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文化・芸術

GO TO TRAVEL 箱根②

今回の旅行は仙石原以外は行先を決めてなかったのですが、当日の天気が
やや雨模様だったこともあり、室内メインで行こうと決めまして、アートな
美術館巡りを決行することになりました。

・箱根ラリック美術館

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館内は写真撮影禁止だったので、お庭と唯一写真撮影可の受付ロビーを。
ルネ・ラリックはアール・ヌーヴォ、アール・デコの両時代に活躍したフランスを
代表するガラス細工の芸術家。香水瓶やオリエント急行の室内装飾などが有名です。
ガラス細工の芸術家と言えば、以前東京庭園美術館でガレのガラス細工展示を見にいった
ことを思い出しました。あの時みた色彩豊かなガレに比べて、ラリックはよりガラスの透明性を
生かしつつ造形に女性や龍などのイマジネーションを膨らませた作品が多いのかなと。
私は真夜中の香水瓶のデザイン画好き。
そういえば、東京庭園美術館の建物は旧朝香宮邸なんですがこちらの内装はなんとこの
ラリックだったんですよね。繋がる繋がる!って感じ。

・ガラスの森美術館

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なぜかガラス細工縛りになりましたw
こちらは写真撮影可だったので、お庭のキラキラと光を反射して色を変えるツリーも、館内の
展示も色々写真を撮りました。
右下の写真のレースのように編み込んだ模様の作り方とか、読み耽っちゃったわ。あと大人に
なってオパールの乳白色好きになったんで、左下のような器も素敵だなって。
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小関裕太写真展「キートスベリーマッチ」

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俳優の小関裕太さんのファンなんですけども、彼の写真集発売記念の写真展+
彼自身の撮影による写真展が同時開催されたので、見に行ってきました。時間が
無くて見られたのは小関さんを撮影した写真展の方だけだったんだけどね。

会場になった世田谷ものづくり学校@三軒茶屋には初めて行ったんだけど、廃校に
なった小学校を利用して製作者さんたちが小さなお店を開いて手作り作品を展示
したり販売したりしてる感じ。

写真集の写真展の方はフィンランドの優しい淡い空気感と小関さんの柔らかい雰囲気
や表情が合ってて、舞台になった森や湖の雰囲気と相まって素敵だったなー

 

ゴッホ展@上野の森美術館

上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました。
いやー「さよならソルシエ」のミュージカル観て以来ずっと実際のゴッホの
展覧会に行きたかったんですよね。
情報公開がされてすぐ前売り券をゲットして、以前に映画「ゴッホ最期の
手紙」を見にいった友人と一緒に行ってきました。
構成はフィンセントが27歳で画家を目指し始めてから、彼の作風の遍歴と
彼が影響を受けた同時代の画家たちの特徴がわかるようになっていました。
初期の田園風景や農民の生活を描いた写実的な画風から、補色を強調した
色彩の豊かな色遣いへ、さらに曲線のうねりや原色のを幾重にも重ねた
筆遣いを活かしたゴッホ独自の道へたどり着く。
「糸杉」「薔薇」などは足を止めて見入ってしまいましたね。特に「糸杉」の
炎が天上に立ち上るような樹木の伸び、凄かったな。
欲を言えば「糸杉と星の見える道」も見たかったと。ソルシエファンにとっては
有名な「ひまわり」以上に印象深い作品だったと思うので。機会があったら
ぜひ見たいです。
音声ガイドがまた良くて、解説の杉咲花さんの優しく可愛らしい声!それに
小野賢章先生演じる弟テオドルスが、兄との手紙について触れながら、
「兄さんが…」「兄さんは…」とドラマ仕立てでその絵の描かれた時期の
フィンセントとのやりとりを回想してるのも良かった。正直…良かったです。
私にとってテオドルスは舞台で演じた良知さんの、引いては「さよなら
ソルシエ」のテオなのですが、そのちょっと情熱と冷静の狭間なテオとも違う
温厚で誠実な小野さんのテオでした。
フィンセントとテオの手紙は本当に強い絆と兄弟愛に溢れていて、テオの
「複製画を送ったんだけど、兄さんったらちゃんと見たのかな?」って
微笑みを含ませながらの語りや、最期の時に兄が持っていたテオへの
手紙の「君は単なる画商なんてものではない。僕を介して君もまた、絵の
制作そのものに加わってきたのだ。僕たちは絵の制作に命を懸けている」
ってフィンセントの言葉や、兄の死について触れたときのテオの「兄さんは
本当に…僕の兄さんでした」って言葉は胸を打ちました。

「さよならソルシエ」で兄弟対決のシーンで、フィンセントが
「その宿命受けてたとう。世界を幸せにする絵を描くよ。それが望みなら。
ただ君の宿命。君が世に出す。僕の筆を。その手で絵を世界に。それが
君の、僕ら兄弟の宿命」
ってテオに言うのフィンセントの最後の手紙からだったんだなー。
関係ないけど、ゴッホ展を観ながら
「ゴッホの絵が日本で見られるなんてすごい時代になったよなー」
「その花言葉がさ、死んでも離れない…」
この会話再現するの夢だったんで叶いましたw

三国志展②―東京国立博物館

ちょっと斬新な展示だったの、赤壁イメージなのかな?水上戦で一斉に
数万本もの矢を射られるの巻。東南の風が吹いてるのを感じるよ~。

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こちらは実際に赤壁から発掘された矢じり。凄かったんだろうねえ。
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個人的に今回の目玉。曹操高陵の再現とそこからの出土品の展示。2008年に中国河南省の
遺跡の発掘が始まり、そ三国志の英雄曹操の墓だと判明したんだって。左の写真だと右下辺り
に曹操の墓室があるそうな。右の写真は崩れかけたその墓室。展示ではこの場所が再現されて
ました。

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遺骸の周囲を飾ったと思われる白磁のカン(ツボかな?)、「魏武王」の石碑、瑪瑙など。どれも
綺麗だね。

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墓は質素に、という曹操の命令に従って埋葬品は少なかったようなんだけど、それでも彼の家族や
部下が棺と一緒に収めたこれらの物は、曹操のお気に入りだったり好みだったりしたものなのかな。
1800年前を生きた英雄曹操が、もしかしたら見たり触れたりしたものかもしれないものの実物を
こうして見られるのって、本当に曹操って生きてたんだなって思えて感動しちゃった。
墓からは曹操の頭蓋骨も発見されているそうなので、研究が進めばまたいろんなことがわかっていく
んだろうな。

 

三国志展①―東京国立博物館

リアル「三国志」を合言葉に、漢・三国時代の多くの出土品から文物を展示するだけでなく、
横山光輝氏が描いた漫画「三国志」、川本喜八郎氏の造形による「人形劇 三国志」の美麗な
人形、若い層にも人気のゲーム「三国無双」のキャラクター達ともコラボしつつ、史実・創作
双方から多くの人に愛される三国志の英雄たち、同時代を生きた人々の息吹を多くの出土品
から伝える。音声ガイドは三国無双バージョンを選んだら、曹操や関羽が解説してくれたよw

川本喜八郎氏の人形。諸葛孔明曹孟徳。いや~服から沓、何より表情。本当によくよく
作りこまれてるね。人形劇の三国志、ちょっとだけなら見たことあるんだよなぁ。

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という弓と撒菱。これだけのサイズを操るには騎兵じゃなく歩兵である必要があるそうな。納得。
撒菱は投げてどう落ちても必ず上に尖った部分が向くようになってるんだって。使いどころは将の
智略次第だとか。定山から出土されたこの撒菱を置いたのは曹操軍か劉備軍か。想像が広がるね。

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彼らの当時の生活がうかがえるもの。
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大橋忍先生「切り絵ワークショップ」

大橋忍先生のお名前を知ったのは先月見た映画「夏目友人帳」。
作中に切り絵作家の女性が出てくるんですが、彼女が作ったという
設定の切り絵作品を担当されていたのが大橋忍先生です。素敵だな~と
思い、彼女が夏目くんに送った露草の切り絵のキーホルダーも買って
Twitterでも作品などを拝見してたんですが、今度デザフェスに出展されると
聞いてワークショップに参加してきました。
作ったのは蝋燭の切り絵。
まったくの初心者なんですがナイフの使い方から切るコツまで丁寧に
教えていただき、線を切り、和紙を選んで貼って、だいたい1時間半
くらいかかったかな。
線を切ってる間は心が無になって写経でもやってるような心持ちになって
終わると程よい疲れがありますね。和紙を選んで貼ってる時間はわりと
ただ楽しい感じなんですが、やっぱり線画をなぞってる間が一番集中力も
高まって面白いかも。やってよかった、楽しかったです。

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出来たのはこんな感じ~。
初心者としてはとりあえず完成までこぎつけて良かった(笑)。
聞けばナイフも1000円くらいだというし、趣味としてやってみても
いいかも。


先生の作品も生で拝見できました。個展も開催されてたとのこと
なので、次回はぜひ行ってみたいな。
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グッズもめちゃくちゃ綺麗じゃないですか…!
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フェルメール展

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上野の森美術館で開催中というか、開催したばかりのフェルメール展に
行ってきました。まあ、もともと絵画とかあまり興味ないので、人からの
お誘いで行ってみたんですが、まあめっちゃ混んでましたね!
時間指定券の意味とは…?入場自体は指定時間の終わりの方に行った
ので待ち時間10分くらいで入れたんだけど。中はめちゃ混みです!
フェルメールは現存作品が35作品しかないそうで、そのうち9作品が
展示されていますが、入場してしばらくは同時代の画家の作品が続きます。
フェルメールじゃないのか~って思ったけど、やっぱ絵上手いので(小学生
の感想)、見てても面白かったけどね。あらしの夜の雲の色とか海の光とか。
無料の音声ガイドと入口で配られる全作品の概要の乗った冊子のおかげで
見るポイントがわかってよかったってのもある。絵の前は人の山で、もし
説明概容が隣に掲示されててもきっと見えなかっただろうからなぁ。
フェルメールの絵は、貴族や王侯の肖像画ではなく庶民の日常のワンシーン
なんだけど、その切り取られた一瞬の緊張感というか、静謐な厳かな雰囲気
さえあるんだよね。不思議。

アートアクアリウム

少し前の話になりますが、京都に行った際に二条城の二の丸御殿
中庭で開催されたアートアクアリウムを観てきました。
開場まで外で待ってたんだけど、めっちゃ寒かったよ~!

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今回は屋外開催です。こんな風に中庭のあちこちにライトアップされた
金魚の水槽がたっくさん!

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赤いの、なんか賢者の石作れそうな感じに撮れちゃいましたね…。
プロジェクションマッピングを使った演出もありました。

このアートアクアリウム、東京でやっていた時もネットの記事で見かけて
写真なんかも見たことあったのですが、めっちゃ綺麗。綺麗なんだけど、
この極寒の京都の冬の屋外で金魚を設置することがなんだかな~と。
絶対何匹か死んじゃってるだろうし。あと、ライトアップ(とプロジェクション
マッピングもあるけど)表現以外にも色々見せ方の手数があるともっと
楽しめる気がする。
とにかく寒かった!

関西旅行①(大阪・有馬温泉・姫路)

今年の夏は大阪・神戸・姫路を駆け抜ける三都物語にしました。
1回の旅行でお城二つ見るとかちょっと歴女っぽいですね!

・大阪城
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入城して見たのはいつ以来だろう。はっきり言っ大阪城の形をした博物館
なんですが(8階までエレベーターあるしな!)、築城から大阪冬の陣・夏の陣、
徳川による再建まで係る様々な展示や情報が見られるので、楽しいです(笑)。
昨年の影響で真田幸村関係も充実してますね。やっぱり戦、合戦の話は
面白い!

・有馬温泉
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遠くに見える雲海。温泉すっごく良かった~肌の調子良かった!

・白鷺城
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う、うつくしい~!さすが世界遺産!あまり知らなかったのですが、こちら
徳川家康の孫で豊臣秀頼の正室だった千姫が大阪城から脱出後、再婚
して嫁いだ先だったのですね。お土産も結構千姫グッズ推してました。
城主としては様々な人が移り変わっていったようで、その中で戦災も
免れこうして城が残ったの凄いですね。

ミュシャ展2017

新国立美術館で開催中のミュシャ展を観に行ってきました。
絵画にはほんとど興味のない私ですが、ミュシャはポスターや商品の
パッケージを手掛けていることも合って、私のような一般層にもわかり
やすくて好きなんですよね。
それに、ミュシャの色遣いって金屏風に近い色の散らし方してて、そりゃ
日本の人々ミュシャを好きになってまう…って思いました。

今回の見所は世界初スラヴ叙事詩を全20点まとめて公開していると
いうことです。ミュシャが晩年16年かけてスラヴ民族のアイデンティティを
描いたスラヴ叙事詩です。
戦いの運命に巻き込まれ、独立を勝ち取っていくまでのスラヴ民族の
歴史を描いた大作です。

撮影OKの場所もいくつかあったので、撮ってきました。
個人的にミュシャは青色の描き方が好きです。

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噂の、ミュシャ自身の若い頃がモデルだというイケメン青年(笑)。



こちらはミュシャの娘がモデルなのだそうです。
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