その他観劇

8/19S 超体感ステージ「キャプテン翼」

[原作]:高橋陽一[総合演出]:EBIKEN(蛯名健一)[脚本・演出アドバイザー]:加世田剛
[出演]:元木聖也/中村龍介/松井勇歩/鐘ヶ江洸/鷲尾修斗/反橋宗一郎/土井一海
加藤真央/皇希/渡辺和貴/輝山立/大曽根敬大/廣野凌大/田中稔彦/瀬川亮
伊阪達也/北村悠/斎藤准一郎/松永一哉

昔大好きで原作漫画もアニメも見ていた「キャプテン翼」。舞台化が発表された時から
観に行く気満々でチケットをゲット。早速開幕2日目に見てきましたよ。
触覚提示技術(ハプティクス技術)を体験できるプレミアム体感シートというちょっとお高い
席にしたところ、振動が伝わるベストに手首、太股、足の甲につけるパッドが付いてるのね。
必殺シュートや選手同士のぶつかり合いとかで使われるのかと思ったら、ノリノリのBGM
とかにも合わせて揺れてリズム刻んでくるから面白かったな。
開演前に日替わりでキャストがベストの着用について説明してくれるんだけど、ドイツの
ミューラー役の伊坂くんが普通に目の前にいて他のお客さんのベスト着用手伝ってて
私が悪女だったら「ベストのチャック閉めて下さい!」って言っちゃうところでした。
それと、フレグランス演出もあるって聞いてたのですが2幕最初の試合開始前のところで
とても良い匂い…芝の匂いが(笑)。

話は舞台オリジナルのストーリー。ジュニアユース大会からの帰国途中のトランジットで
立ち寄ったドバイで、かつてロベルトが見込んだサラディという未開発国の少年レオン
と出逢った全日本チームが、そのレオンを含めシュナイダーやピエールなど各国の
強豪選手を集めたレッドストームというチームと対戦することになるというもの。
展開や流れ自然で原作のあの雰囲気がよく出てたなあ。ヘリのプロペラにシュートを
当てて空中銃撃を仕掛けてきた軍用ヘリを撃退するとか、めっちゃ原作でもありそうな感じ!
そしてやたらサラディという架空の未開発地の表現に拘りを感じた…ライオンキングかと
思った。

聖也くん達のアクロバットや映像で再現される必殺シュートの数々も凄かった。!って
いうか聖也くん普通に素でオーバーヘッドシュートできるしね!
漫画読んでたので色んなの見られたの懐かしかったな~。
ラフプレイで吹っ飛ばされた翼や石崎くんや小次郎に、岬くんが真っ先に駆け寄るの
岬くんらしくて良かった!レッドストームの強さにプレッシャーを感じて仲間割れしそうに
なった早田を気遣ったりね。
小学校時代に転校の多かった岬くんはサッカーで築いた絆を大事にするっていう設定が、
飛行機の中での翼くんとの会話でも垣間見れたな。
あと、若島津くんってほんといい子だよね…。まあ彼が背番号1で若林が背番号22とか
でキャラビジュが発表された時から、若島津が途中で怪我とかして若林と選手交代する
んだろうなとは思ってたけどさ。実はボンボンである若林が着の身着のままでドイツから
日本に駆けつけたのにも驚いたけど!
私が彼なら初めは参加を断っていた若林が現場に来たら苦虫を噛み潰したような顔に
なるし見上監督が「念のため選手登録してた」って言うのにもチッってなると思う…。
そして私がけんこじorこじけんの古き民なら案の定、前半に加点された上に怪我して
若林と選手交代になる展開に歯ぎしりしながらも、その前に夜の川辺で小次郎と2人
きりで語るシーンがあったからまあ許す…ってなるところまで想像余裕だった。
まあ、すぐ岬くんが2人の所に来ちゃったので「太郎、大丈夫?2人のお邪魔になって
ない?」ってドキドキしたら他のメンバーも続々やってきたけど。

私はもともと南葛SC時代から岬くんと若林くんが好きなんだけど、ジュニアユースの
選手たちがそれぞれの学校のユニフォームを着た姿を見せてくれたのも嬉しかった。

「キャプテン翼」自体はめっちゃメジャーな作品だから名前を知らない人はあまりいない
と思うけど、この舞台は原作ちゃんと知ってる方が楽しいかも。キャラ数が多いからある
程度キャラやその背景を知ってる前提で作られてる気がする。
私は原作読みこんだ上にテクモのゲーム版もやりこんだから見ててわかりやすかったし
楽しかった。

でも実は、土曜の夜というゴールデンタイムにも関わらず、空席多かったんだよなぁ。
うーん、キャラビジュの寄せ方が甘かったのかチケットが高いのか。

8/5S「ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~

【原作】「NARUTO-ナルト-」岸本斉史(集英社 ジャンプ  コミックス刊)
【脚本・演出】児玉明子 【音楽】和田俊輔
【出演】
松岡広大(うずまきナルト役) 佐藤流司(うちはサスケ役) 伊藤優衣(春野サクラ役)
君沢ユウキ(はたけカカシ役)  藤田 玲(ヤマト役) 北村 諒(サイ役)
岡田亮輔(薬師カブト役) 大湖せしる(綱手役)  萩尾圭志(鬼灯水月役)
七木奏音(香燐役)  山口智也(重吾役) 林野健志(干柿鬼鮫役)
辻 諒(デイダラ役) 片山浩憲(トビ役)
白崎誠也 寒川祥吾 宮川 連 野間理孔 松林篤美  知念紗耶
悠未ひろ(大蛇丸役)良知真次(うちはイタチ役)
演奏:土屋玲子(二胡) 加古臨王(和太鼓)

NARUTO東京凱旋公演を観てきました。今回は真ん中より少し後ろの席だったので
全体が良く見えました!前回は前過ぎて眼福ではあったんだけどね(笑)。
前回観劇の後にアニメを少し観て、トビを名乗りうちはマダラを語るうちはオビトの
こととかわかりながらではあったので、トビの時の陽気な弟分みたいな振る舞いは
オビトの時の本来の気質なのかなーとか思ったりもしました。
あと、最後の「許せサスケ。これが最後だ」のときのイタチの顔が優しい笑顔から
苦しそうに歪められる感じとかマジマジ見ちゃったね!
あと私、伊藤優衣ちゃんのサクラちゃん可愛くて凄い好き。あの衣装似合ってるし、
上はタイトで体のライン出しつつ下はショートパンツにミニスカートみたいに広がる
フォルムとそこから伸びる足が綺麗だよ~!客席降りで近くに来たときめっちゃ手を
振ってしまった。
最後の挨拶が良知さんだったんだけど、2.5次元舞台に対してとても真摯な想いを
語ってくれたので、ネタではない「鳴りやまない拍手」状態でした。
そして最後に捌ける時、イタチの方からサスケに手を伸ばして2人で手を繋いで去って
行きました…うっうっ。サスケが小さい頃はこうやって幼いサスケの手を引いて家路へ
帰ったんだろうなぁ

6/3S「ハイスクール!奇面組」

【原作・監修】新沢基栄 【脚本】田中大祐 【構成・演出】なるせゆうせい
【出演】
一堂零:平野良 冷越豪:寺山武志 出瀬潔:もう中学生
大間仁:高木晋哉 物星大:鳥越裕貴

河川唯:松田彩希 宇留千絵:東理紗
事代作吾:なだぎ武 若人蘭:花原あんり 伊狩増代:奈良岡にこ
雲童塊:才川コージ 似蛭田妖:葉山昴 切出翔:佐藤友咲
天野邪子:柴小聖 御曹司:鈴木勤 太鼓持大:森本亮治
うしろゆびさされ組:上田芽依、小林都
よろづ組:佐藤輝、鈴木そぼく、中村翼、川畑亮人

「ハイスクール奇面組」の舞台を見てきました。「パタリロ!」に続き、最近
昭和のギャグ漫画の舞台化がブームなのかな?舞台化、キャラクター
ビジュアルの発表からずっと楽しみにしてました!ソルシエで気になって
た平野くん主演になるとはー!ってものあったしね。
奇面組はアニメはちょこちょこ見てて、原作の漫画は中学生か高校生くら
いの頃に読んだきりだったんだけど、観てるうちに色々思いだしてきて
懐かしかったな。奇面組と女子2人以外記憶が曖昧だったんだけど、
雲童塊とか似蛭田妖とか、ああいたわいたわー!ってなりました。
アニメではうしろ指さされ組が歌うOPが凄く好きで、映像も本編がギャグ
なのにOPはほんのり恋愛風味なんだよね。個人的に「あなたを知りたい」
のOPが唯ちゃんとお面を被った零さんらしき男性の手が触れそうで触れ
られないやつでいっそ少女漫画だった…。
今回もOPで「うしろ指さされ組」歌うんだけど、アニメのサビでもあった
唯ちゃんと千絵ちゃん+ギャグサイズの奇面組が腕を後ろに回して踊る
振付のダンスあって、これ聞きたかったやつ!めっちゃ嬉しかった!
「趣味が悪いねと周りの友達は言うわ」「あいつは駄目なやつとレッテル
貼られたって世界で私だけはあの人を好きでいたい」って凄く唯→零な
歌詞だよね!?

キャラクター達のビジュアルもさることながらセリフの掛け合いがほんと
原作のテンポの良さを再現してて楽しかった。あと昭和ギャグね!
ずっこけ方とかネタにネタを重ねる天丼とか圧倒的に80年代です。
平野くんの零くん前に見たフィンセントと違いすぎて役者としての振り幅に
驚いたし(とは言え彼は一氏ユウジ…)、テラの豪くんの決めポーズの姿勢
完璧だったし、鳥越くんの大くんなんかお尻半分くらい見えてる衣装だし
あざとい動きと相手の股間を掴みに行くオカマネタに迷いが無くて凄かった!
潔と仁役のお二人はお笑い芸人さんみたいで、アドリブとかも声だして笑っ
ちゃったし、でもまあ中の人ネタはあまりいらなかったけどね(笑)。
なだぎさんの経験値の高さはさすがさすがで、各方面へのフォローが冴え
渡ってました…。
そして唯ちゃんと千絵ちゃんと蘭先生可愛かったな。あと、豪千絵でした!
零唯より全然多かったのでびっくり!次回公演があったらぜひ零唯もお願い
したい…こっちも公式だから…。

原作グッズも豊富な物販とても賑わっていて、そうだよね奇面組のグッズは
アニメイトとかにないし、原作ファンの人なら今ここで金落としたいよね!って
話をしたんですけど、それは俳優やアイドルオタの発想だと言われました…
え、ファンはみんなそうかと思ってたー!

5/20M「ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~

【原作】「NARUTO-ナルト-」岸本斉史(集英社 ジャンプ コミックス刊)
【脚本・演出】児玉明子 【音楽】和田俊輔

【出演】
松岡広大(うずまきナルト役) 佐藤流司(うちはサスケ役) 伊藤優衣(春野サクラ役)
君沢ユウキ(はたけカカシ役) 藤田 玲(ヤマト役) 北村 諒(サイ役)
岡田亮輔(薬師カブト役) 大湖せしる(綱手役)  萩尾圭志(鬼灯水月役)
七木奏音(香燐役) 山口智也(重吾役) 林野健志(干柿鬼鮫役)
辻 諒(デイダラ役) 片山浩憲(トビ役)
白崎誠也 寒川祥吾 宮川 連 野間理孔 松林篤美 知念紗耶
悠未ひろ(大蛇丸役)
良知真次(うちはイタチ役)

演奏:土屋玲子(二胡) 加古臨王(和太鼓)

友人に取ってもらった席が3列目センターという!超いい席だった~ありがてえ!
前日に開幕したばかりにNARUTOを観てきました。NARUTOは初演は観たんだけど
再演は観てなくて、それ以来かな。
歌上手い人揃えてきただけあって突然のナルミュ(ミュージカル化)だったけど、
上手いと分かっていた良知さん岡田さん大湖さん悠未さんだけでなく、流司くんとか
も想像以上だったから、こりゃこの後流司くんミュージカルのお仕事ばんばん来ます
ね…ただでさえ売れっ子なのにと思わざるをえなかった!
ただ、なんというか歌の量は多いんだけど「ここで歌うか」って部分に曲を持ってくる
部分も結構あって、任務の説明シーンとかね。歌うよりセリフにした方が時間短縮に
なって、物語を描く部分にもっと時間が割けたんじゃないかなとも思った。
前作同様、原作数冊分を一気にまとめたダイジェスト仕様になっていて、原作未読
だと色々説明足りない!ご存知のテイで話が進む!ってなりましたし、児玉演出は
やはりショー要素強いって思いましたけど、なんというかこのイタチのエピソードは
物語としてのドラマティックな部分が強すぎて、それらを凌駕するものがありますね。

物語は1幕はカカシ班にヤマトとサイが加入して、サイが本当の仲間になるあたり
まで。2幕はナルトというよりうちは兄弟主役のていう舞台かなって感じ。
なんか裏切るのかなって勝手に思ってたヤマトはいい人だったし、サイも感情を
自覚できない素直クール系で、もっとめんどくさそうなサスケ相手にしてただけに
ちょろかった感ある!でも綺麗な顔で綺麗なおへそ出してるきたむーが、ちんこ
とか言ったり、「君は僕の死んだ兄に少し似ている…」みたいな心温まるシーンで
「それに、ちん…いやこれはいいか」って言うの面白くて!
2幕はほんとサスケVSイタチで。今日ほんといい席だったから、サスケとイタチの
最後の表情もよく見られて泣いてしまった~。おでここつんシーンはセリフは聞こえ
なくて、戦いの後にトビにイタチの真実を聞いた後、呆然としているサスケにイタチ
が優しい笑顔であの「許せサスケ。これで最後だ」と。いや泣くよあの表情!

カテコではイタチお兄ちゃんも楽しそうに笑っててほっこりしましたけどね!

5/13M「ダニーと紺碧の海」初日

【作】ジョン・パトリック・シャンリィ【翻訳】鈴木小百合【演出】藤田俊太郎
【出演】松岡昌宏 土井ケイト

松岡くんも40歳かあー!でも全然変わらない。私が直近で観た松岡くんの
舞台って2006年の「JAILBREAKERS〜ジェイルブレイカーズ〜」なんだよね。
その後の2,3本は見られてないから、生で彼を観るのはほんと久々。
ジェイルブレイカーズはコメディタッチだったけど、「TURE WEST」を回数見た
せいもあるけど、松岡くんって今回のような粗野で純粋な男の役の印象強いな。
翻訳ものに多いタイプの。本人も得意分野だと認識してるんだろうね。
だけど松岡くんの演じるこういった暴力的で野性的な男って、同時に子どもの
ように弱々しくて繊細な心を内包していて、終盤に向けてそのコアとなる部分が
剥き出しになっていく演技がやっぱり素晴らしい。

休憩なし1時間40分の二人芝居。ニューヨークのバーで出会った男女二人の
会話劇です。暴力性と感情をぶつけ合って、お互いにボロボロの傷だらけの
心を見せあいながら、認め、許し合っていくお話。
演じてる方もだけど、見てるこちらもエネルギーを消費する。生きづらい世界で
喘ぐように呼吸していた二人がお互いを求めあっていく、二人の感情の流れに
見入ってしまいました。
蝋燭、月がぽっかり見える窓の話、海の水面の揺らぎが舞台上の鏡から反射
してダニーに映るの。照明もとても綺麗でした。

4/29S「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“勝者と敗者"」

[原案・原作]古舘春一 [演出]ウォーリー木下 [劇作・脚本]中屋敷法仁 / ウォーリー木下
■烏野高校
日向翔陽:須賀健太 影山飛雄:木村達成 月島蛍:小坂涼太郎
山口忠:三浦海里 田中龍之介:塩田康平 西谷夕:橋本祥平
縁下力:川原一馬 澤村大地:秋沢健太朗 菅原孝支:猪野広樹
東峰旭:冨森ジャスティン

■青葉城西高校
及川徹:遊馬晃祐 岩泉一:小波津亜廉 金田一勇太郎:坂本康太
国見英:有澤樟太郎 矢巾秀:山際海斗 渡親治:齋藤健心
花巻貴大:金井成大 松川一静:白柏寿大

■音駒高校
孤爪研磨:永田崇人 黒尾鉄朗:近藤頌利

■烏野高校 OB
嶋田誠 山口賢人

■烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄:内田 滋 烏養繋心:林 剛史

あのキャラが3次元に…!っていう補正のかかった初演よりもかなり良い舞台に
進化したなあと思います。(前回公演は観てません)
一部で演出の仕方について不評な部分もあったようですが、私は気にならなかったな。
とにかく音楽と照明、それに試合の描写の手数が増え、また安定もしたと思う。
テニミュみたいに試合、というかスポーツの描写で一つのメインとなる表現形式が決まると、
観てるこっちも理解しやすいんだよね。その基本パターンに加えて他のやり方での試合
描写の種類が増えると際立たせたいシーンが生きるんだと思う。
それに、話を完全に試合のみに絞っているのも良かった。3セットを3幕で。初演時は
日向影山の入学からエース復活まで物語を進めるなかで、1年生の3対3、青葉城西との
練習試合、町内会と3つの試合をこなさなくちゃいけなかったので、1つ1つの試合時間が
短くて、バレーの試合を描写し続けるのって難しいのかなって思ったんです。
でも今回、ほんと試合シーンだけで約3時間ほぼ全て。演出の仕方も様々で、光るボール
や白い布への投影、個人的には3幕でワイヤーを使って日向や影山の跳躍を表現してる
の、なるほどここでワイヤー使えるか!って改めて気付かされた感じ。
今までもあった他メンバーが抱え上げるやり方は、跳躍時に時間が止まってセリフや他の
動きがある場合にいいんだけど、ワイヤーはその時間停止は無い分、影山と日向が交互
に飛んで動いてっていうスピード感ある流れの演出にぴったりだった。
音楽と照明、特にコート上を光るラインが奔るのかっこよかったし、毎回かっこいいOPは
特にその演出が際立ってたな。

物語的には今回は影山、及川、菅原という3人のセッターの戦いであり、才能とセンスの
戦い。スガさんと影山の先輩後輩かつ同じポジションを争う関係大好きだし、及川さんが
「爽やか君は、飛雄に何を教えた!?」ってキレるところ、「ふふ…彼こそが烏野のもう一人
のセッター、菅原さんですよ…」ってニヤニヤしてしまいました。
途中交代でスガさんがチームに入ってからの烏野メンバーやりとりや、最後に3年生トリオ
で1点決めるところなど、大好きなシーンも多くてね。
個人的に影山→及川の解釈は私はちょっと舞台と違うのですが(中学時代の影山って、
及川さんのこと今の自分にはないスキルを吸収できる身近な存在って思ってて舞台版ほど
崇めてる印象はないし、ナンだったら殴られそうになったことも3日後くらいにはケロっと
忘れてそうだと思ってはいる)、この3人にスポットが当たった

アニメでも泣いたけど、試合後のご飯シーン!テニミュだと主役校の負け試合見られない
から、彼らが泣きながら客席の我らに向けて「ありがとうございました!」って頭下げるのを
見ると、…私もご飯おごってあげたくなる。武田先生もいいことおっしゃる!

まだまだ観たい原作のシーンたくさんあるので、このまま続けて欲しいなあ。

4/19S「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」

【原作】 チャールズ・M・シュルツ著 コミック『ピーナッツ』
【 脚本・音楽・詞】 クラーク・ゲスナー  【追加脚本】 マイケル・メイヤー
【追加音楽・詞】 アンドリュー・リッパ 【訳詞・演出】 小林 香

平日ですが急遽時間がぽっかり空いたので、観に行ってきましたシアタークリエ!
私にとってはコミック作品としてより、スヌーピーというビーグル犬のキャラクターの
イメージが強いのですが、なんと既にこの作品ブロードウェイでミュージカル化して
から今年で50周年になるのだとか。知らなかった~ちょっと意外かも!

舞台は原作コミックのように、短いエピソードを繋げて行くオムニバス構成。
ポップなキャラクター達の姿や洋服、書き割りのセットもとても可愛らしくて、そんな
中にあってお話は原作のあのシュール感がきちんと再現されていました。
何度も笑っってしまったよ。わっはっは!っていうよりクスッていう感じのね。
何なんだろうね~あの独特の空気感。好きな相手が気になったりテストの評価が
悪くて文句を言う子どもやご飯が待ち遠しかったりする犬らしい行動から一転、
まるでらしからぬ哲学的発言が飛び出すの。
そんな中でもチャーリー・ブラウンの優しさ、ルーシーとライナス姉弟のやりとりなど
の見せ場もあり、歌唱も素晴らしかった!
最後の天体観測からの「Happiness」の歌、良かったなぁ。「幸せは誰にもどこにで
もある。君が愛せば」っていい歌詞だよね。

古田くんのライナス、めっちゃ可愛かったぁ!所謂ライナスの毛布を常に持ち歩く
甘えん坊で、お姉ちゃんに苛められて逃げ回ったりもしてるんだけど動きも幼いの。
ベテランキャストに囲まれて歌も頑張ってたよ。そして古田くんって髪の色明るいの
似合うよねえ。カテコで去り際におしゃぶりしてた親指をグッと立てて決め顔で捌けて
行ったときに「私たちの知ってる古田くんだw」ってなりました!
村井くんの優しいふんわりした存在感と柔らかな歌声、歌では高音を一手に担って
歌唱を支え物語では顔でもルーシーの力強さを表現してくれた高垣さん、おしゃま
できゅるきゅるしてた田野さん、最年長だけど子供らしく見えた東山さん、そして最初は
ミル姉さんでは?って思ってしまったスヌーピー役の中川さん。
個人的には中川さんの歌唱シーンがもっと聞きたかった気もするけど、すごくまとまり
のある舞台でした。

4/1S ドラえもん「のび太とアニマル惑星(プラネット)」

【原作】藤子・F・不二雄 【脚本・演出】鴻上尚史
【出演】
のび太 小越勇輝 しずかちゃん 樋口日奈(乃木坂46)
ジャイアン 皇希 スネ夫 陳内 将
ドラえもん(声の出演) 水田わさび
チッポ 佃井皆美
チッポのパパ 嶋村太一 のび太のママ 澤田育子

小野川 晶 杉浦一輝 森田ひかり 木村美月 梅津瑞樹
木村 悟 北村 海原田康正 皆川良美 伊藤まりこ 稲葉美優

のび太くんがおごたん!の次くらいに、この公演が初演ではないという
事実に驚いた本作品。1回やってたんだこれ…。

私は世代的にドラえもんと言えば大山のぶよさんが声を当ててらした頃の
視聴者なんですが、やはりドラえもんという作品、キャラクターの素晴らしさ
は、そんな分け方なんて全部取っ払ってくれると改めて感じました。
特に劇場版ののび太たちが一丸となって巨大な敵に向かっていく展開は
子ども頃から大好きで胸が熱くなりました。何より、藤子先生の作られる
お話は素直で、まっすぐで温かく、大人も子どもも楽しめますよね。
私は見てないけど、これは劇場版にもなったお話が原作かな?鴻上さんの
演出が藤子先生の世界観をとても大切にしてくれてることも伝わってきました。

まず、ドラえもんが歩いて出てくるだけで感動するんだわ!オープニングで
アンサンブル達を端に寄せてセンターをドラえもんが歩いて登場してきた
時のスター感といったら!さすがとしか言いようがなかったです!ちなみに
ドラえもんは上質の着ぐるみです。いやほんとこれ、すごく良く出来てたよ!
安っぽくないし、ウインクとかもできるし、よく動くし。ただ、のび太がチッポの
家に呼ばれて一緒にテーブルについてるとき、ドラえもんも呼ばれている
はずなのにサイズの問題でお部屋のセットの中に入れなくて、家の外に
立たされてるのは切なくて泣けた…。
しずかちゃんは凄く優しい声で、原作の、女の子も憧れる女の子らしい
女の子って感じがぴったりだった。
スネオはもう色々美味しかったw思った以上にスネオだった!ジャイアン
とのやりとりがもうまんまで、ジャイアンに怯えつつ上手いこと自己主張も
する陣内くんのスネオは、一番笑いを取ってたかも。
ジャイアンについては、所謂パブリックイメージな我がままで自己中心的な
部分と、意外と繊細で慎重な部分と、仲間のために立ちあがる映画版と
してのジャイアンと、
佃井さんのチッポの少年らしさ(声を含めて)も良かった。つい佃井さん
見ると殺陣が見たくなっちゃうけどね(笑)。


あと衣装なんだけど、のび太くんとか靴下と靴がブーツみたいに一つの
靴として繋がってるのね。これ原作絵のすとんとした凹凸の無い足の
感じが良く出てました。実際の人間はもっと頭身があって手足もすらっと
してるからね。しずかちゃんの「藤子漫画に出てくる台形スカート」の
広がり方やシルエットも秀逸。
何と言ってもスネオの前髪!客席降りがあったのでマジマジと見てしまい
ました。やむなし。

3/20M「さよならソルシエ」

【原作】穂積「さよならソルシエ」(小学館)
【脚本・演出】西田大輔 【音楽】かみむら周平 【振付】エムジェイ
【出演】
テオドルス・ファン・ゴッホ役:良知真次 
フィンセント・ファン・ゴッホ 役:平野良(W主演)
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック役:反橋宗一郎
エミール・ベルナール役:輝馬 ポール・ゴーギャン役:Kimeru
ポール・シニャック役:上田堪大 ムッシュ・ボドリアール役:窪寺昭
ジャン・ジェローム役:泉見洋平

MY楽です、というより前楽です。
ああ~終わってしまったソルシエ~!4日間で3公演見たのは私にしては
多い方なんだけど、これ続編無いし再再演したとしても次はたぶんキャスト
変わりそうだからさぁ。私ソルシエ、お話も世界観も演出も音楽も演奏も
好きだけど、何が好きって良知くんのテオというかテオやってる良知くんが
めっちゃドストライク
だったもんで(良知くん見たくて初演の後にブラックメリー
ポピンズのチケット取ったくらい)、このキャストでもっと見たかった…もっと
1週間くらいやってほしかった…。

初演の時も感じたんだけど、良知くんのテオは原作イメージよりも熱くて、クール
ぶってるけどめっちゃわかりやすい人だった。
対ジェロームや若手画家との初対面時は低く硬い高圧的な声、2幕で若手画家と
打ち解けてきた頃には友人に対するような親しみのある笑顔を見せつつ気安い
冗談や揄うような話し方、兄に対してはただひたすらに優しく甘い表情。
え、差つけすぎじゃない(笑)?
そして一番印象的なのは兄に対して感情を剥き出しにした時の、怒りの眩しさ、
鮮烈さ。激しすぎてまじ炎の画商だよテオは…。
そして100万回くらい言われてると思うけど、手の動きの美しさね!帽子の着脱、
会話の途中で人差し指をピッと立てたり、大仰に両手を広げて見せたり。どこか
芝居じみてる仕草はテオの計算なんだと思うけど、見てる方はその動きに目を
引かれ目線を導かれていつの間にか引き込まれてしまう。戯曲家の言う「他人
を自分のペースに引き込む、まるで魔法使い」ってセリフそのものだよ。
それにあの原作表紙そのもののすました表情もね。もうとにかくビジュアルで
既に9割は勝ってる。それが良知テオ。
再演では平野フィンとの歌のハーモニーもぐっと良くなって、「兄弟」って関係性
について、芝居や歌詞だけじゃなく兄弟である二人の存在感が感じられたなあ。
個人的に凄く好きなの、教会シーンでフィンが覚醒して「その宿命受けて立とう」
って言われた時、望んでた言葉で嬉しさと覚醒フィンの勢いに動揺して戸惑いが
ごっちゃうになって口元がもごもごしてるのすっごく可愛い…。
平野フィンもテオに対して初演時より距離が近くなってて、テオがボコボコに殴ら
れて帰ってきたシーン、初演はフィンは心配そうに近くで見ているだけだけど、
再演だとテオの肩の汚れを手で払ってあげるんだよね。弟さん敵が多いタイプ
だから心配よね。
それに、「手紙」の「(神様からのギフトは)君なんじゃないかな」ってセリフの
言い方も確信を持った言い方になってた。
テオも戯曲家が語るねつ造されたフィンセント像に戸惑いと動揺を隠せなかった
(実際よろめいていた)初演と比べて、「毒みたいな飲み物」と言っていたアプサント
飲み干しグラスをテーブルに叩きつけることで動揺を無理やり抑え込むみたいな
演技に変わってた。深い。

反橋アンリの「そんな酷い人生を歩んだ男の描いた絵を、見てみたい、だよ」の
セリフ、再演で聞いて初めて涙が出た部分。だってそれって哀しみも辛さも
飲み干したテオの、望みそのものだもんね。
輝馬エミールが無邪気で素直な青年って感じで、そこも初演エミールとは違う
役作りで面白かった。アンリをライバル視してるんだなってのも改めて実感。

カテコでは1回目はお兄ちゃんに続いて弟もムーンウォークで退場(フィンは全然
できてなくてテオは完璧)、2回目は弟がバッと両手を広げたらお兄ちゃんが背中
向けて、弟をおぶって捌けてきました。テオ、ばいばーいって手を振ってて可愛
かった
再演だからこそ気づけたことたくさんあるし、解釈のし甲斐のあるお話だと思う。

3/18MS「さよならソルシエ」

【原作】穂積「さよならソルシエ」(小学館)
【脚本・演出】西田大輔 【音楽】かみむら周平 【振付】エムジェイ
【出演】
テオドルス・ファン・ゴッホ役:良知真次 
フィンセント・ファン・ゴッホ 役:平野良(W主演)
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック役:反橋宗一郎
エミール・ベルナール役:輝馬 ポール・ゴーギャン役:Kimeru
ポール・シニャック役:上田堪大 ムッシュ・ボドリアール役:窪寺昭

ジャン・ジェローム役:泉見洋平

ちょうど1年前の初演を見て凄く感動した「さよならソルシエ」がこんなに早く
再演だなんて!前回は日程の都合でチケットをもう増やせなくて、結局1回
しか見られなかったんだよね。今回は張り切ってチケット取りましたよ!
再演に当たり主要キャストは継続、若手画家キャストが数名変更有り。
そして生演奏の素敵なピアノ(スタンウェイ)を今回も聞くことができます。


ゴッホ兄弟の愛と確執の物語を歌と繊細なピアノで描く上質の舞台。
昼公演は後方席だったから照明の美しさも堪能できました。

相変わらず良知くんのテオは顔と全ての所作が美しくて目が離せなかった
です。初演は通路演出無かったと思うんだけど、夜の通路席で間近で見て
しまって、魂抜けたね!ほんと美!テオとしても初演時より若手画家たちに
対して柔らかくなってたし、お兄ちゃんには甘さが増してた!そんな完璧人間に
見えるテオがただ一ヶ所だけあまり綺麗じゃないの、テオからの手紙読んだ
後に泣き笑いで立つシーンで、あそこはほんと取り繕うことのない心の柔ら
かい所を剥き出しにしたテオなんだろうなあ。直前の膝を抱えて泣くシーン
と言い、まるで子どもの頃に戻ったような姿だった。
兄の才能に焦がれ嫉妬し、兄の絵を世に送り出す宿命を心から受け入れる
までの葛藤から苛立ちから何から、良知くん熱演でした。
考えろのシーン、教会でのシーン、元々原作のテオより熱いテオなんだけど、
良知くんのテオの怒りのシーンは鮮烈な眩しさを感じるよ。

そして今回改めて気付いたのは、テオってただ兄の才能にだけ惚れこんで
るんじゃないってこと。今さらだけど!だって兄の絵画の才能が発覚する前
から、兄のために自ら背中に大きな傷をつけるくらいには、お兄ちゃんが
大好きなんだもんね。原作思い返してふと気付いたとこ。
この辺は原作がそうだからなんだけど、なんでそんなにも兄が好きになった
のかも知りたかったな。まぁそもそも背中の傷エピソードも舞台では言葉で
しか出てこないから、あまり掘り下げられはしないんだけどね。

平野フィンも一層ふわふわ感が増して、歌が更に上手くなってた!なので教会で
の覚醒シーンが際立ってましたね。あと、手紙読むシーンの母性(言った)。
kimeruさん以外変更した若手画家キャストは、バグバスターズで見た反橋くんの
気難しそうな喧嘩早いアンリ、少年のように元気な輝馬さんのエミール、可愛い
ポールと、爽やかさな面々でした。
このお話は兄弟の愛憎劇であるだけでなく、保守的な芸術界隈に風穴を開け
ようとする若者たちの物語でもあるもんね。

実は「さよならソルシエ」初演からずっと自分の中で上手く解釈落とせなかった
部分が、テオの歌う「ひまわり」の「僕の絵さ」って歌詞なんだけど、これってあの
ゴッホの代表作とも言える「ひまわり」が、「僕が描いた絵」って言ってるのか、
「僕の物である絵」って言ってるかわからなくて。
今日昼と夜公演をそれぞれ一緒に見た友人にも「どう思った?」って聞いてみた
けど、答え出なかった…。でも帰ってからネットでちょっと検索したら、テオの命を
絵具にして描いた(テオが創り上げた)『炎の画家ゴッホのひまわり』は、ある意味
「テオの絵だ」っていう解釈を見て、そういう見方もあるかと!なるほどねぇ・
この部分について友人とパンフ見ながら考察してた時の思考が、完全に国語の
読解文解くときのやつでした(笑)。「ここで言う本当のひまわりは、本当のフィンの
比喩じゃん?」「で、ギフトのメロディーを踏襲してるわけだから…」って(笑)。

あともう一つ!教会シーンで兄弟の愛憎劇を見せられて死んだ目になってる
ジェローム様ですが、あの「欲望」って歌の意味。ジェローム様は何をあんなに
苦しんでらっしゃるのかが、よく伝わってこなくて。
原作ではゴッホ兄弟とアンリ以外はほぼモブみたいな扱いだから描きこまれて
いないんだけど、まぁラスボスだもんね一応。そこを、もっと聞きたい!教えて
ジェローム様!
原作との違いと言えば、ゴーギャンは名前しか出てこなくて、アルルの滞在記録の
ある彼にテオが話をつけにいんだけど、よくこれ引き受けたよねゴーギャン!
舞台では最初からずっと情に熱そうなゴーギャンがフィンのそばに居るから、耳切
事件の相手役を引き受けたのにも納得いくけど、普通面識ない相手について、
同居した上に別れ際に耳切ったとかいう設定絶対お断りだよ!大枚積まれたの
だろうか…。

カテコでは最後にゴッホ兄弟二人だけになるとき、昼は良知テオが平野フィンに
抱きついたら平野フィンが良知テオの尻を揉んでました。そして夜は、良知テオの
打ち合わせ無しのアドリブが平野フィンを襲う!って感じで、どうも平野くんにテオ
の背中向けて両手広げた所に紙ビラが降ってくるのを再現して欲しかったらしくて
自分の帽子を平野くんに被せたんだけど、なかなか意図が伝わらずわたわたして
ました(笑)。

夜公演の終演後に劇中曲「モンマルトルの丘」(フルバージョン。劇中では出てこない
部分も歌ってくれた)を若手画家4人と観客で一緒に歌うというイベントがありました。
途中で良知テオと平野フィンも通路から出てきて一緒に歌ってくれて嬉しかった!
テンション上がった!
私、ほんとソルシエ何が好きってたぶん良知くんのテオが好きなんだよ~。

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