方丈貴恵「孤島の来訪者」
これまた予備知識無くて面白いミステリー物として紹介されていて
図書館で読んでみた一冊。作者さんも初めての方。
本作だけでも読めるけど、シリーズものになってたみたい。
幼馴染を殺された復讐のためTV番組のロケスタッフとして幽世島へ
乗り込んだ主人公は、計画に先んじて標的を何者かに殺されてしまう。
彼らを狙うのは、異界からやってきたマレヒトという存在で…
いや~また「特殊設定ミステリー」だった笑!
今回結構ガッツリとルール設定があるので、特殊設定をそういうルールの
世界という前提でミステリーとして推理をしていく感じです。読者への
挑戦も挿入されている本格仕様ですぞ。
ルールの細かさ(縛り)がマレヒトも主人公達をも雁字搦めにして、途中で
わけがわからなくなったりもしましたが、個人的にはこのマレヒトという
存在とそれを封じてきた村の因習村的な背景も楽しかったです。
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