2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2024年9月 | トップページ

10/27「STEINS;GATE 15th LIVE - ONE WORLD - 」

<キャスト>
宮野真守(岡部倫太郎役)/花澤香菜(椎名まゆり役)/関智一(橋田至役)/今井麻美(牧瀬紅莉栖役)
後藤沙緒里(桐生萌郁役)/小林ゆう(漆原るか役)/桃井はるこ(フェイリス・ニャンニャン役)


<アーティスト>
いとうかなこ/ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)/彩音/Ayumu(Zwei)

シュタゲの15周年ライブイベントに行ってきました。
いやキャストめっちゃ豪華だよね!?鈴羽役の田村ゆかりんだけラボメン揃わなかったんだけど
アーティストの皆さんもゲームやアニメの主題歌を歌った方たちが揃ってるし…ちなみに会場が
なぜ千葉県松戸市だったのかというと、松戸とマッドサイエンティストをかけてるかららしい…

イベント内容は最初にまず原作ゲームの主題歌であった、いとうかなさこんの「スカイクラッドの
観測者」の歌唱から始まり、キャスト全員による朗読劇、そこから主題歌ライブコーナーになって
最後にキャストによるトークコーナー。

イベントが2時間の予定だったんだけど、序盤の朗読劇のあとアーティストライブコーナーが
結構長くて、時間せまっちゃうけどこの後にまた声優さんの登壇ある?って思ってたら実際
30分くらい押してて、声優さん再登場による人気台詞・シーン上位の生お芝居も大盛り上がり
でした。19時までの予定だったけど20時手前くらいまでやってたような…?

イベントネタとしては定番だけど、キャストさんが人気投票上位のシーンやセリフを生で演じて
くれるの大好物なんで、このキャラクターごとに人気のセリフ・シーンの上位3位を生で喋って
くれたり演じてくれたりするのめっちゃ良かった。

シュタゲは選んだヒロインにより世界線分岐する話だから、各ヒロインの人気シーン投票結果も
岡部との恋愛シーンが多くて、生芝居の相手役として宮野さんは出ずっぱりだったのもいっぱい
お芝居聞けて良かったよ。フェイリスの父の話もルカ子の友情のために恋を諦める話も凄く
切なかったし、萌郁の1位「椎名まゆりは、いらない」には震えた…
まゆりの1位は紅莉栖を喪って鳳凰院凶真の仮面をかぶっていられなくなった岡部に寄り添う
言葉で、マモも言ってたけど本当にシュタゲの話はまゆりを救うため、っていうのが納得できる
存在感だよね。
ちなみにダルくんはゲーム冒頭の「ハッカーじゃなくてハカな」なんだけど、セリフ量はなぜか
岡部とまゆりのほうが多い笑

紅莉栖の人気シーン1位が岡部とのキスシーンの独白で、演じ終わった後に照れまくる今井さんに
マモが「照れることないじゃないか〜?」ってからかってまた今井さんが言い返してるのを、2人の
間に座ってる花澤さんが「私を挟んでイチャイチャするのやめてもらえます?!」ってキレてた笑
オカクリも、最終話の世界線からいくと岡部の方が覚悟決まってるので、吹っ切れると紅莉栖が
タジタジになるくらい照れを吹っ飛ばすからな…
紅莉栖はツッコミ台詞はあるけど決め台詞がないという話でも、3位の「助手でもクリスティーナ
でもないと〜!」も、確かにまず誰かに助手とか言ってもらえないと発動できないよねとマモも
頷いてから、「誰か…ってオレか」って納得顔になったの良かったよ。
この後にすぐ「助手!クリスティーナ!変態天才少女!ザ・蘇り者!」「変態って言うな!」「それが
一番腹立つのよ!」みたいにポンポン岡部と助手のやりとりが即興ではじまってヒェッとなった…


肝心の岡部の人気シーン第一位はどこでも言ってる「エル・プサイ・コングルゥ」なのに、
わざわざ最終回ラストシーンの紅莉栖との再会シーンから持ってきたの、スタッフの作為を感じて
ベネでしたよ。あのシーン来たら「これが運命石の選択だよ」だと思うよね?もっと手前でコレ
まで何回も出てきた「エル・プサイ・コングルゥ」なんですね笑
いや~ここ、生のお芝居で聞けたの幸せ。最後の「これが運命石の選択だよ」の声の優しいこと。

随所でオカクリを接種できてとても美味しかったです!

今年に入って宮野真守を見るの3回目だけど(ジョジョミュ、うたプリライブ、シュタゲイベ)、
全部違う方向の力を見せてきてすごい。すごかった。
宮野真守、マジトップオブエンターテイナーだよ…

 

早見和馬「イノセント・デイズ」

元恋人の家を放火し、妻と二人の幼い子供を殺した凶悪犯。
彼女に下された死刑という判決。
裁判官が語る判決の理由の短い1フレーズに、メディアが「整形シンデレラ」と
囃してた呼称にこれまで生きてきた彼女のどんな人生が内包されているというのか。

語り手たちは彼女の同級生だったり、被害者の友人だったり、彼女の母の
出産に関わった人たちだったり。
まあ最初のお医者さん以外は、みんな彼女にどこかしらの罪の意識が
あって、でもそれを告白しきれないまますべてを背負って、彼女はもう
誰にも裏切られることのない世界へ望んで旅立ってしまったという。

最後の瞬間、慎一の掴んだ真相や女性刑務官の手を振り払ってでも
死ぬために生きることへあがいた、人に委ねてばかりだった彼女の初めての
強い意思を見せたシーンは、暗い、救いがない、というだけではない、彼女の
命の輝きを感じてしまったよ。

「未解決事件は終わらせないといけないから」

リーガルダンジョンの作者さんの新作インディーズゲーム「未解決事件は終わらせない
といけないから」をプレイしました。
リーガルダンジョンの主人公が、12年前に未解決事件のままとなった少女の失踪事件
について、かつての関係者とのやりとりを思い出しながら真相に導かれるというもの。
思い出せる証言が、誰の、いつの時系列の会話なのかがあやふやなので、プレイヤーは
前後の流れや話し方などから推測して、パズルのように関係者たちとの会話のタイム
ラインを繋げていく。ただ、証言者たちは守るべき何かのために嘘をついてたりも
するので、そこを他の人の証言から見抜いて行ったりも必要なんだよね。
プレイヤーも「この人がこの人で、いつ会ってて??」と混乱しつつも矛盾せず
構成されたテキストトリックによる推理を堪能させてもらった…!
ドット絵のこのイラストもいいんだよね。
お話自体も、切なさと救いがあって良かったよ。

プレイ時間は3~4時間と言われてるけど、私は2か所ほど証言が見つけられなくて
詰まっちゃったところがあったかな。結構テキスト量が膨大なんだよね。

「侍タイムスリッパー」

元は上映館数が1館だったのが口コミで広がるというSNSで話題の
「侍タイムスリッパー」観てきました。

こうやって話題になってるの聞くと「カメラを止めるな」を思い出す
のですが、実際に見てみるとどっかんどっかん笑えるコメディという
印象より、時代劇、侍に対する監督の想いの強さが感じられる真摯な
映画だなと思いました。

作中に出てくる時代劇の監督・助監督、殺陣師、斬られ役者などみんな
時代劇に対する思い、終盤の展開に向けた侍、会津、日本の国への
想いなど、みんな一途で一生懸命でさ。
主人公を助けてくれるお寺の住職夫婦もすごく親切だし、嫌な人間
いないよね。みんな真面目で一生懸命で親切。

それに主演の山口さん演じる高坂が本当に愛らしくて。
所謂タイムスリップ物で過去の人物が現代に来て最新の文明の利器を
見た時の反応みたいな鉄板は奇をてらわず丁寧で、奥さんのおにぎりや
ショートケーキを食べてはその美味しさやそれを皆が気軽に食べられる
現代の豊かさに涙し、テレビを見てが絵が動くことに驚きながらも
劇中の人情劇に感動し。
山口さんイケオジだし高坂としての佇まいが本当に素敵だったな。
侍がタイムスリップして時代劇の斬られ役をやるという一発ネタ
コメディみたいな感じではなく、本当にとても丁寧で暖かいお話でしたわ。

「オクトパストラベラー」

8人の旅人、8つの目的、8つのジョブ

名家に生まれながら身をやつし父の仇を狙う踊り子
共に仕えた王と国を裏切った友を追う剣士
親友に代わりの儀式を引き受けた神官
科せられた首輪を外すため取引に応じた盗賊
相棒と共に師匠を救う狩人
学院を飛び出し、幻の書物を探す学者
自分の薬で世界中の人を救いたいと願った薬師
自分だけの世界一宝を探して故郷を旅立った商人

夢を追う清々しい冒険譚もあれば悲壮な覚悟で心を殺して旅する
物語もある。

ぶっちゃけていうと、DQ4の「導かれし者たち」のように、最初は
異なる目的で旅に出た8人が、旅の先で共通の大いなる敵と出会い、
共に仲間として戦う―みたいのを想像してたんだけどっていうかRPGの
仲間ってそういうもんかと思ったけど違った!
8人はあくまでそれぞれ自分の旅を続けていて、共通の敵とか目的とかは
ない。ゲームのシステムとして最初だけ「助ける」みたいな選択肢で仲間
にはなるんだけど、各人のストーリーで仲間が出てくるのは戦闘やパーティ
チャットのみ。ストーリー本筋ではその主人公一人だけしかいないんだよね。

だから、仲間というより旅の連れ、協力者って感じかな。
そういう意味で旅の間に生まれた8人の絆とかそういうのは感じにくいかも。
冒険を通じて深まっていく信頼感とかは、まあない笑

ただ、クリア後にできるサブストーリーで各人の物語に影響を与えたとある
人物について大きなつながりがあって、それがめちゃくちゃ強い裏ボスの
物語に繋がってて、それは8つの手記を読むとそのつながりがわかるんだけど
あのあたりはぞわっとしたなあ。
ぶっちゃけていうと、アーフェンの恩人=トレサの日記の持ち主で、サブ
ストーリーに出てくる父親を捜しているクリスの父その人が、かつて亡国の
王と共に魔人を封じた魔術師の子孫で、現在は赤目になってしまっているという。
シメオンやマティアスも、その人グラム・クロスフォードを魔人として復活させ
ようとする魔女の陰謀に利用されていただけだったんだよね。

基本8人それぞれ新しい街へいってそこでイベントがあってダンジョンの先にいる
中ボスを倒して次の目的の街へ~の繰り返し。
画面は懐かしさと新しさのある美しいHDー2D。
雪降る街とか海辺とかめちゃ綺麗。
洞窟とかは四方がうっすら暗くなっているので見にくかったけど…笑

でもRPGやってて久しぶりだなーこういう色々敵の弱点つける攻撃の属性探したり、
相手攻撃に耐性のある防具身に着けたり、有効な攻撃のできるジョブをとっかえ
ひっかえしたり考えるの。そういう諸々がすごくおもしろかった!
戦闘も、弱点を突いてシールド数を削ってフラフラ状態になってからが勝負!と
気づいてからは、あのシールドの割れるぱりーん!って音が気持ち良かった!
大きなダメージ与えるよりまず弱点攻撃の手数が大事だからさみだれ矢とか
千本槍とか友好だったよね。
あと意外とHP高い中ボスは毒処方も有効だった印象。
サイラス先生の属性魔法はザコ戦から中ボス戦までお役立ちで、ジョブの
経験値をためてジョブチェンジ後もサポートアビリティを何つけるか迷うのも
醍醐味よな。
拡散のルーン+緊急回避と舞踏姫シルティージの囁き+反射のヴェールがチート
だということはよくわかった…

音楽はめっちゃよかった!元から評判の良さは聞いてたけど私は特にメイン
テーマが好きでねえ。聞いたところによると、このメインテーマが一番難産で
1か月くらい作曲者さんボツを食らい続けたと聞いて諦めず心折れずにいてくれて
ありがとうの気持ちだよ。
それと中ボス戦のバトル直前の盛り上がる戦闘前BGMからから中ボス専用
BGMへの移行がスムーズですっご!これも聞いたところだと、戦闘前BGMは
2小節くらいずつで区切れるようになっててどれも中ボス専用BGMへの移行が
違和感ないような展開で作られているらしい。ふええ~!

キャラに関しては主人公はアーフェンにしました。攻撃力があって回復もできる
から序盤一人旅でも大丈夫そうだし、声も関智ですし…。
アーフェン、気のいいあんちゃんって感じでずっと好印象でした。
あと、イケメン+イケボだけど女心には疎いサイラス先生は属性攻撃力に特化
させてザコ敵退治とボス戦のシールド削りで終始大活躍!
あと、オルベリクとテリオンもレギュラーメンバー。
だいたいこんな感じ。
オルベリク(武芸家)
アーフェン(神官)
サイラス(魔術師)
テリオン(踊り子)

サブストーリーはほぼクリアしたし上級職も全部解放したけど、裏ボスは倒せません
でした笑
4人×2チームで全員ちゃんと育成しないといけないみたいだし、怯えた羊イベントで
苦戦してた私には厳しいかなと。でもずっと楽しかったから良かったな~

孫泌文「厳冬之棺」

中国のミステリって初めて読んだ。
翻訳で中国文化の補足があるだけでなく、同作者の他シリーズの登場人物に
関する情報が書かれてたり。
現代中国の様子も垣間見えて、おもしれー!
とは言え、メインは湖畔に立つ屋敷に住む一家と連続密室殺人の謎。
天才肌の漫画家探偵が自作アニメに出演してほしい声優と組んで事件を
解決するというのも斬新。

トリックは説明されても「そんなことができるので!?」という物理的な
衝撃があるんだけど、動画かアニメで見てみたいところ。
どなたかが島田荘司とか好きな人はって言ってて、わかる~!

「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」

女子2人の殺し屋のゆるーいやりとりと激しいアクションが楽しいベビわるの
劇場版3作目。私は1作目をアマプラで見て2作目は未視聴なんだけど、
楽しかった~!めっちゃノンストレス~!

印象としては1作目よりちさまひの関係がぐっと深くなってて、特に今回
冬村という自分に似た男に対峙したまひろが、ちさとの存在を強く感じてる
様子が伝わってきて、ラストの二人のシーンもじーんとしてしまったな。
序盤の海ではしゃいでる姿とか冬村の家でテントの中でも、二人できゃっきゃ
してるシーンを延々見ていたいな?

戦闘についても今までこんなに苦戦、というかちさまひ二人がかりでも倒せ
ない冬村という強敵が出てきて、最後はほぼ運よくバックステップからの膝が
決まって勝てたけど、ずっと劣勢だったよね。
冬村かえで、傍らに人を置くことなくひたすら自分自身を鍛え上げ、物凄く
狭い世界の中で生きてきたから、もう誰とも共存できなくなってしまったんだ
なあ。他人が思う通りにならないと殺してしまうし…サイコパスやん…

事前に聞いてた、前田敦子さん演じる入鹿の「神谷浩史と小野大輔のDear Gril
Storiesのドリアン回を知らないの!」が聞けたの笑った!
あとかいばしらさんが言ってた、宮崎県庁でのロケは庁舎内での殺しはNGだった
からみんなひたすら走り逃げまくってたというのもなるほど~と笑
かいばしらさん出番思ったより多かったな。

「嘘があふれた世界で」

SNSやネットをテーマにした7人の作家によるアンソロジー。
お目当ては「六人の嘘つきな大学生」が面白かった浅倉秋成だったけど
炎上Vtuber、動画投稿がバズった女子高生、更新され続ける死者のSNS、
呪いのアプリなど切り口もみな現代らしさがあり、全部面白かったな。
じつは最初はアンソロジーだと思わず(知らず)手に取ったんだけど
ラッキーでした!

« 2024年9月 | トップページ