」

発売時からずっと気になっていた実写推理ADVゲーム。「街」や「428」の
ような静止画ではなく動画映像を使った映画に介入するような作りで、
謎に対して手がかりを元に仮説を組み立て殺人事件を解き明かしていく。
てっきり大正時代が舞台の名探偵ものかと思いきや、基本は現代日本が
舞台で、ミステリ作家の河々見はるかが自作の科学的考証を担当した四十間
永司に依頼され、実家の代替わりの行事に参加することとなり、そこで
起こった事件や過去の四十間家で起こった殺人事件の謎を紐解いていく。

四十間佳乃の残した小説を読み進めるにあたり、編集者に登場人物を
周囲の人物に置き換えてみてはと勧められ、佳乃をはるか自身、如水を
永司で設定してみて「これ、永司さんとの間にロマンス生まれちゃったり
しません?」って最初言ってて、途中までそうなるんじゃない?と思ったり
したんだけど、まあならないね。
1つのゲームで1つの殺人事件を追うと壮大になりすぎるから、こうして
現代と小説で描かれた過去の四十間家での事件を行ったり来たりする中で
複数の事件を扱う構成にしたのは正解だと思う。
過去の事件は時代時代で同じ役者さんで違う人物を演じるからちょっと
混乱するけどね笑家系図書いたよ!

ちょっと異色なのは牢屋からの脱出がメインとなる唐繰回牢かな?
謎解きゲームのような暗号や論理クイズみたいな問題もあって、面白かった。

総括した感想としては、まず実写の映像が美しかった。現代の四十間の家、
大正の後藤邸や温泉宿など、趣があって、調度品なども風情があって、世界観の
説得力があった。
あと役者さんのお芝居も素晴らしかった。同じキャストが違う時代で違う人間を
演じるのだけど、特に女優さん達の終盤の演技良かったなあ。
個々の事件については、指摘したいことと選択肢がうまく結びつかなかったり、
あくまで佳乃の小説から読み取れる推測だけで犯人を指摘しなくちゃいけなくて
根拠が弱かったり、色々言いたいこともあったかな。
有栖川作品が好きだったので、ガチガチロジックが好きなので…(Aが殺したのは
Bが席を外した時でもCがトイレに行った時でもDが電話を受けた時でもなくこの
時しかありえない、みたいなの)。

以下はネタバレ。

 

でも、過去事件が全てはるかが登場人物を今近くにいる人たちに置き換えて
イメージしてるだけの映像っていう、映像叙述トリック=如水が女性で
正体が明里というのはやられたね。
実はメタ的にラスボスは身近にいる明里じゃないかと思ってたことはあって
赤椿なんじゃないかと思ったんだけど、如水だったとは。そりゃ如水と
佳乃のロマンス生まれないわ。
それに、弥生さんが実はトキジクを食べた佳乃だったとは。これは気づき
ようがないよね。
つまり、元永は賢木の村で如水と出会ってそこで弥生が生まれたんだけど
賢木の家は燃やされ如水は赤椿を追って失踪。元永は最後に残ったトキジクを
持って佳乃と四十間の家に戻り、成長した佳乃を送り出したってことだよね。
如水の謎はよくわかったけど、赤椿の復讐はあまりピンとこなかった。
永山、そんな良かったか?笑
あと、トキジクという不老不死ファンタジーが(この一点のみだが)存在
しているというのもちょっと微妙。いや、それ以外超常現象はないと断言
されているんだけど、100年前の赤椿の遺志を継ぐ者がいた、とかの方が
好みではあった。

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