芦沢央「許されようとは思いません」
この方の御本は初めて読むかな?非常に読みやすかったし、
導入がどれも惹かれる構成で、なんか勝手に長編と思い込んで
たんですが、読んでみたらあっという間の5作の短編集でした。
どれもタイプが違ったミステリーで楽しめました。
特に良かった「姉のように」は、伏線とどんでん返しという
醍醐味が感じられたな。中身はとてもつらいけど。
因習村のような表題作「許されようとは思いません」も、胸糞の
悪さの中で恋人との結婚へと繋がる暖かく芯のある強さもあり
良かったです。
「目撃者はいなかった」の、会社で自分の失敗を自分で隠ぺいしよ
うとしてどんどん追い詰められていくのの胃がキリキリする感じ
わかりすぎたw
どれもラストで予想外の展開に連れていかれるお話で好みでした
« 2/17M「ミュージカル ジョジョの奇妙な冒険~ファントムブラッド」 | トップページ | 「うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch2」 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「嘘があふれた世界で」(2024.10.02)
- 浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」(2024.09.15)
- 梨「かわいそ笑」(2024.08.11)
- 清水 杜氏彦「うそつき、うそつき」(2024.07.28)
- 貴志祐介「天使の囀り」(2024.07.21)
« 2/17M「ミュージカル ジョジョの奇妙な冒険~ファントムブラッド」 | トップページ | 「うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch2」 »
コメント