清水 杜氏彦「うそつき、うそつき」
全国民が嘘発見器を内蔵した首輪を装着することを義務付けられた
ディストピア世界。無理に外そうとすれば首輪が締め付けられ死に
至る。
そんな世界で首輪解除を生業として生きる少年が主人公。
嘘をつくと点灯する赤ランプ。それを誤魔化すダミーランプ。
なるべく善人を救いたいという想いと、悪人なら敢えて見捨てることも
やむなしとする主人公が、本当に救いたい人ほど救えず、師匠、ピッピ、
仲介人、クールハース、サクラノたちの言葉の先に何を思ったのか。
ずっと他人の嘘に振り回され続けた人生だったんじゃないかな。
主人公の元に首輪除去を依頼に来るいろんな人の話がよかった
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